必ず光るから 【木曜朝のプレイリスト】
あなたは
あなたの声で
あなたにしか歌えない歌を歌えばいい。
今日一番に伝えたいのは、そのことだ。
なぜなら、これを見てしまったから。
アイルランドの女性アーティスト32人による
コラボレーション。
Irish Women In Harmony 『Dreams』。
あなたの個性は世界に一つだけのもの
歌い手たちを見て、気づいただろうか。
顔の向き、首の傾け方、口の開き方、マイクとの距離、表情、体の動き、声の質、音の伸ばし方、表現、一人として同じではない。
同じメロディを歌ってもだ。
宅録+編集によるこうした動画の流行で、同じ歌を歌う何人もの顔が同時に、そしてできる限り平等に映し出される映像が増えた。
おかげで、歌い手それぞれの個性を、もっと直感的に、もっとバイアスなしで、受け取れるようになってきた気がする。
誰が何と言おうと
人には自分だけの「光るもの」がある
自分の表現は
いつだって唯一無二のもの
古今東西、数多の歌で、使い古された言葉。
今までは 個性を光らせることが
実際に許されるとは限らなかった。
でも、やっぱり光は消せない。
そして思う。
その輝きはどれも美しい
比べることなんてできない
noteを書いている皆さんなら
きっと私の言う意味がわかると思う。
やっぱり
「みんなちがって、みんないい」
もう、そういう時代になっていいはずなのだ。
個性と個性の掛け算で生まれる力
外出禁止令の間、アイルランドでは家庭内暴力が20%も増加した。家庭という監獄に閉じ込められ、暴力に晒されるアイルランドの女性と子供を守るための、これはチャリティ動画だ。
ここで女性たちが歌っているのは、アイルランドのロックバンドThe Cranberriesの『Dreams』。1992年に日本でもヒットした。
今度は、オリジナルの方を聴いてみてほしい。
オリジナルだから、もちろんいいに決まっている。私の好きな曲の一つだ。ボーカルのDolores O'Riordanは、数年前に事故で亡くなってしまったけれど、彼女の表現は30年近くたってなお、心に染みわたる。
でも。なぜだろう。
そんな私でも、32人バージョンの方に、もっと強く心を揺さぶられてしまった。
訴えかけてくるものの大きさ。強さ。あたたかさ。
一人一人の個性が掛け算されたからこその圧倒的な力が、コラボレーション動画にはあると思う。
つまり、こういうことだ。
自分を光らせ
同じように自分を光らせる別の誰かと
手を取り合った時
そのパワーは無限大になる
*
というわけで、今日は声を大にして、皆さんに伝えたい。そんな勇気ないよという人にも、もうずっと頑張ってるよという人にも。
あなたは
あなただけの道を
あなたにしかできないやり方で進めばいい
どんな声もどんな歌も
例外なく美しい。
もちろんあなたの声も、あなたの歌も。
あとは
それを信じて行動するかどうか。
誰もが自分の声で
歌いたい歌を歌い
その上で手を取り合う時代が
もう来ていると思う。
今日も
今日こそ
自分の声で自分の言葉を
伝えることができますように。
🌱
ご質問やお問い合わせは
コメント欄またはこちらからどうぞ。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。いただいたサポートは、難民の妊産婦さんと子供達、そしてLGBTTQQIP2SAAの方々への音楽療法による支援に使わせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。