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精神も肉体も安定している人が勝つ。#健康を意識したとき

Voicy No.0212 2022年9月9日放送
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いちいち最悪認定しない。


Voicyから毎週統一テーマが出ていて、それを最近採用しています。お題があると、自分が言おうと思っていることに幅が出るからです。

今日は「健康を意識したとき」というテーマについて話します。

オレは26で会社をスタートして、とにかくビジネスで成功したかったので、「精神も肉体も安定している人が勝つ」しかないと思っていました。

特殊な才能もないし、ちゃんと勉強もしてきていない。
普通の家の出ですから、人生をのし上がるために、心身の安定に賭けていたのです。

経営を始めたときも、どうしても稼ぎたいし、どうしても会社を大きくしたかった。

個人事業主として始めたのではなくて、スタート段階で社員が6人いました。となると、出だしから100万以上の経費が必要す。お金も人様が用意してくれたものもありまして、儲かるようにするには結構稼がないといけなかったのです。

自分が経営を全然わかってないのもあり、うまくいく会社、いかない会社は何が違うのか。うまくいく人、いかない人は何が違うのかというのが、
いまだに人生のライフワーク的なテーマで、ずっとそればかりを観察しています。

それは興味による観察というよりは、自分が生き延びていってビジネスで結果を出すために必要だと思っていたからです。

今はアドバイスをするプロフェッショナルなので、ビジネスやブランディング的に、あるいは人の成長に関して、常に自分の身をもって経験してきたことや周りにあるものを、ずっと観察しているわけ。


うまくいく人に必要なのは。


頭がいい人がうまくいくわけではない。
愛想が良ければうまくいくわけではない。
スキルがあればうまくいくわけでもない。

「そもそも何なのか」というと、最低必要条件は肉体的にも精神的にも安定していることです。

調子がいいときを「山」として調子が悪いときを「谷」と表現すると、うまくいく人は、すごい高みに上がっていったり、好調なときの高さがめちゃ高いと思っている人が結構多いものです。

しかし、それは大いなる勘違いです。

だから、何か秘密のやり方とか特別バカ当たりをすることで、成功したり人生のステージが上がっていくのではないかと着目して、「山の状態」をつくりたがる人が結構多いわけ。

ただ実際は「谷をいかに深くしないか」というのが、大事なポイントなんだよね。

気持ち的にもめちゃ落ち込んでやる気がなくなる。
仕事や周りの仲間とか取引先に対して
雑な気持ちになってクオリティーが落ちる。

自分からの提案や前向きな姿勢が緩むよりは、よからぬ状況に遭ったりうまく行かなかったときの谷の部分、マイナス面とか状況的な下がり目を、ほどほどのところで食い止めるほうが大事です。

いつチャンス(いい話)が来るかわかりません。
いつ来ても最低限度のコンディションでそれを受けられることが、
チャンスを数多くつかんでいくポイントです。


健康で意識したいこと。


オレは健康のために健康でいたいと思ったことはありません。

クライアントからの相談や考え事をするとか、どこかに足を運ぶとか、取引先との関係で動いたりするときに、コンディションが良くないと動けません。チャンスを逃さないよう、体調面に関しては常に健康を意識しています。

ブランディングで人や商品を輝かせるのがオレの仕事。

そもそも負のオーラが出ているとか、「この人、じめじめしているな」とか「暗いな」とか「死人みたいなムードを背負ってきているな」となったら、仕事を依頼されないでしょう?

ですから、エネルギッシュで、明るくて、光っているというのは必須です。

ブランディングで「あなたを輝かせます」と言っている人がどんより、しけっていて、体からキノコが生えているようではまずいので、まず体のコンディションとして、エネルギーを感じられる状態を保ちたい。

具体的には、食べ物とか環境の温度管理とかです。

オレはハードな運動はあまりやっていません。運動はやっているけれど、そっちじゃないと思っています。二十歳ぐらいから体重も体脂肪も変わらないのは食べ物によるところが大きいと考え、年齢とともに食べ物へのアプローチは変えてきています。

精神的な安定度で大事だと思っているのは「いちいち落ち込まないこと」。
あれ?みたいなことが、オレだって毎日ありますよ。

自分の力不足やビジネスにおける取り組みで、思わぬ不運な出来事が起こって、あららーみたいなことはありますが、シリアスにならないほうがいい。

というのは、シリアスになるかどうかはこっちの解釈の問題で、事実はそんなに変わらないわけ。よく考えたら、大変なことじゃないこともいっぱいあるので。

億単位のマイナスからの復活。


オレは会社のいろいろなゴタゴタですごく生活が激変して、億単位のマイナスを背負ってそこから復活しているので、どんなことでも乗り切って復活できるという腹づもりがあります。

ちょっとしたことで、めちゃくちゃ騒ぐ人がいます。
でも、それはやめたほうがいい。

「大変なことが起きた」とか、「最悪だ」とか、「とんでもない」とか、「すごいリスクがある」と言うのは、自分でそう言って盛り上げたいだけ。
これはセルフハンディキャップという言い方です。

「大変な状態でも、オレはやっている」というのに酔いたい場合がほとんどで、「そうなんだ。次どうしようかな」ぐらいで乗り切ったほうがいい。

精神的にも、谷の状態を長くつくらないようにと思っております。

以上、久々野智小哲津でした。


本文は

コテツがVoicyの「ブランディングと商売の話」で語った内容を
文章化し加筆したものです。
Voicyアプリをダウンロードして『コテツ』で検索、無料で聴けます。
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久々野智小哲津
二十数年にわたり、のべ7社ほど(8社目準備中)会社を経営。ITの会社を大きく成長させた後、新規事業でさまざまな事業を立ち上げ、フランス、イタリアを中心にヨーロッパからブランドを日本に持ってきたことをきっかけに、ブランドづくりができるようになった。
海外ブランドの日本進出や、日本国内の会社、サービス、商品、人(タレントさん、議員さん、スポーツ選手など)のブランドプロデュースにも関わっている。
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