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分厚い文庫

見出し画像の向かって左にある、本の読書記録。

私は、それなりに本を読む人間である(たぶん)
小説〜マンガ〜実用書など、その時に気になったものをジャンル問わず読む。

NOTEでは、私がふだん、他人に話す際オブラートに包んでいる印象ふくめて、記録のために書こうと思う。

今回、記録するのはコチラ

文庫版「クスノキの番人」東野圭吾さん

説明不要と言っても過言ではないぐらい、超有名な作家さん。
名前を知らずとも、メディア化された人気シリーズがあるので、そちらのシリーズタイトルで認識している人が多いかもしれない。
(私もメディア化された作品で認識していました)

最近だと、
映画「マスカレード・ナイト」主演:木村拓哉さん
ドラマ&映画化されたシリーズでは
「新参者」シリーズ(主演:阿部寛さん)
「ガリレオ」シリーズ(主演:福山雅治さん)
など。あとはWikipediaやGoogle検索してみていただければと思います。

ほかにも、いろいろ有名作品があり、正直な話。
映画やドラマをみたことがあっても、
私は原作小説を読んだことがなかった。

今回、たまたま発売から間もないタイミングで
本屋さんに立ち寄ったことで購入にいたった。

●映像化された作品が好きだった
●シリーズの続刊ではないこと

という点も、後押しになった。

映像と小説は違う、と頭で理解しつつも
かなり期待値が上がっていた。

そして、読んだ結果は【ふつう】

当たり前だが、つまらなくなんかない。
私が勝手に抱いていた印象とズレていた、というのが近いかもしれない。

私の印象のズレと、ふつう=推せない理由

▶ミステリーではなく、現代ファンタジー

私はミステリー要素が強い物語を求めていた、と読んだあと気づいた。
ただし、ミステリーのように謎(伏線)が多くあり、
その回収には、さすが!うまい!と思った。

もしかしたら、印象のズレがなけれぱ、物語を楽しめていたのかもしれない。

▶主人公が好ましくない

読みながら主人公に、かなりモヤモヤする。
主人公の悩みや行動については、理解できる部分がある。
それでも、私にはかなりモヤモヤしてしまう要素が多くあった。

非現実的なキャラではなく、現実にいるだろうな、と思えるからこその、感情移入的な部分

また、この主人公について、好き嫌いが分かれると感じているため
気軽に、人にオススメできない。

ただ、登場人物たちの様々なエピソードには、いろいろ考えさせられる部分があるので
わかりやすいハッピー・エンドを求めておらず、
考えることが好きな方には良い
と思う。

ストーリーや登場人物に、わかりやすさや明快さを求めている人
読了にかなりの時間を要すことになる(なにせ分厚い)と思われるので、
読むかどうかは、よくよく考えた上で決めることを提案したい。

結論:私にはハマらなかった、が。

ハマらなかった読者(私)でも、最後まで読みきることはできたし。
いろいろ考えさせられたので、勉強になった。

強く推すことはできないが、ほかの人と感想を語り合いたいとは思う。

ちなみに、続刊が24年春に出るそうです。
刺さる人には刺さるので、気になる方はぜひに。


#読書記録 #小説 #本 #感想 #読書感想文


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