アートな旅 〜パリ編③🇫🇷〜
ポンピドゥー・センターへ行ってきた。
実に6年ぶりに訪れることができた。
近代(1900年頃)〜現代アートまで様々な巨匠アーティストの作品を鑑賞できる、見応え抜群の美術館、ポンピドゥ・センター。
フランス🇫🇷大統領の名前が由来。
6階〜1フロアずつ降りて行き、企画展、常設展ともに観覧できる造りになっている。
ただ1フロアずつが異常に広いため、全部を見終わる頃には足が棒のようになっていたが、体力以上に知力が尽き果ててしまうと思うほど見応えがあった。
後で知ったが、先日紹介したピノー・コレクションの入り口にあったアート作品もチャールズ・レイが手掛けたものだったらしい。
特にクプカの作品は、何故だか惹かれるものがあった。「色による計画」と題した約110年前の作品なのだが、
はじめ真ん中の三角が、YouTubeのロゴにある再生ボタンに見えたりしたのだが、
じっくり観ていると、そのシンプルな描線と、豊かな色彩を通して、モデルの女性がゆっくりと動きだすかのような、なんとも言えない美しさを想像することができ、自分としてはその時間が心地よかった。
またクレーも好きなアーティストの1人。
抽象画の中で共通する自分の好きな感覚というものが、なんとなく見えてきた気がするのだが、うまく言語化できないのがもどかしい。
というわけで簡単だが以上となる。
他にも100〜200号級の絵画や彫刻をたくさん目の当たりにし、最後はホントにヘトヘトになった。
日も少しずつ暮れ始め21時で閉館。
それでも外はまだまだ明るい。
ポンピドゥ・センター前の広場では、若者たち(おそらく10代)が地面に座り、各々の時間を過ごし賑わっていた。
文章より写真、写真より動画と、
より分かりやすい刺激(情報)に時代は流れていっているが、
それはある種考える力、想像する力を養う機会を失っていく時代ともいえる。
アートを見るということは、想像するということ。
アートを見るということは、自分を知るということ。
アートを見るということは、違いを知るということ。
若者たちのアートへの関心がもっともっと高まっていけばいいなと思った。
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