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Vol.2 アパレルの営業・SVの経験談

第2回はアパレルの職種についてご説明させていただきます。

アパレルの仕事といっても様々なイメージがあるかと思いますが、大きく分けて3つの分類があり、以下のような職種があります。

1.販売職・・・店長、販売スタッフ等
2.専門職・・・デザイナー、パタンナー等
3.総合職・・・営業、MD、バイヤー、DB、生産管理、VMD、広報(プレス)等


それぞれの説明をしていくと浅く広くの内容になってしまうので、私が経験した「営業」と「MD」の2つ職種に絞って、詳しく説明させていただきます。

※私の経歴は、新卒で大手アパレルの総合職に入社し、営業を5年、MDを2年経験。

その後、大手アパレル系通販会社に転職し、MDを3年、企画の管理職を3年経験。


1.営業・SV(スーパーバイザー)

営業という肩書きですが、私がやっていたことは俗に言うSV(スーパーバイザー)です。

簡単にいうと複数の店舗を統括する業務です。エリアマネージャーと呼ぶ会社もあると思います。

新卒で入社したI社で、毎年東コレも開催している、ミセスのデザイナーズブランドのSVとして配属され、東京を中心に関東の百貨店を複数店舗担当しました。確かMAX25店舗程だったと思います。

本社・各ショップの店長・百貨店の責任者と折衝し、売場管理と担当店舗の売上予算達成に向け働きかける業務内容です。


2.業務内容

簡単に業務内容を上げると、下記のようなものがあります。

・各店の店舗売上予算の策定

・各店の店長と売場設計、店舗運営サポート

・各百貨店の担当者及び、百貨店本部との商談・交渉事

・各百貨店に対する市場調査、情報収集

・各種イベントの企画運営指示及び、実行

・各店の在庫管理

・売場スタッフの管理、人材の育成・獲得

・スタッフのモチベーション管理


各売場には店長という責任者がいますので、基本的には店長をサポートすることがメイン業務です。

店舗ごとや地域ごとにある特色を掴み、各店の店長と予算達成に向けた仕掛けや、売場運営を決めていくことがメイン業務です。


3.SVとしての動き

売場だけでなく、本社や百貨店も巻き込んで仕掛けを作れるかどうかが、SVとして大事な動きになってきます。

私の経験上の話ですが、好調な店舗や、ベテランの店長がいるお店は割と安定していますが、

不調なお店の立て直しや、新人店長のサポートが、時間も掛かる上に、非常に難しい対応を要することが多いです。

これらを解消する為にも、不調要因や課題をしっかり明確にし、

好調店の情報を解析し、それを踏襲する動きなどをしていくことが必要です。

その為にも情報力や分析力、そこから答え(or仮説)を導き出す適切な判断力、

それを相手にわかりやすく伝える力も求められます。


4.泥臭い仕事も多い

あと、アパレルというと華やかなイメージが

あったりするかもしれませんが、結構地味な作業も多いです。

毎月の販売スタッフの勤怠管理があったり、

倉庫に行って実際に荷物を出荷したり、

店外でイベントを行う際の準備や撤収などもあり、

商品以外に什器(ハンガーラックやワゴン)を出し入れする力仕事なんかもあります。

特にそれらは営業時間外に行うことが多いので、

開店前の早朝7時に準備したり、閉店後の21時くらいから片づけ作業をやったりしました。

冗談抜きで、カバンにはいつも軍手が入っていました。笑

休日は水・日でしたが、イベントが日曜にあるときは出勤することもざらにありました。

↑この辺の内容だけ見ると、なんかブラックだな。笑


5.まとめ

でも、ファッションでビジネスをしたい!っていう人にはオススメの職種ではあります。

人と関わることも多いので、人が好き、人付き合いが上手、商談や折衝が得意!

って人にもオススメです。

当たり前のことですが、アパレルで営業・SVをやるには

服が好き!人が好き!ってのが大事だと思います!


以上が、私が経験してきた営業・SVに関する内容です。


MDの話もしたかったのですが、

文章がとても長くなってしまう為、次回に持ち越します。

ご質問などありましたら、お気軽にコメント・お問い合わせ下さい。

よろしくお願い致します。


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