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【プロジェクト紹介 vol.2】大手IT企業の新規ソリューション企画 コンセプト策定からリリースまで支援 後編

こんにちは!
コロニー株式会社人事担当です!
 
前回ご説明した新規ソリューション企画の後編になります。
前編をまだお読みでない方は先に前編をご覧ください!

今回はプロジェクトを進めるうえで苦労したことや、学び、未経験コンサルタントが覚えておくべき心得などお伝えできればと思います!
是非最後までお読みいただけると幸いです!

プロジェクトを進めるうえで思うように進まないことなどはありましたか?
また、それをどう克服したんですか?
苦労したことは結構あります。
1つ目はやはり顧客の脳内にある考えや思いを余すことなく引き出すことです。
この顧客の脳内を引き出すことってすごい大切で、そこができないと「コンサルが作った企画」になってしまい顧客って満足しないんですよ。
新規事業、新規ソリューションを作成するうえで大事なのは、「そのソリューションをどれだけ我が子のように扱えるか」、これで成否が変わってきます。
コンサルタントがすべて考えた企画は担当者からすると、「他人の子」なんです。他人の子を皆さんも成長させる気にはならないですよね?
そうすると企業側もなんとしてもこの企画をリリースしようという考えに至らないので企画自体が流れてしまう可能性があります。
私一人のパワープレイでどうにかなるのはビジネスモデルキャンバスの構築まで、それ以降のトライアルなどは皆で検討して推進させる必要があるので、その時に「他人の子」ではなく「我が子」として扱ってもらえるよう彼らの思いを引き出し・反映しなくてはなりません。
この解決方法は初期仮説を徹底的に練ってブラッシュアップし突き詰めていくことや、勝ち筋を見立てるための検討観点のアイディエーションになります。

実のところこのプロジェクトを始める前、データマネジメント系の知識が全くゼロだったんです。
5日足らずの短い期間で初期仮説を立てるだけの知識をキャッチアップするのは相当きつかったですね。

ーどうやって勉強されたんですか?
本当に時間との戦いなので1から100までは見る時間は無く、「何を知らなくてはいけないのか?」「何を知っていればこの企画において初期仮説を立てることができるのか?」まずその観点において自分の中でフレームを作りました。
そこでデータマネジメント領域にはどんなサービスがあるか、何で構築されているのか、など勉強するための仮設を立てて勉強するうえで足りない観点を足していき、網羅的に学んでいきました。
あとは知人やよく飲むメンバーにIT系の知見がある子がいて、彼らとの会話の中からもキャッチアップしていきました。

「勝ち筋」を見立てるための検討観点のアイディエーションというところも苦労しました。
サービスをリリースする際、最終的に承認をするのって役員層です。
その役員層から予測もつかない観点から質問が飛んでくるんです。
例えばこのサービスをリリースしたとしてうちにメリットなくない?最初はうまくいったとしても他にパクられたら終わりじゃない?など…
その質問を論破するためのストーリを「勝ち筋」と言うのですが、この「勝ち筋」を見立てることができる機会ってコンサルワークしている中でもあまりないんですよね。
その予想もつかない質問に備えるため時間がかかりましたね。
自分のこれまでに経験して聞いたプロジェクトやデスクトップ上で新たに見つけた観点を使って不測の質問にも耐えられないということが無いよう、検討し、解決しました。

ー役員層へプレゼンはクライアント先の担当者がすると思うんですが、その場にコロニーメンバーも参加したりするんですか?
お客様の依頼があれば参加するって感じだと思うんですけど、私は基本的には参加しています。
やはり担当者では答えられない質問だったり、その場でジャストアイディアを出さないといけないことがあるのでそこを支援しています。

ーその場で答えなきゃいけないというのは瞬発力が必要そうですね。
そうですね、そこはもう瞬発力勝負です。
あと以前の上司から徹底的に叩き込まれたことなんですけど、「準備99%」という言葉があります。
99%準備をしていれば瞬発的に考えなければいけないことも少なくなる。
たとえ完全に準備しきれていないところで指摘されたとしても、パーツパーツを繋ぎ合わせて回答できるので、瞬発力が無かったとしても対応することができます。

ーということは、そういう場においてひやひやしたことってあまりなかったですか?
いや、毎回ひやひやしてますよ笑
すごい手汗書きますし、PCの手を置くところなんて汗でべたべたになってます笑
でもそれが逆にわくわくするし、その程よい緊張感の中で戦えるのはとても楽しいです!
これも以前の上司から教わったのですが、「クライアントとのMTGは殺気をもって臨め」といわれてきました。
クライアントの事を愛しつつも殺す気で臨むことで楽しい議論ができるんですよね!

ー少し前の話でそのソリューションを我が子のように扱えるようにと話があったと思うんですが、やはり自分ごとにさせるにも技術が必要なんですか?
そうですね、マインドセットするみたいなところはすごい大切です。
この自分ごとにすると言うのも苦労したことの一つです。
やはり最初は全く動いてくれないんですよ。まだ自分ごとにしてないんで全く稼働を割いてくれなかったです。
なので最初は私が検討してクライアントにあて、頻繁にMTGをセットしたり飲み会に行ったりする中で腹を割って話しをし、信頼関係を築いていきました。
信頼関係が築けると任せっきりにしていることに申し訳ないという気持ちが生まれやすくなり、それまで私一人で検討していたことを担当者にも小出しにして預けることができるようになるんです。
その後も少しずつ預ける領域を増やしていって、自分ごとにしてもらうというテクニックが必要になるかなと思います。
最近のコンサルティング業界には自分ごとにさせてくれるということを重要視されているみたいで、コロニーでもそういった支援をしています。

ーMTGってどのぐらいの頻度で行っていたんですか?
MTGはオンラインでほぼ毎日のようにしていました。
空いたとしても隔日では行っていましたね。
飲み会も月1ぐらいで開催してました。
やはりMTGや飲み会は信頼関係を築く大切な場ですから!

ーこのプロジェクトで学んだこととを教えてください。
苦労したことがそのまま学びになってます。
プロジェクトを推進する中で顧客の得意な部分・苦手な部分を理解して、苦手な部分の解消に自身のケイパビリティを活かす重要さとその嗅覚を学びました。
顧客の得意な部分で出しゃばったとしてもお互いの主張がぶつかってしまい、いいものは生まれないですよね。
なので顧客の得意な領域は顧客の意見をベースに戦略を策定し、顧客が苦手なところを私がカバーしてあげるということが必要なんだと学びました。
プロジェクト開始当初、そこに気が付くことができず進捗が無いと感じていました。
それを見分ける嗅覚がついてからは任せるべきところと、カバーすべきとこわかるようになり、それに沿った支援をしていたところ賞状をもらえたりとバリューを発揮することができました!
この嗅覚というのは机上の勉強では絶対に学べないところなので、今回学べてとてもよかったと思っています!

また、新規ソリューションの「勝ち筋」を見立てるストーリー立て、戦略構築のノウハウをさらに蓄積することができたことも学びの一つです。
先ほども話した通り、勝ち筋を検討することができる機会ってコンサル案件の中でも非常に少ないです。
勝ち筋は、シンプル且つ核心的なストーリーの検討パターンを蓄えることができるので、今後に繋がる重要な学びの一つとなったと感じています。

ーいろいろとお話を聞かせていただきありがとうございました!

最後までお読みいただきありがとうございます!
今回はプロジェクトを進めるうえで苦労したことや学びなど、ご紹介いたしました。
この記事を読んで少しでもコロニーに興味を持っていただけると嬉しいです!
次回の投稿も是非お待ちください!


コロニー株式会社は事業創出・革新の「方法」と、各シャンルの専門知識を有する「エキスパート人材」に、企業がスピーディーにアクセスできる環境を構築することで、企業の成長支援を行うコンサルテック企業です。
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