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【 noteで学ぶ ビジネスモデル 】 " 合気道 "ってどんな仕組み?

= こんな人におすすめの記事です =

「 昇進はありがたいけど、育児、残業、部下の指導で、ビジネスの勉強時間がない!最近は商品も売れにくくて、ビジネスモデルを学びたいのに…。 」

これ、僕の欲求です(苦笑)。
でも、あるある、ですよね?

ですが、なかなかどこを調べたらいいか分からないし、これらの情報にたどり着けないことがしばしば。

…ということで、このnoteでは、隙間時間に学べる『 ビジネスモデルの基本のき 』を週に1つずつお届けしています。皆様のお仕事に、またチームメンバーの育成などにご活用ください。

なお、『 他にもこんなビジネスモデルがありますよ! 』というものがありましたら、ぜひコメント欄で教えてください。教えてくださった方に、1コメントにつき100円をnoteのサポート機能でプレゼント!


= 今週のビジネスモデル:合気道 =

① ビジネスモデルの名前

合気道

② ビジネスモデルの解説

概要
合気道ビジネスモデルは、日本の武術「合気道」の原則をビジネスに応用したモデルです。合気道は、相手の攻撃を直接反撃するのではなく、その力を利用して相手を制する技術です。同様に、このビジネスモデルでは、業界の標準的な戦略とは逆のアプローチを取り、競争相手との直接対決を避けることで市場に新たな価値を提供します。
競合が一つの方向に集中している時に、敢えて異なる方向に進むことで、競争を避けつつ市場の隙間を見つけ、独自のポジショニングを確立します。このアプローチにより、既存の競争環境を崩し、新たな市場や需要を創出することが可能です。重要なのは、競合の強みである高品質や低コストといった既存の差別化要素を排除し、全く新しい価値を提供する点です。

例題
例えば、従来の化粧品業界では高額な広告費を投入し、ブランド力を高めることが主流でした。しかし、ザ・ボディショップは広告費を抑え、その分を環境配慮型の容器や天然成分の使用に充てました。これにより、競合との差別化を図り、環境や社会的な倫理を重視する消費者にアピールしました。
また、スウォッチは高価な高級時計が主流だったスイスの時計業界で、手頃な価格のファッションアイテムとしての時計を提供しました。これにより、時計の「2個持ち」という新たな消費行動を生み出し、時計市場を拡大しました。

収益化のポイント
合気道ビジネスモデルの収益化のポイントは、競争を避けるだけでなく、業界の常識に囚われず、全く新しい視点で価値を提供することです。これにより、新たな市場を開拓し、競合他社がまだ気付いていない需要を捉えることができます。重要なのは、差別化要素を常に新しくすることで、顧客の関心を引き続けることです。

Who
このビジネスモデルは、新しい市場機会を探求する企業や、競争の激しい市場で生き残りたい企業に向いています。

How
異なるアプローチを取り、既存の市場環境や競争に囚われない製品やサービスを提供することで収益を上げます。

Why
競合が主流の戦略に集中している間に、反対の方向へ進むことで、競争を避けつつ新しい市場を開拓し、独自の価値を提供するためです。

What
このモデルは、競合と正面からぶつかるのではなく、業界の常識に反したアプローチを取ることで新たな価値を生み出し、差別化を図るビジネス戦略です。

③ このビジネスモデルを使用している、代表的な会社と、活用例

  1. ザ・ボディショップ (The Body Shop International plc)

    • 活用例: 大々的な広告キャンペーンを避け、再利用可能な環境配慮型容器と天然成分の使用を前面に押し出したことで、環境に配慮した消費者層をターゲットに成功しました。

  2. スウォッチ (Swatch)

    • 活用例: 高価な高級時計市場から一線を画し、手頃な価格でファッション性の高い時計を提供することで、広範な市場から支持を獲得しました。

  3. シルク・ドゥ・ソレイユ (Cirque du Soleil)

    • 活用例: 動物の曲芸やスター的役者を排除し、オペラや舞台劇を取り入れた新たなサーカス形式で、従来とは異なる顧客層を開拓しました。


④ このビジネスモデルが使用されている代表的な業界で、従来用いられていたビジネスモデル

従来のビジネスモデル:
化粧品業界や時計業界などでは、従来のビジネスモデルは、高い広告費をかけてブランド力を高めることが主流でした。これにより、ブランドの高価値を消費者に訴求し、高価格設定が可能となり、収益性が確保されるというモデルです。また、サーカス業界では、スター的役者や動物曲芸が集客の柱となり、これに多大なコストをかけることで高い収益を見込むビジネスモデルが一般的でした。しかし、これらの業界は、合気道ビジネスモデルを取り入れることで、新たな差別化要素を創出し、競争を避けつつ新市場を開拓しました。


⑤ 僕がこのビジネスモデルを活用したら…

1. アートインテリジェンス・サービス

概要:
「合気道モデル」と「人工知能ビジネスモデル」を組み合わせ、AIを活用してユーザーの感情に応じたパーソナライズドアートを提供するサービス。
詳細:
画家としての経験を生かし、AIで生成されたアート作品を提供する。ユーザーの感情や好みに応じた独自のアートを作成し、差別化を図る。

2. エコ・クリエイティブブック

概要:
「合気道モデル」と「サブスクリプションビジネスモデル」を組み合わせ、環境配慮型の塗り絵本や絵本のサブスクサービスを展開。
詳細:
再生紙や植物性インクを使用したエコな塗り絵本を定期的に届け、サステナブルな教育を推進する。

3. 知財管理アートポートフォリオ

概要:
「合気道モデル」と「プラットフォームビジネスモデル」を組み合わせ、アーティストの知的財産を管理し、収益化するプラットフォームを構築。
詳細:
画家や塗り絵本作家の作品の知的財産をデジタル化し、適切な管理と収益化を支援するプラットフォームを提供する。

4. カラーセラピー出版

概要:
「合気道モデル」と「ニッチビジネスモデル」を組み合わせ、カラーセラピーに特化した書籍や塗り絵本を出版し、専門的な市場をターゲットにする。
詳細:
カラーコーディネーターの知識を活用し、精神的な癒しを提供するカラーセラピー書籍を出版。

5. デジタルエディティングラボ

概要:
「合気道モデル」と「クラウドビジネスモデル」を組み合わせ、デジタル編集のためのクラウドサービスを提供。
詳細:
出版者の経験を生かし、デジタルコンテンツの編集と配信を行うクラウドサービスを提供し、効率的な出版を支援する。

6. クリエイティブ財務プランニング

概要:
「合気道モデル」と「コンサルティングビジネスモデル」を組み合わせ、アーティストやクリエイター向けの財務コンサルティングサービスを提供。
詳細:
ファイナンシャルプランナーの資格を生かし、アーティスト向けに財務戦略を提案し、収益最大化をサポートする。

7. グリーンパブリッシング

概要:
「合気道モデル」と「グリーンビジネスモデル」を組み合わせ、環境に配慮した出版サービスを提供。
詳細:
エコロジーな素材を使い、環境に優しい製品を出版。環境意識の高い消費者をターゲットに、差別化を図る。

8. オープンアートコミュニティ

概要:
「合気道モデル」と「オープンイノベーションビジネスモデル」を組み合わせ、アート作品の共同創作コミュニティを展開。
詳細:
アーティストとユーザーが共同でアート作品を作り上げるプラットフォームを提供し、新たな創作の可能性を開拓。

9. エシカル・インクデザイン

概要:
「合気道モデル」と「デザインビジネスモデル」を組み合わせ、エシカルインクを使用したデザイン制作サービスを提供。
詳細:
エシカルインクを用いて、持続可能なデザインを制作・提供。環境に配慮した企業やブランドに向けたサービスを展開。

10. アート&エデュケーション・コラボレーション

概要:
「合気道モデル」と「エデュテインメントビジネスモデル」を組み合わせ、教育とエンターテイメントを融合したアート教育プログラムを提供。
詳細:
塗り絵本作家としての経験を生かし、子供たち向けにアートと教育を組み合わせたエンターテイメントプログラムを展開する。



* 引用

ビジネスモデル2.0図鑑

ゼロからつくるビジネスモデル

ビジネスモデル・ナビゲーター


= あとがき =

noteをご覧いただきありがとうございます。

会社員の傍ら、上海で塗り絵本作家になりました、KENTA AOKIと申します。日本・中国を拠点に、個展をしたり、アジアやアフリカの子供たちと塗り絵イベントを行ったり、塗り絵本を出版したり、そういった作家活動を行っております。

作家活動を進める中で、美大卒でもない、若輩者の私は、“ アート ”に関して日々色々なことを学び、そのうえでアート作品を創るようにしております。というのも、“ 美大卒でもない ”というのが結構コンプレックスなんです。

ただ、そんなことを続けていく中で分かってきたのは、

「 アートを学ぶ方法って色々あって、美大の知識は勉強したらつけられるかも!? 」
「 アートって実は科学的かつ論理的で、むしろ理系向きかも!? 」
「 アートを届けるには、ビジネスの知識も必要なんだな 」

でした。

学べば学ぶほど、アーティストだけが“ アート ”を学ぶ・理解するのは非常にもったいないなと思ったのと同時に、もっともっと“ アート思考 ”を応用すると、おもしろいものやサービスが生まれるんじゃないかと思いました。

日々本を読み、実戦しながら、学んでいる僕がこれらを伝えていくことで、よりリアリティを持って、学びが共有できたら嬉しく思います。僕と同じ境遇にある方々に届き、共感頂けたら更に嬉しいです。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

頂戴いたしましたサポートは、インドネシアやタイの子供たちに塗り絵本を送るための活動資金に活用させていただきたいと思っております。 何卒よろしくお願い申し上げます。