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アートまち散歩 〜パリ🇫🇷 ヴァンヴ蚤の市〜

念願叶って、パリの蚤の市に行ってきた♫

滞在先のモンパルナスから1番近くて規模の大きい蚤の市を調べたところ『ヴァンヴ蚤の市』が該当した。

日曜の朝8時、ホテルから25分ほど歩いて目的地に到着。

8時はまだお店がチラホラ。
準備中のお店も多数。
皆一様に白いワゴン。
沢山のアンティークを載せた車が続々とやってきた。
周辺のアパルトマン
世界各国のアンティークが所狭しと並べられている
無数のピンバッジ
日本人、韓国人に人気なのかな?
騎馬隊のデザインも豊富でかわいい
自分がどんな物に惹かれるかわからないからこそ楽しい世界。

と、つい目移りしてしまうが、

今回の私の目当ては、「絵画」。

今まで海外で絵を買った経験はないが、

この度のフランス出張が決まった時、ふと家に飾る絵をパリで買えないかな?蚤の市でなら安く手に入るかも?と思って機会を伺っていたのだ。

ヴァンヴ蚤の市は土日しかやってないため、天候にも恵まれ、直接訪れることができて本当によかった。

ヴァンヴ蚤の市 絵画コーナーの様子
状態の良し悪しもピンキリ。。
スーツケースに入るサイズが好ましい。。

と色々と頭を巡らせながら、約2時間物色。

すると少し遅れてきたのか、はじめ通った時にはいなかった、ブルーのワゴンが目の前に。中にはぎっしり絵画が敷き詰められていた。

ぎっしり!

そこで見つけた作品で、家の雰囲気にピッタリだなと感じ、購入したのがこちら。

E.Fantenilles?作(1973)

木板に描かれた油画。サイズは6号くらい。
一見よくありそうな古い街並みの作品だが、作品が持つ静けさと鮮やかな色彩のバランスが、わたしにはとても心地良く感じた。

家に帰って刺激的な作品を見るよりは、どこか落ち着く一枚が欲したかったのもあり35€→20€まで交渉し購入を決めた。

日本に帰って、作品に合う額を選ぶのも楽しみだ♫

それともう一つ、全く予期せぬ出会いというか、なぜか買うことになったのがこれ。

エキゾチックな魅力。顔立ちはアフリカっぽい?
でもどこか日本的な香りも。合掌してるし。
背中の木目が美しく、手触りも滑らか。

後々考えれば、

以前読んだ「苔のむすまで」(著:杉本博司)に出てくる骨董に姿が似ていたからか、

一度店頭から消えた後、毛の長い小型犬が別の店先な移動しているのを気づかせてくれたからか、

100€→40€まで値下げてしてくれたにも関わらずそれでも買わないと言って去った私を、店員がわざわざ追いかけてきて35€と言いに来てくれたからか、

結局絵画よりも高くついたので、買った時は少し後悔していたのだが、

触ったり眺めたりしていると、次第にとても満たされる感覚に気づき不思議がっている。

なんなら1日経った今は、絵画よりも良いご縁だったのかもしれない、とすら思うようになっているw

蚤の市はこれがあるから楽しい。

自分の知らない自分に気づける感覚。
それは美術館で好きなアートに出会う時の感覚に似ているのかもしれない。

フランスで絵画と民族工芸を手に入れてとても満足な散歩となった。

また機会があれば色んな国の蚤の市に行ってみたいと思った。

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