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クオラオリジナルの社内資格制度を紹介します

<2022/11/16追記>
・ケアスペシャリストレベル3の試験中の様子を追加しました

こんにちは。経営企画室 亀崎です。

先月の永年勤続表彰と同日に、ケアマイスター制度に伴うスペシャリスト試験合格者の表彰式も執り行なわれました。

前回の永年勤続表彰に関する記事をまだ読んでいない方はそちらも是非ご覧ください。

ケアマイスター制度とは

クオラグループ内の介護保険施設(介護老人保健施設クオリエ、グループホームアリエ、特別養護老人ホームマモリエ、特別養護老人ホームマモリエあいら)が中心となって行なっているプロジェクトの一つです。

介護の国家資格として介護福祉士があります。以前は無資格の介護職として入職しても3年の実務経験があれば誰でも受験ができていました。ところが、平成29年1月の法改正により、実務経験に加え450時間の介護福祉士実務者研修の受講が必要となりました。
それによって受験までにかなりのが必要となりました。自分の現在地が分からずモチベーションがキープできないという方が増えてきたのではないでしょうか。

そこで介護の専門職として目指す基準を明確にすることで現場を支えている介護職のモチベーションをあげることを目的として、この制度が始まりました。

CareSpecialist(ケアスペシャリスト)

~活動目的:職員個人のケアの質の向上とモチベーションアップ~

介護技術に関する知識・技術を6つの分野(食事・口腔ケア、排泄・皮膚ケア、移動・移乗ケア、整容・入浴ケア、看取りケア、認知症ケア)に分け、各分野3つのレベルの認定を行なうものです。


レベル1は、1時間の講義受講となります。

レベル2は、講義の受講に加え、介護職等級基準評価表の中級レベルを達成すること、介護福祉士試験を基に作成された筆記試験の合格、ヒューマンムーブメント(人の動きの理解)研修のBasicコースを修了することが条件となります。

レベル3は、事例をもとに介護計画の作成、介護過程展開の面談試験に合格する必要があります。このレベル3を受講するためには、高齢者によくある疾患及び介護過程に関する研修を修了していることが要件となります。

ケアスペシャリストのレベル3認定後、以下の要件を満たすことでさらに上のケアマイスターへと移行することができます

ケアスペシャリストからケアマイスターへの移行要件
・介護福祉士の資格を有していること
・相談援助に係るレベル1~2の研修を修了していること
・レベル3を取得した科目について、下記のいずれかに該当すること
 a)社内研修の講師を務め、一定の基準を満たす講義ができること
 b)施設内で他の職員に対して技術指導ができること

以下、2022年11月4日に実施されたケアスペシャリストレベル3の試験中の様子です。

ケアスペシャリストレベル3試験中の様子①
ケアスペシャリストレベル3試験中の様子②


CareMeister(ケアマイスター)

~活動目的:ケア技術指導者の育成~

ケアマイスターに関しても3段階に分かれていて、ジェネラリスト、アドヴァンスドジェネラリスト、ケアマイスターと上がっていきます。

ケアマイスター認定には複数の分野でスペシャリスト認定を受けることや介護福祉士資格の取得、インストラクター養成研修の終了などの難易度の高い条件が必要となっています。

一般企業と同じで管理職のポストは限られており、誰もが管理職になれるわけではなく、スペシャリストとして能力を発揮する職員も多くいます。マイスター制度はこういった職員の育成にも役立っています。

今回の表彰式では、介護老人保健施設クオリエの西谷さん、グループホームアリエの柏木さん、特別養護老人ホームマモリエあいらの神宮司さんの3名がスペシャリスト試験合格者として表彰されました。

合格者3名にお話を伺いました。

合格者の声

Q1.ケアマイスター制度のスペシャリストを目指した理由

柏木さん グループホームアリエで看取りの方がいらして、看取りケアに関して理解を深めるためにということと、どこまで理解し看取りに取り組んでいけるかを知るためにスペシャリスト試験を受けました。今回は看取りケアに関してのスペシャリスト試験でしたが、その他のケアも日常で理解できているかを知ることにもつながりました。

神宮司さん 知識と技術を向上させ、ケアに活かすため、そして利用者に安心して過ごしてもらうためです。

西谷さん 介護福祉士を取得して10年が経ち、経験や知識は重ねていきましたが、それをさらに深めたいと思いスペシャリストを目指しました。また、私は自分が思っていることを伝えるのが苦手なので、スペシャリストに向けて勉強することで他の職員に伝える力を身に付けたかったからです。

Q2.ケアマイスター制度についてどう思いますか?

柏木さん 理解や知識を得るために必要な制度だと思います。また向上心も生まれて良いと思います。

神宮司さん 自分の考えを述べることで表現力が向上するので、ケアのレベルアップのために今後も継続してほしいと思います。

西谷さん とてもよい制度だと思います。自分の自信にもつながりますし、受講すること、思いを伝えることで日々の業務を見つめ直すことにができますし、さらに知識や人に伝える力を身に付けることができます。

Q3.今後の仕事に対する意気込み

柏木さん 仕事の中で活かしていきたいと思います。

神宮司さん 利用者が安心、安全に暮らしていけるように今後もケアのレベルを高めていきたいと思います。

西谷さん これからもさらに知識や技術を身に付け、全てのスペシャリスト試験合格を目指していきたいです。

左から柏木さん、神宮司さん、西谷さん

西谷さん、柏木さん、神宮司さん、ご協力ありがとうございました。更なるご活躍を楽しみにしています。

以上、ケアマイスター制度についてご紹介しました。今後もたくさんのスペシャリストやケアマイスターが誕生し、より質の高いケアが提供できるようにグループ全体で活動を行なってまいります!

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