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【完全版】業界&企業分析のやり方を徹底解説 ~ブラック企業とホワイト企業の見分け方~

就職活動のステップ、自己分析の次は、業界 & 企業分析です。

まだ自己分析をしていない方はこちら↓

自己分析には時間をかける必要がありませんが、業界&企業分析は絶対に時間をかけなければいけないパートです。

ここで手を抜くと、今後のエントリーや面接だけでなく、内定後の社会人生活で大きく苦労することになります。

もちろん、人それぞれ、自己分析から考えられる好きな企業を選んでいけばいいのですが、今回は、分析手法というより、企業選びの観点から、効果のあった独自の理論を紹介しています。

世の中には4つの種類の会社がある

世の中には4種類の企業があります。

上記は、「ホワイト企業とブラック企業」「人気小と人気大」のマトリクス図です。

右上から、

ホワイト企業だし、人気がある企業

②ホワイト企業だけど、人気がない企業

③ブラック企業だけど、人気がある企業

④ブラック企業だし、人気がない企業

企業はこの4種類に分けられます。

まずは、自分で企業を4つにカテゴライズしましょう。

ホワイト企業だし、人気がある企業

多くの就活生は、ホワイト企業だし、人気がある企業、に飛びつきます。

例えば、毎年人気ランキングでトップに出てくる三菱UFJ銀行、三菱商事のような財閥系企業は高給ですし、JALやANAのキャビンアテンダントは華があります。これらの企業はホワイトと断言はできませんが、比較的安定していますし、給料は高めです。

しかし、「どうしてもその企業が好きで絶対的に入りたい」というのなら別ですが、非常に倍率が高いため、こういった企業にエントリーするのはおすすめしません。

一社を受けるだけで、エントリーシートを書き、企業説明会に行き、面接を受け、結果を待つという膨大な時間と労力を使うことになります。

受かる確率の低い企業は捨ててください。

内定を得られる可能性の低い人気企業は就活人気ランキングを見ればすぐに分かります。

私の場合、就職人気ランキングトップ30の企業は全て切り捨てました。

不毛な争いは捨てたのです。

③ブラック企業だけど、人気がある企業

意外なのが、③ブラック企業だけど、人気がある企業があることです。

例えば、旅行会社や証券会社は激務で知られていますが、多くの就活生が志望します。

これらの企業は、無駄に人気があるのため、入るのも大変なのに、入ってからも大変です。

これに関しては、情報不足なのか、単なるドMなのかは分かりませんが、正直彼らのことは一生理解できないでしょう。

こちらも①ホワイト企業だし、人気がある企業と同様に避けてください。

基本的に人気のある企業はレッドオーシャンです。

ブラック企業とホワイト企業の見分け方

ブラック企業を見極めるには、まずは、インターネットで調べましょう。

親切なことに、毎年のようにブラック企業大賞が発表されています。

2019年は、KDDI、セブン-イレブン・ジャパン、電通、ロピア、長崎市、トヨタ自動車、三菱電機、吉本興業、楽天がノミネートされて、三菱電機が大賞に輝いていました。

また、厚生労働省が、「労働基準関係法令違反に係る公表事案」として、従業員を守る労働基準法を破ったブラック企業たちを公開してくれています。

これらに載っている企業はお墨付きのブラック企業です。調べればすぐに分かるので、自分が興味を持った企業が該当していれば、受けるリストから外してください。

インターネットでは出てこない部分では、実際に説明会やインターンシップに足を運んでみないと分かりません。

企業を接点を持つときに見分けられるチェックリストを紹介します。

選考過程に進むにつれてわかっていくことが多いです。

ブラック企業チェックリスト

①社員の多くが眠たそうである

②社員のメールの返信が夜遅くになっている

③上司の部下に対する態度がでかい

④いきなり電話をかけてくる

⑤就活生に対して高圧的な態度を取る

⑥オワハラされる

当てはまる個数が多いほどブラック企業である確率が高いです。

ブラック業界

そもそも業界の体質としてブラックにならざるを得ない業界もあります。

例えば、広告業界。ブラック企業大賞に電通がノミネートされていましたが、広告世界では、仕組み的に大量の残業をしなくてはいけないことになってしまっているそうです。

電通の社員の方とお話ししたときに、私が「自殺者が出ていましたが、過酷な残業はないんですか?」と聞いたところ、

電通社員が、「22時までには完全消灯になったんだよ。みんな22時になったら急いで会社を出ているよ。早く帰れて嬉しい」と嬉しそうに残業少ないアピールをしていたのですが、17時帰りが当たり前の私にとっては衝撃でした。

そもそも業界としてブラックな業界があるので、よほどのこだわりがある方以外は、ブラック業界自体を避けたほうが良いです。

私が見る限り、広告業界以外にも、証券業界、投資用不動産販売、介護業界、飲食業界はブラック業界だと感じました。

ブラック業界、企業はあなたの体力を奪い、最悪の場合命までも奪われます。絶対に避けるようにしてください。

そして、あなたが選ぶべき企業は、②ホワイト企業だけど、人気がない企業です。

ホワイト企業だけど、人気がない企業の探し方

世の中には何万と会社があります。

基本的に、過酷で低賃金なブラック企業は入りやすく、楽で高給なホワイト企業は人気があるため、なかなか内定をとるのが難しいです。

例えば、私立大学職員はホワイト高給で有名ですが、入るのがかなり難しいです。

しかし、これだけ多くの会社があるので徹底的に調べると、「市場の歪み」が発生していることが分かります。

ホワイトなのに、人気がない企業は無名です。

そのため、見つけるのには手間と時間がかかります。

魔法の質問

この企業を探す魔法の質問が、

「あなたの周りで羨ましいと思う人はいますか?」

です。

これをOBOG訪問や、社会人と話をするときにしまくるのです。

すると、その業界にいる人にしかわからない意外な穴場が見つかるのです。

とにかく数を打ってください。

話を聞いて、その企業が潰れそうな会社ではないか財務状況を調べたら、次は企業訪問です。企業訪問の際にチェックすべき点はこちら

ホワイト企業チェックリスト

①社員の多くが元気で笑顔が多い

②部下が上司を恐れていない

③就活生に対して敬語で話してくれる

④就活生を急かしたり、高圧的な態度を取らない

⑤福利厚生が整っている

ブラック企業チェックリストのほぼ逆です。

魔法の質問→財務を調べる→実際に訪問して雰囲気を確かめる

これを繰り返すことで、誰も知らない無名のホワイト企業にたどり着きます。

財務の調べ方には証券外務員の資格勉強がおすすめ↓

私の場合は、お金に興味があったので、金融を志望しました。

OBOG訪問で、銀行や証券会社の社会人の方々から、「金融でもここは羨ましい、仕事が楽で楽しいのに給料は俺らより高い」と聞いたことからリサーチを開始しました。

そして、ホワイト企業チェックリストが全て埋まったので、内定先の会社を選びました。

私が徹底した企業分析の結果、ホワイト企業だけど人気がない高給業界と会社リストはこちら↓

金融系志望の方は、わざわざ自分でやらなくでもこのnoteを読むだけで比較的入り易いホワイト企業が分かります。

まとめ

・世の中には4種類の会社がある

・人気のある企業は見逃そう

・ブラック企業を調べよう

・ブラック業界は全体を避けよう

・人気のないホワイト企業を選ぼう

・魔法の質問「あなたの周りで羨ましいと思う人はいますか?」

・実際に自分で雰囲気を感じ取りに行こう

これらの情報を生かして、人気のないホワイト企業を選んでください。

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