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読書感想日記

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本を読んだ感想を書いてます。何かご参考になれば幸いです。
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会って、話すこと。

会って、話すこと。

〜自分のことはしゃべらない。相手のことも聞き出さない。人生が変わるシンプルな会話術〜

ほぼ全編、会話が繰り広げられている本である。ただ、会話したものをただただ並べているだけではなく、そこに、人間の本質が見事に透けて見える。そのうえ、ウィットに飛んだ会話で仲良いんだなって思う。

「意見をぶつけることが会話ではなく、関係ありそうななさそうなことを返すこと。」と筆者は言う。まさにそれを体現していて

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「二番目の悪者」を読んで

「二番目の悪者」を読んで

中学生の娘の誕生日に買った絵本の紹介。

「全国学校図書館協議会選定図書(小学校高学年・中学生向け)で大人向けとしても好評です。」らしい。

買って読んでみたところ、スゴイ深い。
このコロナ禍にタイムリーな内容で、何が正しいかとか、いろいろ考えさせられる内容となっている。

中学生には深すぎるか…いや多感だからこそ良いかなとも思った。

私が読んで思ったことは、

責任ある立場より、責任ない人とい

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「公務員という仕事」を読んで

「公務員という仕事」を読んで

著者は村木厚子さん

そう、何か見たことある名前ですよね?


大阪地検特捜部の検事による郵便不正事件の証拠改ざんが発覚した事件で冤罪に巻き込まれた元厚生労働次官です。


冤罪の話が興味深いのももちろんですが、37歳にして転職して教育公務員になった私には、大先輩公務員の深く突き刺さる言葉のオンパレードでした。


率直に、こんなに使命感もって、いろんなことに向き合う公務員て存在するんだ、と思いま

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「もしあと1年で人生が終わるとしたら?」を読んで

「もしあと1年で人生が終わるとしたら?」を読んで

もしあと1年で人生が終わるとしたら?

どうしようかなあ…。

とりあえず仕事を辞めて、ゆっくり過ごすかなあ。

本を読んだり、行きたい場所に旅行に行ったり、会いたい人に会ったり、勉強したりしたい。

そして、伝えたいことを伝えたい。

それこそnoteや本などに自分の生き方、考え方… 自伝のような文章を書いてまとめてみたい。

また、講演や講座等、オンラインでもオフラインでもいいので、誰かに自分

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『白洲次郎 占領を背負った男』を読んで

『白洲次郎 占領を背負った男』を読んで

最初にその名前を知ったのは、何だったのだろうと思いながら、Wikipediaを見てみたら、

1994年に放送された日本テレビ「たけし・さんま世紀末特別番組!! 世界超偉人伝説」で

「風の男・白洲次郎伝説」として生い立ちから晩年までを紹介したのを観たのが最初だった。
「かっこええ〜」と、さんまさんが絶賛していたのを覚えている。

その後、かなり時間を経て、
2012年NHKで「負けて、勝つ 〜戦

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