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ハワイの三日月はお椀型(水平型)

数日前、早朝4時に目が覚めてしまった。ふと外を見ると水平線のすぐ上に不思議な形の光が浮かんでいた。どうも月らしいのだが異様に横に長い。
 
寝ぼけた頭で事態を理解しようとし、主人公が月が二つある世界に迷い込んだ村上春樹の1Q84を思い出す。一瞬、「1Q84年?」と思うがすぐに理性が目覚めて、乱視のせいで月が二重に見えているらしいと判断した。
 
それにしても不思議な形だ。小さくて恐縮だが、こんな風に見えた。

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それで眼鏡をかけて見直すと、二つに分かれているものが一つになって月の形がはっきり見えた。なんと見慣れている三日月が斜めに傾いて左側が空いているこんな形ではなく🌙、少し傾いているものの上の方が空いているお椀のような形なのだ!ちょうどイラストを横から見た感じだ。

一番左側のような月が見えた


翌日、早速ググってみると三日月の見え方は、観察者が地球の緯度上のどこにいるかで変わってくるそうだ。それは月を見上げるときの角度が変わってしまうからだ。そのため北半球にいると左上が空いている三日月が見え、赤道に近づくにつれ上部が空いた水平型となり、南半球からだと右上が空いた三日月となる。
 
新居に越したのは最近でもハワイには今まで通算すれば結構な時間を過ごしている。南の国に長期滞在したこともあるのに今まで気が付かなかった自分にびっくりする。皆さんはご存知の常識なのかもしれないが、アラカンにもなってこんなことを学べて嬉しい。

そして自分が地球上のどこにいて月や太陽とどういう関係にあるかと考えると、少し高いところから自分を見ることができて日々の悩みも小さく感じられる。ハワイ島にはこれからもいろいろ教えてもらうことがありそうだ。


後日、三日月の写真が撮れた。この時見たものよりも細いが「水平」感は伝わると思う。


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