【日記】速度を落としたら爆発してしまう列車
連日、ウクレレの練習をしている。最近は、鬼のように練習をしていて、指が限界を迎えるまでやるのだが、今日でだいたいそのように最低一時間は練習するのを毎日やって一週間になる、やっと指に変化が現れてきた。
これが大事で、ふつうの指の状態だと、連続して弾き続けられるのはせいぜい三十分以内であり、一時間演奏すると指先が潰れそうになりそれ以上続けると豆が出来て、豆というのは皮膚の真皮と表皮の間かな? とにかく皮膚組織のどこかの間が出血ではないものの細胞間を充たしている液体が組織が傷つくことによって滲みだしてしまい、痛みもやけどをした時と同様に感じられ、演奏しているどころではなくなってしまう。
演奏において、繰り返し練習することが重要である、しかも一週間に一度四時間練習するより、毎日十分か二十分練習する方が、もし統計的に同じ時間数練習するのであれば効果的であると言われるのは、その方が技術的に習得が早いというのもあるが、ウクレレのような弦楽器に限れば、そもそも身体的に耐えられるような形に塑像されることが、ブランクがあると阻害されることも理由の一つであると思う。
で、こうして走り出した指は、いわば毎日メンテナンスできなければたとえば三日とか五日、ほっとかれたとしたらもう戻ってしまうのである。今時間があるからそのようにしているのだが、この状態を維持するには、本当に時間が短くてもいいから毎日続けなければならないということを思うと、まるで速度を落としたとたんに爆発してしまう列車に乗り込んでしまったような気分になる。
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