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文化について考えるときの我々の習性

 我々の社会に限らず、他の社会にも文化は様々な形で存在し、その恩恵を我々は享受している。文化とは少なからず我々と結びついているものである。しかし、ここで自分の頭の中で一つの疑問が浮かんだ。文化は社会と結びついているものだが、社会について完全に理解している者は殊の外少ない。なら何故、我々の中で社会についてあまり知らない者は文化について考えるとき社会についてあまり知らないのに社会に依拠して考えてしまうのだろうと考えた。
 個人的な考えを出すと、我々は文化の概念について詳しくは知らずとも、文化が国家もとい社会に根付いて存在していることは最低限理解しているからである。だからこそ、文化と社会を結びつける下地はできているのである。そういった当たり前について深く考察し、人々の間で無意識に蔓延している文化に対して意見できるようになることが賢くなることだと個人的に思う。さらに、外国の文化、時代、土地柄などの世界観を通じて自分たちの文化を深く考えることもそれらの一種だと自分は考える。


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