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広汎性発達障害の看護師

私は発達障害のうち、ADHDとASDの特性両方を持って生きている看護師2年生の37歳です。

ASDは2年前(2022年9月)に、ADHDは今年(2024年2月)に診断されました。

ちょっと昔話をします。
そもそも精神科受診デビューは2020年8月2日。この時の診断はうつ病
当時、看護専門学校の3年生だった私は、実習中の悩みから教室で叫びながら少し暴れました。
様子を見ていた教員曰く
「机を両腕で何度も叩きながら、大声で泣いていた。ちょうど、子どもが癇癪をおこした時の様子に、よく似ていた。」
ということでした。

悩みはごく単純で、A4レポート用紙 複数枚に、
アセスメントが書けない・書き方がわからない・何を書けば良いのかわからず真っ白だったから、です。
単純だけど、私にとっては大問題でした。

そもそも、看護師を目指した時にすでに三十路。
最終学歴が工業高校卒のままでは、ろくに仕事が無かった。
正社員なんて夢のまた夢。
諸々のきっかけが重なって、三十路になってから、祖父の遺言に従い看護学校に入るための勉強を始めることができた。
この時の勉強も、脅迫的なまでののめり込み、あるいは体調を顧みない過集中による一点突破だった。

今にして思えば、発達障害を疑うヒントは幾つもあったと思います。

⚫︎癇癪を起こす(大人になってからは上記の1回きりです)
⚫︎脅迫的なまでのルーチン(私の場合は勉強)→異質なこだわりの強さ頑固
⚫︎体調を顧みない過集中
⚫︎もともと白黒思考になりやすい→テストは解答があるから苦手では無かったが、学習したことをまとめて要約するのは苦手だった
⚫︎子供の時から睡眠をとるのが下手(眠り過ぎたり不足する)→睡眠障害

これらの困り事は、ほんの一例です。
一人一人に困り事があるので、参考程度にしてください。
重視するところは、生活に支障があるか?だと思います。
困りごとや苦手意識が、登校拒否やクビなどの形で生活を脅かしているなら、障害になってくる可能性が高いと思います。

医師に説明する時も、自分の身に起こった具体例を、1人あたりの診察時間(現在は5〜10分)以内に伝えられるように、準備しておく必要があります。
準備とは、私の場合は、A4ルーズリーフに大きめの文字で、書き起こしておく事です。
小さなメモは失くすのでだめでした。
次の診察までの間に、日々、困りごとを書き起こしていき、余裕があれば少し添削して、診察の時に医師へ渡します。

やるのとやらないのとでは、伝わり方がいくらか違うように感じています。

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