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アートな旅 〜パリ編③🇫🇷〜

ポンピドゥー・センターへ行ってきた。

ポンピドゥー・センター国立近代美術館
外付けエスカレーターが特徴的

実に6年ぶりに訪れることができた。

近代(1900年頃)〜現代アートまで様々な巨匠アーティストの作品を鑑賞できる、見応え抜群の美術館、ポンピドゥ・センター。

フランス🇫🇷大統領の名前が由来。

6階〜1フロアずつ降りて行き、企画展、常設展ともに観覧できる造りになっている。

1階(ground floor)

ただ1フロアずつが異常に広いため、全部を見終わる頃には足が棒のようになっていたが、体力以上に知力が尽き果ててしまうと思うほど見応えがあった。

wiki
チャールズ・レイ 企画展
Hinoki

後で知ったが、先日紹介したピノー・コレクションの入り口にあったアート作品もチャールズ・レイが手掛けたものだったらしい。

チャールズ・レイ(Horse and Rider)
別フロア ドイツの企画展より
常設展 フリーダ・カーロ
常設展 ジョルジュ・ブラック
常設展 フランティセック・クプカ
「色による計画」(1911)

特にクプカの作品は、何故だか惹かれるものがあった。「色による計画」と題した約110年前の作品なのだが、

はじめ真ん中の三角が、YouTubeのロゴにある再生ボタンに見えたりしたのだが、

じっくり観ていると、そのシンプルな描線と、豊かな色彩を通して、モデルの女性がゆっくりと動きだすかのような、なんとも言えない美しさを想像することができ、自分としてはその時間が心地よかった。

常設展 パウル・クレー


またクレーも好きなアーティストの1人。

抽象画の中で共通する自分の好きな感覚というものが、なんとなく見えてきた気がするのだが、うまく言語化できないのがもどかしい。

会場から見るパリの街並み
奥にある小高いのがモンマルトルの丘


というわけで簡単だが以上となる。

他にも100〜200号級の絵画や彫刻をたくさん目の当たりにし、最後はホントにヘトヘトになった。

日も少しずつ暮れ始め21時で閉館。
それでも外はまだまだ明るい。
ポンピドゥ・センター前の広場では、若者たち(おそらく10代)が地面に座り、各々の時間を過ごし賑わっていた。

文章より写真、写真より動画と、

より分かりやすい刺激(情報)に時代は流れていっているが、

それはある種考える力、想像する力を養う機会を失っていく時代ともいえる。

アートを見るということは、想像するということ。

アートを見るということは、自分を知るということ。

アートを見るということは、違いを知るということ。

若者たちのアートへの関心がもっともっと高まっていけばいいなと思った。

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