ちゃんちゃんこ坊や

こんにちは!楽しい個室列車の旅や随筆、いろんな思いを書きます!

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最近の記事

ー少年鑑別所と学校ー

私は過去に少年鑑別所法務教官として非行少年の処遇指導に関わったことがあります。少年鑑別所は、家裁に送られた非行少年の資質鑑別、処遇を主たる任としますが、その他学校や地域の少年非行問題について相談を受けたりもしています。 ですので、よく近隣の学校の先生(教頭先生や校長先生、担任の先生が多かったかな)が少年鑑別所を訪れたりすることもありました。 そこで、日頃学校で激しい悪さ、いじめをし、先生の言うことなど一向に聞かなかった少年が、、、教官の号令一つで規律ある行動をとり大きな声

    • ー国内旅行業務取扱管理者試験ー

      国内旅行業務取扱管理者試験は、1971年から始まった試験で、当方も平成初期に取得した資格ですが、令和の時代になっても方向性が変わらず、あいも変わらず暗記偏重な印象がぬぐえません。 旅行業を営むのに最低限必要な知識を問うのであれば、もっと実務に即した出題内容でよいのではないでしょうか。 多くの受験生を苦しめる運賃計算や、観光地理みたいに知ってるか知らないかみたいな重箱の隅をつつく暗記偏重の出題はやめにして、例えばですが、近年の社会問題やトレンドについて考えさせる問題なんかを

      • ーGo to トラベルと旅客交通ー

         新型コロナの影響で、落ち込んだ観光業などを支援する一環として始まった「Go To トラベル事業」・・・お得感満載ということもあって、これを使って、観光地を旅行されている方も多いのではないでしょうか。  旅行に切っても切れないのが、鉄道やバスなどの「旅客交通」の利用ですが、お得な値段でこれ1枚であちこち広範囲に行ける、使い勝手のよいフリー乗車券・パスとなると、なかなかいいものがありません。  一方、インバウンドを取り込むため、訪日外国人向けには実に様々なフリー乗車券・パス

        • ー暴走族の現状ー

           あまりメディアは少年犯罪の減少を取り上げませんが、令和元年度版犯罪白書によると、少年による犯罪件数は大きく減少しています。  私は、過去に、駅員を経て、少年鑑別所の法務教官の任に当たったことがありますが(貴重な経験でした!)その経験から以下述べたいと思います。  歴然としているのは暴走族の衰退です。昭和57年のピーク時3万人台を数えた少年人数は令和元年では3000人台です。それでもグループ数は134もあるということなので、小規模化は甚だしいと言えます。  暴走族はとい

        ー少年鑑別所と学校ー

          ーお客様は神様です?ー

          「お客様は神様です」というフレーズは、演歌歌手の三波春夫の言葉とされますが、JR分割民営化前の国鉄は、乗客に対するサービスが非常に悪く、それゆえ接客態度の改善を目的として、このフレーズが広まっていったのではないかと記憶しています。  国鉄の職員は、公共にかかわる事業に従事していて、純粋に公務員ではないけれども、一般企業の会社員でもない、中間みたいな存在でしたね。  昔は公務員も、国鉄の職員も、ほとんど接客態度なんて重視していなかったと思います。いわゆる「お役所仕事」という

          ーお客様は神様です?ー

          ー最近の新幹線整備についてー

           最近、新幹線の新規整備が急ピッチで進んでいます。今日は、そのことについて思ったことを書きます。 【1】 新幹線の歴史について  新幹線のルーツは戦前の「弾丸列車計画」にありました。弾丸列車計画は昭和15年(1940年)から用地買収が開始され、一部区間も着工されましたが昭和16年(1941年)に開戦した太平洋戦争の戦局が悪化していった結果、1943年(昭和18年)に建設が中断されてしまいました。  そして昭和20年(1945年)8月15日、日本は終戦を迎え、弾丸列車計画は

          ー最近の新幹線整備についてー

          鉄道 個室列車の旅(16寝台特急サンライズ出雲・瀬戸)

          オール2階建ての特急型寝台電車で東京~出雲市・高松間を結ぶ「サンライズ出雲・瀬戸」。 東京~岡山間は出雲号と瀬戸号が連結して14両編成で走り、岡山~出雲市間、岡山~高松間は7両編成ずつに分かれて運転されています。 最近、新幹線の各方面への普及や夜間高速バスとのし烈な競争により、寝台特急の運行廃止が相次いでいますが、今回ご紹介する「サンライズ出雲・瀬戸」は、バリバリ現役の人気寝台特急で、特に個室寝台のバリエーションの多さには目を見張るものがあります。 オール2階建て車両のこ

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          鉄道 個室列車の旅(16寝台特急サンライズ出雲・瀬戸)

          一駅員の思い出2-

          むかしむかし、私は関東地方で一時期、私鉄駅員をしていたことがありまして、鉄道旅行が好きになったのもその影響があるのですが、今日は、前回に続き、駅員時代の思い出をつづろうかと思います。 駅員になると、どこの私鉄もだいたいが通勤費がわりに自社線全線有効の「職務乗車証」(職パス)が支給されまして、そのお話です。 ところで当時は、私鉄職員みな兄弟、ではないですが、自社の職パスで、よその私鉄にも乗せてもらう、相互乗車という慣行がありました。戦前、関東地方の主要鉄道が大東急たる独占企

          一駅員の思い出2-

          鉄道 個室列車の旅(15 TOHOKU EMOTION(JR東日本))

           「新しい東北を発見・体験」することにこだわった列車で、キハ110系気動車3両を改造し、列車全体を「移動するレストラン」として、八戸駅 - 久慈駅間で運行されています。  ご乗車にはおとな1名をふくむ2名以上での事前の予約が必要で、旅行商品(パッケージツアー)として発売されます。  列車内は、ライブキッチンを中心とした全席レストラン空間。おすすめのコンパートメント個室車両が連結され、他にライブキッチンスペース車両、オープンダイニング車両の3両編成となっております。個室は、

          鉄道 個室列車の旅(15 TOHOKU EMOTION(JR東日本))

          鉄道 個室列車の旅(14 富士急行)

          本日ご紹介する、富士急行8000系「フジサン特急」は、世界的な観光地である富士北麓地域を訪れる方々も大満足の「移動中の車内からも富士山の美しさ・雄大さをゆったりと堪能」できる、実に風光明媚な特急です。 平成14年2月に2000系車両(2001号編成、2002号編成の2編成)で運行を開始いたしました。 1号車展望車のデッキ寄りに、ガラスで仕切られたセミコンパートメント席が2区画、合計8席設置されています。 座席は向かい合わせで固定されていて、真ん中に

          鉄道 個室列車の旅(14 富士急行)

          ー駅員の思い出ー

           昔、私は関東地方で一時期、私鉄駅員をしていたことがありまして、今日は駅員時代の思い出をつづろうかと思います。 ●なつかしき時代  私が配属されたのは、比較的小規模な駅で、改札業務(自動改札機普及前)、ホーム立哨、定期券、観光乗車券とかの発行など、いわゆる駅務のほか、トイレ掃除ホーム掃除、ごみ出しとか、ありとあらゆる雑務をやってました。泊まり勤務のときには、みんなの夕食の準備なんかも仕事でしたね。  泊まり部屋も当時は雑魚寝で、よく仕事上の困ったことの相談や対処法なんか聞

          ー駅員の思い出ー

          鉄道 個室列車の旅(13近畿日本鉄道)

          大阪難波駅・京都駅・近鉄名古屋駅から賢島駅へ、軽やかに走り抜ける近鉄特急列車「しまかぜ」を本日はご紹介します。 この列車には、個室車両が連結されていますが、特筆すべきはその豊富なバリエーションです。 個室は、靴を脱いでくつろげる掘りごたつ風の「和風個室」とリビングのようにゆったりとした時間を過ごせる「洋風個室」が各1室ずつあります。カーテンは電動式ロールカーテンが採用され、プラズマクラスターや電源コンセントも装備されています。さらに、カフェメニューのルームサービスが可能で

          鉄道 個室列車の旅(13近畿日本鉄道)

          鉄道 個室列車の旅(12羽越本線)

           さて、今回ご紹介するのは、羽越本線の新潟~酒田間を走るJR東日本の新しい観光列車「海里」(KAIRI)。日本海の絶景はもちろんのこと、ダイニングカーを連結していて、新潟や庄内地方の料理を楽しむことができる観光列車です。 4両編成の列車で、2号車が快適なコンパートメント席になっています。個室は全部で8室あり、それぞれ定員は4人。8室の個室はいつも瞬時に売り切れるほどの大人気で、な、なんと普通乗車券と指定席券で乗車できます! 「海里」(通常ダイヤ)の乗車時間は3時間~3時間

          鉄道 個室列車の旅(12羽越本線)

          鉄道 個室列車の旅(11瀬戸大橋線)

          今回ご紹介するマリンライナーは、西日本旅客鉄道(JR西日本)と四国旅客鉄道(JR四国)が岡山駅 - 高松駅間を宇野線・本四備讃線・予讃線(瀬戸大橋線)経由で共同運行する快速列車です。 この列車には、パノラマグリーン席が設けられていて、運転席後ろの席でして、4席限定となります。しかもその4席は一室的にパーテーションで区画されていて、個室席と同等といっても過言ではありません。しかも高床式で眺望は抜群です。リクライニングでゆったりできます。 気になる

          鉄道 個室列車の旅(11瀬戸大橋線)

          鉄道 個室列車の旅(10長崎本線)

           長崎本線(ながさきほんせん)は、佐賀県鳥栖市の鳥栖駅から長崎県長崎市の長崎駅までを結ぶ九州旅客鉄道(JR九州)の鉄道路線です。  その長崎本線を、特急「かもめ」787系が颯爽と駆け抜けていきます。  特急「かもめ」787系車両には、グリーン個室が1室設けられていて、リクライニングシートとソファで構成された個室です。重厚な雰囲気の個室空間はグリーン個室料金+利用人数分の乗車券・特急券で利用できる、とても利用しやすい個室です。  博多駅から鳥栖駅までは鹿児島本線を走ります

          鉄道 個室列車の旅(10長崎本線)

          鉄道 個室列車の旅(9東武鉄道)

          今日は、東京・浅草から、栃木県日光・鬼怒川方面へと向かう、東武鉄道100系 特急「スペーシア」をご紹介したいと思います。 特急「スペーシア」の個室は、列車最後部の6号車に、6個室(コンパートメント)設けられていまして、1室4人が定員ですが、かなり広く、6人は入れそうなお部屋です。大理石のテーブル、真鍮風のドアノブ、カーペットフロア、空調や電灯の調節など、豪華な内装が特徴です。また、1人当たり約660mm幅のゆったりとした座席で、優雅な旅をお約束します。 なん

          鉄道 個室列車の旅(9東武鉄道)