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日本はこれからこの先どんどん……の話|ブランディングと商売

Voicy No.0291 2023年3月22日放送
この放送を音声で聴きたい方はこちらからどうぞ!

日本の経済状況が変化しても、少子化やコロナ禍だったとしても、積極的に新しいアイデアを追求し、変化の中でこそチャンスを見出す姿勢がビジネスには求められています。


今日は「日本はこれから先どんどん……」という話です。


少子化とビジネスの大きさの関係


今をどう思って、
どう取り組んでいるかという見解を述べます。

「日本はこれから先どんどん……」と
書いてあるのを見たときに、
ビジネスも縮小して、貧乏な国になって、少子化で、
という話をすると思う人もいるでしょう。

でも、オレはそれが何の関係があるの?
と今の状況を捉えています。

マクロなデータとかマクロな経済変化の情報は
もちろん追っています。
しかし日本のマーケットぐらいの
ビジネスサイズがあれば、

数千億売っていれば別ですが、
ほとんどのビジネスは、
あまり関係ないと思うこともあります。

また、日本はこれから先、為替の問題で円安となり、
子どもが減ってお金を使わなくなるというのは
データとしてわかります。

ただ、それをずっと語ったところで、
だから何ですか? というところでしょう。

日本全国で何千万人の子どもを対象に
子ども向けビジネスをしている最大手が言うなら、
少子化がわれわれに影響するのはわかります。

でも、子どもが関係する習い事をやっている人が、
「いやいや少子化で」とか言うので
「今ビジネス規模は」と聞くと
「月数百です」だとすると、それは多分関係ない。

そうオレは思っています。


コロナ期間に新しい「種まき」をする


集団ヒステリーみたいに、人は考えがちです。

コロナが一番大きく騒がれていた
2021年~2022年前半ぐらいまでは、
死の病のようでしたよね。

エイズの出たてもそうでした。

実は自分は医療家系で、
子どもの頃から予防や医療現場の話を
さんざん聞いてきたので、
病気の対策や見解を軽んじているのではなくて。

集団ヒステリーみたいに時代の流れを捉えて、
自分で自分の考えに「くさりを掛ける」ように
なってしまうときがある、ということです。

2年前は「コロナで一環の終わり」みたいな
ムードでしたが、そのときも結局、
どこかで明けるか、with コロナになるだろうから、

オレはほかの人に全く会わずにオフィスに出勤して、
仕事を着々とやって種まきをしていたんです。

2~3年かわからなかったけれども、
中長期で取り組むテーマがあって、
それをただ着々とやるだけだった、と今も思います。


世の中が変っても、やるべきことは変わらない


世の中で起こるマスのさまざまな変化は、
ウオッチして事実を確認しつつ、

でも自分がやることは、
お客様やファンの方に認めていただいて、
愛していただいて、
価値を感じていただけることを
続けることは変わりません。

それができなくなる理由って、
何かあるのですか。

世の中は悪くなっていっているというムードの話は、
枕詞とかアイスブレークではします。

もちろんコテツも社会性は高いので
そんな話に「ですよね」とは言います。

けれども、ビジネスのミーティングに入ったときに、
それはそれとして、
もっと認めていただけるアイデアを
どんどん出そうよということだし、
そこで思考停止する必要は
全くないと思います。


チャンスの時代だよ


世の中のエスタブリッシュメント(支配階層)が
総崩れになっているとき、
新しいものを生みだしやすいし
下克上を起こしやすいものです。

日本最大のクラッシュ(構造的破壊)は、
やはり第2次世界大戦の敗戦でした。

あの歴史は良くなかったとして見た上で、
焼け野原になった闇市で
パンとかお酒をこっそり売っていた人の中に、
その先、大きな会社にしていった方がいました。

財閥があって、
戦前の経済体制だったら出てこられなかった
若い起業家とか、
事業家でミニビジネスをやっていた人は
戦後何もなくなってしまったので、 

どさくさに紛れて
うまく商売を伸ばした人も数多くいます。

既存の枠組の中で
手詰まりを感じて下を向いている人が多ければ、
チャレンジをどんどんしている人が
チャンスをいっぱいつかめるので、

逆に言うと、これを第二の戦後と言うのであれば、
それはチャンスです。

ほかの人が止まって下を向いて、
腰を下ろして歩くのを諦めている間に、
がんがんアイデアを出して、行動する。

自分がやろうと思っているのはこういうことで、
自分のお客様にはこんな価値を届けたくて、

お客様には自分はこれを大事にしているので、
ぜひとも愛着を持っていただいて、
ファンになっていただく。

コスパとか、動いてもとかあまり変わらない
と思っている人がいる間に、
「こんなお付き合いをしていきたい」と
動いたほうがいい。

オレはそう捉えています。

大きく言えば、関係はありますよ。

それを憂いている気持ちもあれば、
少子化がどうにかならないかなと思って
行動はしているけれど、

別に自分のビジネスやブランディングには
関係ないと思っているので、
このメディアではその話はしません。

それと自分のビジネスがうまくいくとか、
将来が暗いかどうかというのは、全く別の話です。

それは商売をしている自分が、
お客様に対して何ができるかにかかっているし、

競合との競争や比較の中で、
どれだけ独自のポジションをとって、
自分の大事にしたいお客様を絞り込んで、
本当に熱い関係をつくれるかどうかに
かかっているわけ。


精子の数が減っても


めちゃ迷うけれど、例えを言いますね。
これは別に下品じゃないと思うので。

科学的には、
最近ヒトの精子の数が減っているといいます。

でも、精子の数が減っていることと、
自分がどなたかと恋愛して、
そういう行為をするかどうかは関係ないでしょう?

その人の行動力と、
その人がチャレンジするかにかかっているでしょう?

草食男子が増えているかどうかというデータの話と、
自分が明日ステキな彼女を探して
自分磨きをした上で、
どなたかに告白してみよう
デートに誘おう
というのは両方事実だけれど、
完全につながっているかというと、別だからさ。

この世から恋愛対象となる方が
全員いなくなったらあれだけど、
というようなお話でした。

本文は
コテツがVoicyの「ブランディングと商売の話」で語った内容を文章化し加筆したものです。
Voicyアプリをダウンロードして
『コテツ』で検索、無料で聴けます。
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久々野智小哲津
二十数年にわたり、のべ7社ほど(8社目準備中)会社を経営。ITの会社を大きく成長させた後、新規事業でさまざまな事業を立ち上げ、フランス、イタリアを中心にヨーロッパからブランドを日本に持ってきたことをきっかけに、ブランドづくりができるようになった。
海外ブランドの日本進出や、日本国内の会社、サービス、商品、人(タレントさん、議員さん、スポーツ選手など)のブランドプロデュースにも関わっている。
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