彼に聞いてもらえたという実感が必要な人
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日々のカウンセリングを通して感じるのが、「彼に聞いてもらえた」という実感が必要な人がいるということだ。
この実感がないと愛情関係や信頼関係を作るのが難しくなってしまう。
自分を伝えたり知ってもらうことに疑いや怖さが生まれるからだ。
こういう人は心に傷を持っている人という言い方も出来るだろう。
今まで生きてきた過程の中で、自分を強く否定されたり、受け入れてもらったりしなかった人は、その記憶が強く残ってしまう。
特に親との関係性や、元恋人、元配偶者との関係でこの記憶が強く刷り込まれることが多い。
親に強く否定され続けたりだとか、元彼に暴力を奮われた経験のある人などは、その影響が出やすいだろう。
頭ではそんな人ばかりではないはずとわかっていても、常に他人に対する疑いのようなものが残ってしまうのだ。
誰かとコミュニケーションをとっていると、それが頭をよぎる瞬間も多いに違いない。
「こんな私のことを受け入れてくれる人なんているはずがない」と。
良い出会いに恵まれて、全面的に自分を受け入れてくれる心が健全な彼が見つかったとしても、「彼を信じたい」と同時に「彼を信じるのが怖い」という気持ちが同居する。
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