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ーGo to トラベルと旅客交通ー

 新型コロナの影響で、落ち込んだ観光業などを支援する一環として始まった「Go To トラベル事業」・・・お得感満載ということもあって、これを使って、観光地を旅行されている方も多いのではないでしょうか。

 旅行に切っても切れないのが、鉄道やバスなどの「旅客交通」の利用ですが、お得な値段でこれ1枚であちこち広範囲に行ける、使い勝手のよいフリー乗車券・パスとなると、なかなかいいものがありません。

 一方、インバウンドを取り込むため、訪日外国人向けには実に様々なフリー乗車券・パスが発売されています。いま思いつくだけでも、▽JR北海道レールパス▽JR東日本・南北海道パス▽JR東日本・東北エリアパス▽JR東京ワイドパス▽北陸アーチパス▽JR 東日本・長野新潟エリアパス▽富士山・静岡エリア周遊きっぷ ミニ▽伊勢・熊野・和歌山エリア周遊きっぷ▽高山・北陸エリア周遊きっぷ▽アルペン・高山・松本エリア周遊きっぷ▽北陸エリアパス▽関西・北陸エリアパス▽関西エリアパス▽関西ワイドエリアパス▽山陽・山陰エリアパス▽関西・広島エリアパス▽広島・山口エリアパス▽山陰・岡山エリアパス▽オール四国レールパス▽九州レールパス などなどたくさんあります! さらに「ジャパンレールパス」なるものもあり、日本全国のJRがお得な値段で乗り放題なんてものもあります。

 でも、購入・使用できるは短期滞在の訪日外国人が主で、国内在住の日本人はほぼ除外されています・・・。

 私、思うのですが、国内旅行・観光需要を喚起し底上げしていくには、宿泊業ももちろん当然として、観光地までの貴重な足となる「旅客交通」が元気でなければ、発展はありえません。

 先日報道にありましたが、JR東日本とJR西日本なんかは、2021年3月期通期の連結最終損益が1987年の民営化以降で最大の赤字になる見通しで、新型コロナウイルス流行による鉄道利用者の落ち込みは長期化することを懸念し、思い切ったダイヤや運賃の見直しを進めていくとのことでした。

 であれば、訪日外国人向けに発売されているこれら広範囲地域のフリー乗車券・パスを、Go To トラベル期間のときだけでも良いので、国内在住の日本人にも販売することはできないものでしょうか。

 新型コロナで訪日外国人が前年比80%とも90%とも落ち込んでいるとあれば旅客交通利用の底上げにまさに妙案ではないかと思いますがいかがでしょうか。。。

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