keisuke

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keisuke

twitter界隈でやっている創作のメモ等を残します。#alice_in_underland #錯綜青春シリーズ #lobotomy圭介支部

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  • 錯綜青春シリーズ

  • メゾン・アイリス

  • クソ男とクズ男と美少女

  • 本編でいつか使うであろうalice in underland

  • alice_in_underland本編

最近の記事

ギフトだわーい2

「全く、最近の職員たちは皆我々への敬意が足りないというか!・・・近頃なんて誰も私の控室に寄り付きやしないんだ。お陰様で延々孤独さ」 「はいはい。でもそれ、貴方ご自身のせいですからね。貴方、往々にして機嫌取りが面倒くさいんですよ。ご機嫌でも脱走、不機嫌でも脱走って」  しかも脱走しない作業結果範囲が全ALEPH最小って、わがままが過ぎるんじゃないですか。そう追撃を掛けると、華麗な白の燕尾服に身を包んだ“彼”は拗ねたようにまたタクトを磨きだした。象牙だろうか、何故だか“人間のよう

    • ギフトだわーい1

       なんだか知らないが、よく分からないものが見えるようになってしまったらしい。とうとうエンケファリンがヤバイところまで回って来たかな、まぁ、世話に行くたびに流血沙汰になるような職場なのだ、仕方がないと言えば仕方がないと思うが。  今日もまた、そうだ。収容室の扉を開けて暫く、ずっと鳴り響いていた獰猛な獣の吐息のような音が気が付いたら止んでいた。O-06-20、本来その姿は、歪に捻じれた人間の残骸のはずなのに。 「やぁ、今日は君なんだね。こんにちはマリツァ、また僕の話し相手になって

      • ドイツ旅行時のメモ(2014年当時)

        しまい込んでいたドイツ周遊10日間の旅行のメモが発見されたので保存用に。某国擬人化コンテンツを踏まえて擬人化込でメモってます。 ドイツ・・・  町と町の周りは、すべて畑か森か草原か菜の花畑。おそらくイタリアもそんな感じ。  国樹は菩提樹。ライラックと菜の花が多い。アウトバーン沿いは平野、林、時々風力発電の風車の群れがどーん。  名前はよく聞くが、ライプツィヒ、何もない。空港はあるが、いかんせん、広すぎてぽつぽつと近代的な建物が点在しているだけ、という印象を拭えない。家はログ

        • 噂話ととあるカルテ

          一人目  だって、元々学校になんてほとんど来なかったような奴だぜ。今更、突然来たって、なぁ。どうしろって話で。  でも、あの日のことは、正直忘れらんない。そりゃさ、からかった洋平が一番悪いとは思うよ。でもさぁ、そんだけでさぁ。なんかおかしいやつだとは思ってたけど、マジで。ないでしょ。カッターで、自分の首切りつける、とかさ。  やべぇの。白いシャツがどんどん真っ赤になってってさ、なのにアイツ笑ってたんだぜ!もっと小学校の時とか、髪もぼさぼさでビンボーくさかったらしいんだけど、そ

        ギフトだわーい2

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        記事

          In Each Case [黒川聡の場合]

           命と言えるほど大切なものを失うというのは、どういう気分なのだろうか。よく分からないが、いつでも、だれでも、その瞬間の顔は傑作としか言いようのないものだ。  さらに言えば、自分の身に降りかかる心配のない他人の地獄というのも、見ている分には大変愉快である。そう。思わず。  口元を覆わずには、いられないほどに。 「あ・・・、あ、これは、その、違うんだ、俺じゃない!!・・そう、そうだ、このUSBメモリを落としたとき、多分誰かが仕込んだんだッ!!」  本社最上階の会議室。午前

          In Each Case [黒川聡の場合]

          In Each Case [幸田雅人の場合]

          「はぁい、席についてー。ほら、出席取るからぁ」  月曜日、午前8時35分。朝のホームルーム前の教室の騒がしさは、笑顔一つですっと静かになる。39人の可愛らしい生徒たち。俺はこの小さな箱庭の羊飼いのようなものだ。  胸ポケットからボールペンを引き抜き、出席簿を開く。今日の欠席連絡は篠田幸歩、か。時期外れの急性胃腸炎だということだ――放課後にでも見舞いの電話を入れてみようかな。 「うん、篠田以外はみんな今日も揃ってるね。それに、遅刻者もゼロ。偉い偉い」  何気なく発した言

          In Each Case [幸田雅人の場合]

          メゾン・アイリス 他己紹介3

           今回は学生&先生コンビこと林凛太朗(14)と幸田雅人(32)に、他の住人の印象について聞いてみました。 (Q1.まずは軽く自己紹介をお願いします) 「えっと、林凛太朗、14歳です。中学生・・です」 「幸田雅人、32歳です。高校で日本史教えてます。さて・・インタビューだってさ。頑張ろうね、凛太朗」 「はい・・あんまり得意じゃないですけど、僕の知ってること、話します」 「そんな固くならなくても大丈夫だよ、凛太朗は真面目だねぇ」 (Q2. 他の四人について一人ずつどうぞ) 「

          メゾン・アイリス 他己紹介3

          メゾン・アイリス 他己紹介2

           今回は昼夜入れ違いコンビこと塩野梓(28)と水谷瞭(30)に、他の住人の印象について聞いてみました。 (Q1.まずは軽く自己紹介をお願いします) 「塩野梓。28歳、国内でモデルやってる。そろそろ引退したい」 「・・水谷瞭。30歳。フリーランスのデバッガー。」 「・・・俺達で組ませたの失敗じゃない?無言じゃん」 「ほぼ片言に近いわな。・・・で?他己紹介?」 「俺達からみた他の奴らって事でしょ。あんま深く考えた事ないなー」 「アズ、結構自己中だからね」 「うるさいな」 (Q

          メゾン・アイリス 他己紹介2

          メゾン・アイリス 他己紹介1

           今回は最年長コンビこと藍原誠(35)と黒川聡(35)に、他の住人の印象について聞いてみました。 (Q1.軽い自己紹介をお願いします。) 「えー、黒川聡、35歳。普通の会社員です。」 「僕は藍原誠。しがないバーでオーナーというか厨房というか、バーテンダーやってます。聡と同じ35歳。」 「バリバリ夜の仕事だよな、俺とか雅人と違って」 「一応夕方から夜の仕事なんだけど。まー帰る時間遅いからね」 「遅いってか明け方だろ。つか瞭がギリ寝る前くらいもよくあるだろうが」 「瞭が寝る時

          メゾン・アイリス 他己紹介1

          +3

          ご機嫌な孝介と帰り支度中の董生の話

          ご機嫌な孝介と帰り支度中の董生の話

          +3

          ほんの些細な事だけど。・・見過ごせねぇよ!

          「あ」 「・・・おう」  終電もとうに過ぎた時間。久々に商学部のサキちゃんとのサシ飲みで結構カラオケなんかでいい感じの雰囲気になっちゃって、・・・結局ちょっとイチャイチャした雰囲気になって終電宣言をされてしまった俺は、一度部屋に戻ったものの卵の買い忘れに気が付き、コンビニに向かおうとしていた。まぁ、なんかちょっとお酒飲んじゃって暑いし、たまにはアイスでも買っちゃおうかな、とかそんな風に思う午前1時半過ぎ。暇のない大学生活の中でも結構普段は規則正しい生活を送っているものだからこ

          ほんの些細な事だけど。・・見過ごせねぇよ!

          圭介プレゼンツのダウナー男子たち。進也は創作企画以来だったので描き方忘れてました。全体的に髪が長い。 左から「人見知り系暗チャラサイコパス」「タラシ半メンヘラ無責任クズ男」「記憶を恨む生きる五大厄災」 楽しいです

          圭介プレゼンツのダウナー男子たち。進也は創作企画以来だったので描き方忘れてました。全体的に髪が長い。 左から「人見知り系暗チャラサイコパス」「タラシ半メンヘラ無責任クズ男」「記憶を恨む生きる五大厄災」 楽しいです

          クソ男とクズ男に振り回される美少女

          画像はまぁ。自己紹介がてら、設定。 永井 右京(23) 通称クズ男経済学部4年   1浪で入学しているので周りより1歳上。何があったのか知らないが、変な方向に性格と性癖が歪んでる。一人暮らし中だが片付けは得意じゃない。清永とはアパートの隣室という変な仲。  酒は強いが、そのせいで逆に飲む気が起きないとのこと。たまーに晩酌程度に飲むレベル。行きつけのバーがあり、一杯目は必ずダーティーマザー。狭く深めの交友関係で、懐くと性格の悪さが露見する。サークル等には一切不参加。友人か

          クソ男とクズ男に振り回される美少女

          間際でさえ美しいのか

          「あっ」  思わず、声を上げた。窓辺に佇み話していた彼の鼻から、すぅ、とまた血が垂れたのだ。  え?と困惑の声を上げた瞬間、彼が咳き込む。そして口元を押えた手からぱたぱたと零れ落ちる、深紅が。華奢で蝋人形のように白い指を伝い、溢れ、手首へと落ちる。普段あまり表情の動かない彼の、驚いたようなその顔。 「ああ・・・済まない、布を」 「分かったし、動かんとき。大丈夫やよ、狼狽えんと静かにな」  食事や睡眠など、人らしい姿を表に見せることを嫌う彼の、ある意味最も人らしい部分

          間際でさえ美しいのか

          Into The Wonder Fairy Tale. ー2ー

          「・・・、白兎、お茶を持ってきて。メルフォート・セイロンがいいわ、それかスペアミントでも齧らせて頂戴」  数日後。組織に潜り込んでいた“鼠”の始末には片が付いたし、来年度上半期の予算編成も少しずつ組み上がっている。ああ、でも最近5番街に蔓延しているという噂のゴミみたいなアッパー系薬物の取り締まりも・・けれどこれはアリス・ファミリーだけでどうにかできる問題でもないのか。警察、司法、そしてクイーン・ファミリーとの連携も・・・。考えなければならないことが山盛りで、もうどうにかなって

          Into The Wonder Fairy Tale. ー2ー

          興味本位(6/18完)

          「ねぇ」  その言葉は優しい声音だったが、裏腹に、その瞳は煌々と輝いていた。サボり部屋、と呼んでいる、旧体育館倉庫のロフト上での話だ。保健室に行くのも微妙、かといって授業に出る気にもならない、そんなけだるい気分の時によく訪れていた俺の秘密基地は、すっかり董生に占拠されるようになってしまった。  聡明でトーク力もあり、ルックスも良い。いかにも女に人気そうな優等生だと思っていたのに、実際は倫理観の欠けた単なるクソ野郎だ。その好奇心剥きだしの視線を避ける様に、俺はそっと目を逸ら

          興味本位(6/18完)