"Rock your Liberty"
うす、qlariaリードギターこと、虎太郎です。
最近はジムに行けない日々が続いているので、可変型のダンベルを買うかどうかでウンウン悩んでます。
さて、今回は1st.EPの中で俺が作詞作曲した曲
”Rock your Liberty”
について綴りたいと思う。
ご存知の方も多いだろうが、この言葉は我々qlariaの掲げたスローガンでもある。
さて、突然だけど俺個人は、マジな話「世界平和」をまあまあ強めに願ってるフシがあって(笑)
いやうん、いきなりなんだよ!って思うかもしれないけど、これは結構本気で、
何故なら社会とか世界とか、そういうでかい構造の環境が変わらないと、人間の根源的な「不」ってなくならないから。
2020年4月、今この状況下でそれを感じている人は、結構たくさんいるんじゃないかな。
何にせよ、俺達個人が本当の意味で幸せになるためには、世界中が幸せになる必要があると思いながら俺は生きている。
この曲を書いたのは、そんなことを考えている俺がふと『自由』って何だろうと思ったところから始まる。
『自由』ってのは、実際巷に溢れかえってる、めちゃくちゃありきたりな言葉だ。
「自由な働き方」とかよくネットなんかでも見るよね。
そういう文脈での『自由』は「今の苦しみから逃れる」って意味でも、「自分ですべてを選べる」って意味にも捉えられる。
俺はどちらを求めることも、すげえいいことだと思う。
でもさ、その向かう先に俺達が「生きててよかった」って思えるような未来がなくちゃ、そんな『自由』に意味なんてないよね。
だから俺は人が求める『自由』の意味って、抽象的だけど「生きててよかったって思えるような在り方」ってことなんじゃないかなって思うんだ。
じゃあそんな在り方ってどうしたら手に入るんだろうか。
ざっくりいうと俺は
①不幸を減らすこと
②幸せを増やすこと
だと思ってるんだよね。ざっくりしてるよね。笑 順に説明してくね。
さっき『自由』の意味で触れたけど、自分を不幸にする『何か』から逃れることは、自分を幸せにしてくれる『何か』に出会うことより重要な場面が多い。
苦しい、とか辛い、って感情がある限り、やっぱり人はプラスの感情よりもマイナスな感情に蝕まれてしまうからね。
そんな時間なんて、できるだけ少ないほうがいい。
でも不幸から逃れても、自分を幸せにしてくれる『何か』に出会えないと、人って生きてる意味が見いだせなくなっちゃったりするんだよね。
俺はその傾向が結構強くてさ、かれこれ人生の半分くらいは自分がなぜ生きてるのか、ずっと問い続けてる。
「…うわ、めんどくせえ」だって?本人が一番思ってる。
とにかく、俺達が「生きててよかった」って心の底から思えるようになるには、
不幸から逃れることも、幸せを掴むことも、両方必要なんだと俺は思ってる。
本題に戻って、じゃあそれらを踏まえてこの曲で俺はメッセージとして何を伝えたいかって言うと
「愛する人、愛するもの、愛せる自分、そういうものを守れる『強さ』をもてるように日々を生きていこう」
ってこと。
人間って、心が少しでも生きている状態ならば、みんな何かしらを好きになることはできると思っていて、
些細なものでもそういう「好きなこと」って人が生きてる意味になりえるんじゃないかなって俺は思うんだよね。
「ああ、今死んだら牛タン食べられなくなっちゃうのか、やだな」でも
「私がいなくなったらあの人が悲しむな」でも、
「せっかく集めた大事なフィギュアたちが捨てられちゃうな」でも、
好きなもの・こと、そういう愛せる「何か」は、
少なくとも俺にとっては、生きてていい理由をくれてるものなんだよね。
「好きだ」って思えることは、大げさだけど俺達が生きる意味なんじゃないかって思うんだよ。
でもさ、そういう大切なものがなくなったり、踏みつけにされてしまうことも時にはある。
俺にはあった。
大切な人と別れてしまったり、愛してるものをバカにされたり、そんなことが俺にもあった。
「あなたは生きてていい」と安心させてくれるものや人がなくなったり、否定されることって、めちゃくちゃ辛い。
代わりが効かないほどに愛していたものであればあるほど、その辛さは大きくなる。
そして思うんだ、「あの時こうしていれば」「自分がもっとこうだったら」と。
「この世の不利益はすべて当人の能力不足」(出典:東京喰種)
っていう、俺があんまり好きじゃない言葉があるんだけど(だって厳しすぎない?)
「もし自分がもっとこうだったら」って思ってしまう以上、その言葉の意味も否定できない。
そう、結局のところ、失ってからじゃ遅いんだって思い続けてる。
だからこそ、失う前に大切なものを守れる強さをもとう。
それを手に入れるための『自由』に手を伸ばそう。
それがこの曲で俺が一番伝えたいことです。
もちろん自分や大切なものを否定し、苦しめたりする誰かと戦ったり、逃れたりすることは大事。
でもそんな人達にも、同じように大切なものがあることを決して忘れないように。
その人達も、心のどこかで幸せを願っていることを忘れないように。
憎み切れたら楽だけど、苦しいけどすこしだけ、そんな人達の幸せも願えるように、
そんな『強さ』も持てる人間でありたいと、俺は思います。
今読んでくれているあなたも、同じように思っていてくれたら嬉しいです。
これからのあなたに、心の底から「生きててよかった」と思える未来が待っていますように。
そしてそんな未来を掴もうとするあなたに、この曲が寄り添ってくれますように。
あなたの願う自由に、愛を。
qlaria 虎太郎
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