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「さようなら『新世紀エヴァンゲリオン』」と庵野氏は言った
『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』、感動した。クライマックスにシンジが「ネオンジェネシス!」と叫んで新たなるGenesis=シン・メガドライブを創出したシーンには、しめやかに失禁させられた。そのシン・メガドライブがシン・セガサターンへとシン化し、山岸マユミや霧島マナが再臨して「奇跡の戦士エヴァンゲリオン」を歌ってゲンドウに脳天直撃するシーンでは全観客が吐瀉物を撒き散らしながら宙に浮いてた。シ
もっとみる「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」は昭和から平成に贈られたチャッキー人形レベルの“いやげもの”であり、「劇場版仮面ライダージオウOver Quartzer」のアナザーバージョンだったのだ概論
■安くなかったら観ない
9月1日、日曜日。映画館の値引き日。
というわけで、興行成績への影響を最小限に収められるだろうと思い、野次馬気分で「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」(以下・ドラクエYS)を観てみた。
端的に言えば実写「デビルマン」並である。
あの「デビルマン」を公開初日にフルプライスで観に行って、前売り特典のDVDが500円で売られていたのを見て、劇場を出て「ひどいものをみ
MRコンテンツって何だろうねって「THE IDOLM@STER MR ST@GE!! MUSIC♪GROOVE☆」を観てきた訳なんですが
透過スクリーンへの映像上映コンテンツ「765PRO ALLSTARS『THE IDOLM@STER MR ST@GE!! MUSIC♪GROOVE☆』presented by アソビストア」を観てきた。透過スクリーン上映は、結局のところ「実際に居る(っぽく見えますよ)!」という予定調和を観客が認識していることありきだと思っているので、個人的にはさほど高く評価していない。ただ、MR ST@GEは「
もっとみる「GODZILLA 怪獣惑星」はあんま愉しめなかったし、設定や演出に杜撰な点が散見されたけど、まあ突出した怪獣作品が最近あってそれに見劣りするっていう点もあるし、にしてもダメな部分はダメだったなっていう話
■SF設定は呆れるほど雑 まず、SF設定が杜撰である。地球に怪獣が大量出現――これはいい。最強の怪獣ゴジラが人類文明を破壊――これもいい。陰謀を抱いて来訪した宇宙人――旧作には宇宙人・未来人・超能力者が居たのだから別にいい。エイリアンテクノロジーの亜空間航行やスパコン――艦首にドリルを着けた潜水艦が空を飛んでいたのを考えるとマトモ過ぎるとすら言える。
問題は、いざ地球に戻ってきて、ゴジラに挑む理
かくかくしかじかで、VR ZONE SHINJUKUに行ったでござるの巻
コンピュータゲームは2次元のディスプレイ上に産まれて、3次元を目指して様々な挑戦をしてきた。ファミコン3Dシステム、セガ3Dグラス、バーチャルボーイ、メガバイザー、PUD-J5A、とびだシッド、ニンテンドー3DS、他色々。そして今、VR HMDが新たな挑戦の舞台になっている。その最先端のひとつが、バンダイナムコのVR ZONE SHINJUKU(以下、VZS)だ。
基本的にはゲームメーカーた
★四半世紀ほどゴジラを見て生きてきたけれど「シン・ゴジラ」は本当にゴジラ史上最高で、だけど「シン・ゴジラは最高」で停止していいものでは決して無く、そして今までのゴジラ映画は何故「シン・ゴジラ」になれなかったのかを振り返り(with僕視点)つつ、僕は「完璧な平成ゴジラ」的作品を観てみたいんだよねと言う話。
*恐怖=魅力である(のだが) 僕が産まれたのは「ゴジラ(1984)」が公開された3年後。物心付く頃には「ゴジラVSビオランテ(1989)」や「ゴジラVSキングギドラ(1991)」,「ゴジラVSモスラ(1992)」といった、いわゆる【平成ゴジラシリーズ】の展開が固まっていて、ゴジラが「居て当然」の幼少期だった。
初めて見たゴジラ映画は「モスラ対ゴジラ(1964)」だったと思う。「ゴジラVSモスラ
【庵野秀明の「シン・ゴジラ」】を観て思った、特に中身の無い話。
*ゴジラを守れ ゴジラは神だ
庵野秀明って人は、神様が嫌いらしい。
「ふしぎの海のナディア」では神を騙る者が黒幕だったし、「新世紀エヴァンゲリオン」では神の使いが敵だった。「トップをねらえ!」の宇宙怪獣もそうだが、超越的な立場から世界をコントロールする、言わば【運命】みたいな物が嫌いなように思える。
「シン・ゴジラ」におけるゴジラは、従来シリーズから諸設定が大きく変えられている。ただ【大
「ファークライ4」と「ファークライ3」
★「ファークライ4」と「ファークライ3」における最大の相違点と、それが示す共通点。そして、その理由。
●「ファークライ4」は素晴らしいゲームだけど、特にある1点を褒めたかったから。 美しいグラフィックス。優れた操作性。冒険しがいのあるマップ。多彩なフィーチャー。シューターとしての優れた出来栄え。これらが詰め込まれた「ファークライ3」について、傑作という評価に異論を持つ人はまずいないだろう。いると