見出し画像

ドイツワイン🇩🇪

こばわーっ

えー、ドイツワインの講座のレポートでーす📝

書いてまとめると覚えられるのですよねー⁽⁽ଘ( ˊᵕˋ )ଓ⁾⁾

どうぞお付き合いくださいましっ🇩🇪

ドイツといえば、ビールですがね。
ワインの生産量はヨーロッパ1.2位のイタリア、フランスとは大差ではありますが、4位に入るほど。

フランス北部アルザスとはライン川を挟んでお隣同士。

領土争いを繰り返していたので、お互いの文化が行ったり来たり〜

なので、よく似てるそうです。

アルザスのワインがお好きな方は、わりとドイツワインもお好みなのではないでしょうか🍾

とはいえ、アルザスは辛口が中心、ドイツは甘口主体。


緯度が高く冷涼な地域になるので、白が中心なのは同じですが、、

強くなりやすい酸味を甘味で抑えるスタイルが多く、低アルコール中甘口スタイルで飲みやすいものが昔日本でも流行ったそうです。

冷涼な地域でいかに熟した葡萄を生み出すか、いろーんな工夫がなされてます。

そう、ドイツでは糖度の高いワインほど高級!

なので、格付けも糖度が基準になっていて…その中でもトップに君臨するのはトロッケンベーレンアウスレーゼ。

なんか迫力のある名前ですよね。
ラスボスにぴったり。
ですが、うっとりするほど上品な甘口ワインです。

そんな甘露のようなワインを生み出すために、いかに熟した糖度の高い葡萄を生み出すか…

決して葡萄栽培に適した気候とはいえない中、限られた条件の良い栽培地で、手間暇かかる手作業が行われてるそです。



太陽の光を受ける平面が直角に近づくほど熱量を大きくなる物理の法則を生かせる立地ということで、南向き30度の斜度の傾斜を持つ畑ばかり。

そんな場所では、耕作機械が使用不可のため、棒仕立ての手作業となりまーす。

さらに川沿いということも良き条件。
反射光による熱量や、夜間から明け方の気温が高く霜害や凍結を防いでくれるからですねー。

つまりドイツに関しては、少しでも暖かいと土地が良きテロワールとなりまーす。

それにしてと、手仕事って本当に偉大。
手間がかかるのですがね。

私も酵素や味噌、みりんだとかを手作りしてるから、その奥深さにハマり追求していく気持ちもなんか共感できるのですが、機械では計れない何かがあるのですよね。

ないかもしれないですけど。
まぁでも、そこに愛はきっとありますね!
あと、常在菌も!←マニアック

冷涼な地域なので、ほんの少し赤も頑張ってるみたいです。

ピノさん好きだから、探してみたいですね。
あ、でも、名前が変わるそうで…
ピノ・ノワールは、シュペートブルグンダーと呼ばれるそうです。
もう響きが違いすぎてw
イメージ壊れそうw

あと、広く一般的に辛口ワインが主流なご時世で、売り上げを伸ばすためにもドイツ=甘口を払拭するべく辛口にも力を入れてるよう。

いやーとりあえず、テイスティングでは大好きなリースリングを堪能できて、楽しかったです。


ちなみにドイツワインはボトルも特徴があったりなかったり…

スタイリッシュな感じのボトルと、スライムみたいな可愛い感じ♡

スライムボトルはボックスボイテルといって、ドイツのフランケンという地域で広く使用されてるそうです。

左から順にいきますか。

No.1
等級 クヴァリテーツヴァイン
リープフラウミルヒ・マドンナ・クヴァリテーツヴァイン

低アルコール、中甘口、ワインビギナーにも飲みやすく美味しいワイン。

リープフラウミルヒは聖母のミルクの意で、1960年代に日本でも中甘口ワインとして人気を博したそうです。
指定された産地、品種で作られた白ワイン、18g以上の残糖などの基準を満たせば名乗れるブランドワインの名称です。

ミュラートゥルガウ、リースリング、ケルナー、シルヴァーナのブレンド。

青りんご、白い小花の香り、ほんのりミネラル感。

軽やかアタックの甘酸っぱさ、さっぱりすっきり終われるので、ワインビギナーに好まれるのがよくわかります🍾

No.2
等級プレディカーツヴァアン・カビネット
ゾンマーハウザー・エルシュピール・シルヴァーナ・トロッケン

等級でいうと、先ほどのクヴァリテーツの上になりますが、プレディカーツの中では1番下のカビネット。

ドイツのワイン法律ではまず4段階のピラミッド型等級、さらにその1番上のプレディカーツヴァインの中で、6つのピラミッド型等級となってます。
その6つの上段4つは甘口ワイン♡

産地はフランケン、品種はシルヴァーナ
フランケンでは、昔から辛口を貫いてる男気なワインが多いそうです⭐︎

等級名のあとのトロッケンは辛口を指していて、中辛口の場合はハルプトロッケンとなります。

香りはホワイトペッパーのようなスパイス香、レモンの皮やパセリのようなハーブの香りも。

軽めのアタックで、突き刺すというより口の中でうずくような酸味。
シルヴァーナの特徴だそう。
ホワイトアスパラガスのような雰囲気を感じました。
塩味がご飯を食べたくなる感じでした。


No.3
等級 プレディカーツヴァイン・カビネット
シュタインベルガー・リースリング・カビネット

産地はラインガウ
ラインガウは比較的フレンドリーなものが多く、川に接した葡萄は全て真南を向いていて、力強くスケールの大きいワインも生まれるそう。

シャルドネには及ばずともリースリングの中でも強めのアロマで、菩提樹や百合、白薔薇のような華やかな香り。
熟した木なりの果実、浮き輪のようなペトロール香もしっかり感じられました。

リースリングの強い酸味、カビネットの甘口具合、バランスの良いすっきりエレガントな甘口でした。

細かいさんの粒が、余韻を引っ張り、様々な花の香りが心地よく、私好みでした₍ᐢ⸝⸝› ̫ ‹⸝⸝ᐢ₎

色も初めの二つより、グッと濃くなってゴールド寄りでしたね。

No.4
等級 プレディカーツヴァイン・カビネット
ピースポーター・ゴールドロップヒェン・カビネット・ファインヘルプ

ファインヘルプはオフドライの意
品種はリースリング。

産地はモーゼル、控えめでおとなしめのものが多いそう。

一つ前が甘口だったせいか、ドライな雰囲気が香りからも伝わりました。
ちょっと乾いたパンというか…
遠くにハーブを感じるような。
果物で言うとレモングレープフルーツのような柑橘、青りんご、開き具合はほんのり香る程度。

塩味と引き締まった酸、パンとの相性が良さそう。

氷を入れてがぶがぶカジュアルに飲めそうな雰囲気でしたっ。

No.5
一つ前と作り手も品種も同じ。
等級 プレディカーツヴァイン・アウスレーゼ
ピースポーター・ゴールドドロップヒェン・アウスレーゼ

アウスレーゼは完熟した葡萄のフサを選んで収穫したものから造られたワインです。

白いお花、洋梨やマスカット、ミネラル感もしっかり乗った、甘い香り。

甘党が喜ぶ甘露です( ⸝⸝⸝•_•⸝⸝⸝ )♡︎♡︎

No.6
等級 プレディカーツヴァイン・トロッケンベーレンアウスレーゼ
ヴァインハイマー・キルヒェンシュトゥック・フクセルレーベ・トロッケンベーレンアウスレーゼ

はーなんとも長い名称w
もードイツ語覚えるの大変そうすぎて、エキスパートなんて遠い夢に感じますわw
やる気も起きなくなるというか笑

プレディカーツの中でも最高峰、トロッケンベーレンアウスレーゼ!
ドイツの甘口の最頂点。
貴腐化が進んで干し葡萄のようになった果粒を選んで造られた貴腐ワインです♡

甘いだけでなく、しっかりとした酸味。

甘いだけだとベトベトしますが、強い酸が甘みを引き立てるだけでなく、後を引かないのですいすいっと…

いや、尊い貴腐ワインは、もっとありがたくありがたぁぁぁく、すすらないとですね。

あ、全然関係ないですが、ブルガリアの貴腐ワインも美味しかったです!

酸味とのバランスがよくて、ベタベタしないで、エレガントな余韻が素晴らしかったですね。

今日のドイツの貴腐、トロッケンベーレンアウスレーゼは、リースリングではなくフクセルレーベという品種でした。

ドイツの宝物、リースリングではないのかーと思いましたが、素晴らしい貴腐ワインでしたー!

3500円というのも魅力的。
ソーテルヌのセミヨンは高いもんね。
シャトーディケム、いつかすすりたひ。

シャトークーテ、美味しかったなぁ…

今回はNo.3のラインガウのリースリング、No.5番のモーゼルのリースリング、No.5の貴腐ワインが私好みでしたっ!

リースリングらしい、生き生きとしたクッと引き締まる酸をたっぷり味わえて、含んでから余韻までの香りも華やかなお花に包まれて、楽しかったです🥰

樽熟成されたシャルドネがお好みの方には、リースリングだとちょっと物足りないかもしれないのですが、充分華やかさを味わえるかなーと思います。

私はシャルドネもリースリングもどっちも好き!

シャルドネもリースリングも、高貴白葡萄品種ですが、それぞれの個性を楽しめますし、産地によっても、生産者や畑によっても味わいが変わって、葡萄って繊細なんだなぁと改めて感じました。

葡萄に限らず、どんなものもそうですよね。

スーパーで買うお野菜やフルーツより、ファーマーズマーケットで買う野菜や果実、全然違いますもん。

道の駅とかでの出逢いも楽しいですよねっ。

生産者の名前が書いてあって、ざっくりまとめられた自然の恵みが置いてあったり。

それにしても今回のドイツワインは比較的リーズナブルで、楽しみやすそうなのもポイント高めでしたね。

これなら家で1人でも楽しめそうって感じでした♡


おしまいっ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?