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THINKING OF KIKAI③〜喜界島について考え、話そう〜 

人口減少を目の前にして始めたTHINKING OF KIKAI。
7月に3回目を開催しました。
1回目、2回目の様子はこちら↓

3回目は「自分たちですぐできることはないか?」
こうやって問題を目の前にしていると「一体これを解決の方向に向かうまでにはどれだけの時間がかかるんだろうか?」と思ってしまうことばかり。
議員さんと話したり、役場に伝えたり、それでは遅いこともあるのではないかと思った時に「じゃあ自分たち(民間)で考えて動けることはないのだろうか?」と考えました。その方が早いこともあるはずと・・・。

それを導き出すためにまずはグループワーク。
2つのグループに分かれて、1回目の開催時に出した課題や初めて参加の方は今思う島の課題を出してもらいました。
その課題を
①自分たち(民間)でできることがありそう!
②自分たちでは難しい。
この2つに分けてもらいました。

意外と多かったのが、できそうと難しいとの間に分類されたもの。
完全に難しいものばかりではなく、工夫すればできるものがあるかも!?と思いました。
各チームから出た意見は以下のものでした。
Aチームはゴミの問題。
Bチームは危機感の問題。
どちらも毎回話に出る問題です。

後半は導き出された問題をチェンジしてできることを考えてみました。
これは難しく考えず、ちょっとしたアイディア、ちょっとふざけたノリのようなものが楽しいアイディアを生むのかなと思ったり・・・。
楽しいものでないと継続もできませんしね。

出たアイディアはこんな感じでした。
「ゴミ問題」
最終目標は「1日1個のゴミ拾い」
・ゴミ拾いをSNSにアップしていく。
・THINKING OF KIKAIの前か後にゴミ拾いもセットで行い、大人が本気のゴミ拾いをしてみよう!
・島の人はよくBBQをするので、その時にクリーンアップをセットにする流れを作っていこう!

これなら出来そうな気がしませんか?
島民が1日1個ゴミを拾ったら、1日6000個ぐらいになるね。という言葉が最高だなと思いました。
まさにできることからの1つ。これなら出来そうだねとなりました。

「危機感の問題」
最終目標は1人でも多くの人が危機感共有をすること。
・危機感と言っても伝わらないので、島民に伝わりやすく、身近なものに感じてもらえるようにする。
・生活に直結しているトピックスを1つずつ伝える。例えば「このまま人口がへると、飛行機がさらに減便。船も減便」など。
・喜界島と同じぐらいの規模の島の状況を調べて、具体的にどうなると変わっていってしまうのかの調査をする。
・SNSにそれをアップしていく。
・町の広報誌に枠をもらい(買い)危機感を伝えるための情報を掲載する。

調べて、それに基づいて知らせるのはとてもいいなと思いました。
ただただ、「このままだと高校がなくなっちゃうよ。」ではなく、
「あの島は生徒数がこれぐらいになったからなくなったんだって。」の方が説得力がありましからね。広報に枠をもらう話はとても盛り上がり、タイトルまで考えました。(そして翌日には実際に役場に行って広報に載せてもらえないかと話に行きました。)

これならできそう!!が1から10になったら、10から100になったら、とても大きなものに変わると思います。その動きがここから生まれるようにまずはゴミを1日1個からやってみようと盛り上がって今回の会は終了しました。
さっそくゴミ拾いの活動をやってみての感想はまた改めて。
まだまだ活動は続きます。







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