ZADA

「アートを楽しく学ぶ」ために、個人的に気になる情報や体験を共有していきたいと思ってます。

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マガジン

  • アートな旅〜パリ編まとめ〜

    パリ滞在中に訪れた美術館やギャラリーを纏めています。

最近の記事

アートな旅 ~パリ編⑥🇫🇷~

先日ルーヴル美術館に行ってきた。 パリの美術館の営業時間について、簡単にまとめておく。 通常:18時で閉館 木、金曜日:◎21:30頃までオープン多数 日、月曜日:△ 休館多数 毎月第一日曜:入場無料の美術館多数 ちなみにパリのカフェやビストロも日、月曜日はお休み多数。happy hourが21:00までで、ビール1杯4〜5€くらい。円安の今でも楽しみ易く、チップは特に求められない。 何より気候が良く、23時頃まで明るいので、1日を安全に長く楽しむことができる。 館

    • アートな旅 〜パリ編⑤🇫🇷〜

      ピカソ美術館に行ってきた。 パブロ・ピカソは世界で最も偉大なアーティストの1人だ。 偉大の定義はあくまで個人的だが、 ギネス記録を持つほど多作であり、 生き様と作品にユーモアがあり、 カリスマ性があり、 誰もが彼を知っていて、 生前から富と名声もあった。 そんな彼を偉大と呼ばずにはいられない。 17世紀に塩税徴収官の邸宅として建てられた物を、 20世紀にパリ市が買収し、ピカソ美術館となったのだとか。 いつの時代も、ピカソの作品には賛否両論あり、何がどう素晴らしいの

      • アートな旅 〜パリ編④🇫🇷〜

        先日パリで素晴らしい出会いがあった。 以前投稿したメンズリングのコレクション展『メンズ リング イヴ・ガストゥ コレクション』から続くお話となるのだが… 私が指輪の歴史に興味を持つきっかけとなった、Yves Gastou(イヴ・ガストゥ)コレクション。 ふと先日、パリにギャラリーがあることを思い出したので、行ってみることにした。 しかし生憎、日曜日と月曜日は定休日で2日とも中に入ることすらできなかった。 2日も縁がないと、いつもならで諦めてると思うのだが、翌日偶然3

        • アートまち散歩 〜パリ🇫🇷マレ地区〜

          現代アートのギャラリーが犇くマレ地区エリアに潜入してきた。 6月のパリはほとんど雨が降らず、快適な気候が続いている。もう3週間以上滞在しているが、雨が降ったのは2回だけだ。 ホテルからレンタサイクル(velib)でパリの街並みを感じながら走るのは最高に気持ちが良い。 滞在中のモンパルナスからセーヌ川を越えて、約20分ほどでマレ地区に到着。 まず向かったのは、PERROTIN(ペロタン)ギャラリー。 以前日本(六本木)にある、ペロタンギャラリーを訪れたこともあり、これ

        アートな旅 ~パリ編⑥🇫🇷~

        マガジン

        • アートな旅〜パリ編まとめ〜
          8本

        記事

          アートまち散歩 〜パリ🇫🇷 ヴァンヴ蚤の市〜

          念願叶って、パリの蚤の市に行ってきた♫ 滞在先のモンパルナスから1番近くて規模の大きい蚤の市を調べたところ『ヴァンヴ蚤の市』が該当した。 日曜の朝8時、ホテルから25分ほど歩いて目的地に到着。 と、つい目移りしてしまうが、 今回の私の目当ては、「絵画」。 今まで海外で絵を買った経験はないが、 この度のフランス出張が決まった時、ふと家に飾る絵をパリで買えないかな?蚤の市でなら安く手に入るかも?と思って機会を伺っていたのだ。 ヴァンヴ蚤の市は土日しかやってないため、

          アートまち散歩 〜パリ🇫🇷 ヴァンヴ蚤の市〜

          アートな旅 〜パリ編③🇫🇷〜

          ポンピドゥー・センターへ行ってきた。 実に6年ぶりに訪れることができた。 近代(1900年頃)〜現代アートまで様々な巨匠アーティストの作品を鑑賞できる、見応え抜群の美術館、ポンピドゥ・センター。 フランス🇫🇷大統領の名前が由来。 6階〜1フロアずつ降りて行き、企画展、常設展ともに観覧できる造りになっている。 ただ1フロアずつが異常に広いため、全部を見終わる頃には足が棒のようになっていたが、体力以上に知力が尽き果ててしまうと思うほど見応えがあった。 後で知ったが、先

          アートな旅 〜パリ編③🇫🇷〜

          アートな旅 〜パリ編②🇫🇷〜

          昨年オープンしたばかりの美術館「証券取引所 ピノー・コレクション」に先日行ってきたので紹介したいと思う。 フランスの大富豪フランソワ・ピノー氏。 プランタン、グッチ、イヴ・サン・ローラン、バレンシアガ、ボッテガ・ヴェネタなどを傘下に持つピノー・プランタン・ルドゥート(PPR)グループの創設者だ。 彼は世界有数の現代アートコレクターとしても知られていて、絵画、彫刻、写真、映像、インスタレーションなど、1960年代から21世紀の現在までの主要な現代アーティストの作品を数多く

          アートな旅 〜パリ編②🇫🇷〜

          アートな旅 〜パリ編①🇫🇷〜

          先週からパリに出張しているので、現在のパリの美しさや街の様子を紹介していきたいと思う。 ピカソ、マティス、モディリアーニ、藤田嗣治など有名アーティストたちも通った老舗カフェ。 パリではカフェといっても、前菜、オイスター、肉類、パスタ、デザートなどフードメニューも充実していて、夜はいつもパリの人々の社交場となる。 パリの建築物はとても美しい。  よく見ると、パリのアパルトマンの屋根には、どこも小さな可愛らしい煙突がついている。 これはかつて暖炉があったときに使われた通

          アートな旅 〜パリ編①🇫🇷〜

          藤原新也 ~メメント・モリ~

          今年11月26日~世田谷美術館にて、 写真家 藤原新也「祈りの軌跡」展が開催される。 藤原新也さんの作品に興味を持ったのは、著書『メメント・モリ 死を想え』を読んでみたのがきっかけだった。 本書が発刊された1983年は、私はまだ生まれていないのだが 初めて読んだときは衝撃を受けた。 「ニンゲンは犬に食われるほど自由だ」 死を迎える者、また死を見送る者の在り方が、日本とこんなにも違うのか!という衝撃だった。 祭りの日の聖地で印をむすんで死ぬなんて、なんとダンディな

          藤原新也 ~メメント・モリ~

          アートな旅 〜スペイン編〜

          今日のアートな旅は、2019年春に訪れたスペインについて。 私は約1週間かけて、 ・サンティアゴ・デ・コンポステーラ ・マドリード この2カ所に出張だったのだが、 もはや住みたいとすら思える美しい国だった。 特に気に入ったポイントは、 ・空が濃い青 ・夜10時頃まで明るい ・湿度が低くて過ごしやすい ・物価安い ・人が陽気 ・食べ物が美味しい ・文化の香りが強い ・街がおしゃれ などなど。 ■建築 ■芸術 ボスは14〜15世紀のネーデルランド(今のオランダ)

          アートな旅 〜スペイン編〜

          アートな旅 〜ルーブル・アブダビ編〜

          私は仕事柄たまに海外に行くのだが、やっぱり文化的な場所が好きなので、限られた時間ではあるが様々な美術館を訪れてきた。 今日はその中から、世界の美術館を1つ紹介したいと思う。 先日UAE(アラブ首長国連邦)のアブダビに行った時に見た、忘れられない作品について取り上げたのだが、 同じ出張の際に、ルーヴル・アブダビ(Louvre Abu Dhabi)にも行くことが叶った。 名前を聞かれたことのある方も多いのではないだろうか? 2017年11月、フランスとUAE(アラブ首長

          アートな旅 〜ルーブル・アブダビ編〜

          アートまち散歩 〜東京蚤の市〜

          先日6/3〜6/5の3日間、国営昭和記念公園にて開催されていた「第17回東京蚤の市」に行ってきた。 以前大江戸骨董市で、香炉を購入して以来すっかり骨董市や蚤の市にハマってしまっている私。  「東京蚤の市」は、コロナ前の2019年11月の開催から約2年半ぶりとなるそうで、たくさんの人で賑わっていた。 この度はどんな物と出会うのやら…♫ 他にもシルバー雑貨、古着、花、家具など様々なジャンルのお店があり、目移りしてしまったが、 私の今回の目当ては2つ。 背の低い和箪笥と、

          アートまち散歩 〜東京蚤の市〜

          アートな旅 〜Abū Dhabī(アブダビ)編〜

          コロナ前の2019年10月頃、UAE(アラブ首長国連邦)のアブダビ(Abū Dhabī)に出張した。 その時に出会ったアート(写真)で今でも忘れられないものがある。 UAEのフォトアーティスト、 Yousef Al Habshi(ユセフ・アルハブシ)氏だ。  彼の特徴は昆虫を被写体とすること。またミクロな世界に迫るため、虫の頭部や目、羽根など部分的に撮影した作品が高く評価されている。 まだ日本では知らない人の方が多いと思うが、とあるイベント内でNikon主催の個展が開

          アートな旅 〜Abū Dhabī(アブダビ)編〜

          アートまち散歩 〜三井記念美術館〜

          こんにちは! さて今日は昨年9月から長期休館していた三井記念美術館(東京・日本橋)が4月29日リニューアルオープンしたため、現在開催中の『絵のある陶磁器 ~仁清・乾山・永樂と東洋陶磁~』を見に行くことにした。 三井記念美術館は、旧財閥三井家の伝来品(日本・東洋の優れた美術品)を収蔵展示するために設立された私立美術館で、三井文庫別館が2005年10月に三井本館(重要文化財建造物)7階に移転し開設した美術館だ。 東京メトロ銀座線 三越前駅【A7出口】より徒歩1分という好立地。

          アートまち散歩 〜三井記念美術館〜

          アートまち散歩 〜近所のお寺〜

          都会に住んでいると、自然の有難さをより強く感じる 朝の晴れた日に、優しい木漏れ日の中に立ち、季節の移ろいを感じたり、鳥たちの囀りに耳を澄ませたり、いつもよりゆったりと流れる時間に身を委ねた時、 「今必要だったのはこの時間だったのかもなぁ」と感じたりする。 1日のうちに少しでもそんな時間を作れたらと思い、私は2年ほど前から、毎朝近くのお寺を散歩することを習慣にしている。 そこで感じる四季折々の美しさや変化は、どんなアートよりもたくさんの癒しと気づきを私に与えてくれるのだ

          アートまち散歩 〜近所のお寺〜

          「漫画」は9番目の芸術!

          私はBD(バンド・デシネ)が好きだ。 BD(バンド・デシネ)とは、フランス・ベルギーなどを中心とした地域の漫画のことで、日本の漫画家たちにも多大な影響を与えている。 ときに詩的で、芸術的な香りが漂っていて、日本の漫画とまた違うユーモアや面白さを持っているところが好きなのだ。 フランスでは第9の芸術に認定されている「漫画」。 ちなみに1〜8の芸術は、「建築」「彫刻」「絵画」「音楽」「文学(詩)」「演劇」「映画」「メディア芸術」となるそうだが、 世界でもっとも有名な美術

          「漫画」は9番目の芸術!