知らない間にプチ・ステップアップ!〜しあわせ刺しゅう時間7〜
こんにちは、ぷるるです。
初心者がすこーしずつ上達する様をお届けする、刺しゅうシリーズ。
今はセリアの布カレンダーに、和の図案を刺しゅうしています。
しかし12月は忙しさを理由にサボってしまい、あまり進みませんでした。
時間は作り出すものなのに、何たることかと深く反省。
年明けに、さっそく針を持ちました。
そしたら今度は、あまりの楽しさに止まらなくなり・・・
気づいたら7時間ずーっと刺し続けていました、極端!
無心に針を入れて、出しての繰り返し。音も聞こえなかったですね。
刺しゅうは、私の中に眠る集中力を一番引き出してくれる気がします。
ただ、どうしてこの集中が日常生活には反映しないのだろう。
どうしてトイレの電気を3回に1回は消し忘れるんだろう。
どうして・・・
そんな疑問を抱きながらも、3月と4月分を刺し上げました。
刺しの荒さは気になるけれど、このまま5月をやろうと思いました。
ですが、刺したい図案がちょっと難しそう。
そこでまず、ステッチ用のクロス布で試し縫いをしてみました
あれ?
な、なんか前より上達している気が・・・。夢?幻?気のせい??
もちろん「自分比」ですけど、一番大事なのはそこですよね。
でも12月はほんとサボっていたのに、どうしてだろう。
もしかしたら「やらない時間」が習得を助けてくれたのかなあ。
私はこの「サボっている間に自動上達」という体験を以前もしています。
昔デッサンを習っていたのですが、ある日急に通うのが面倒になりまして。
がっつりサボりました。
半年後にまた再開したのですが、その時描いたデッサンを先生にすごくほめられたんですよね。
前よりずっと上手くなっている、光と影の捉え方が全然違うと。
先生は「家で描いてたのね、頑張っていたんだね!」とニコニコしておられましたが、実は描いていませんでした。一枚も・・・。
記憶は睡眠中に整理されるため、勉強は休み時間をとったほうが効率良いと聞きます。もしかしてそれと同じ理屈でしょうか。
サボっている間に技術が整理されて、コツがつかめたのかもしれません。
さて、この浮かれた気持ちは、もう一つ新しい変化を与えてくれました。
いざ布カレンダーに!と針を持った瞬間、私に天啓が訪れたのです。
「見本と同じ7号針と糸2本どりはやめて、9号針の糸1本どりにしたら、縫いやすいんじゃない??」
実はこのセリアの布カレンダーは目が荒くて、私の力量では刺すのに四苦八苦していたのです。
針で布目が広がって、思ったような形にならないのもストレスでした。
さっそく天啓どおりにやってみたところ・・・
思ったところに針が出せます〜!!!
目をそろえられます〜!!!
ストレス、ないです〜!!!
笑われちゃうかもしれませんが、この「針と糸を変える」という単純な発想は、上達よりもずっとずっとうれしいものでした。
というのは針と糸への苦手意識が強く、手芸など無関係と思って生きてきたので、「本の通りにやらなきゃ」と、かたく思い込んでいたのです。
しかも、この石頭に全然気づかないガチガチさ。
もはや岩頭と言ったほうがいいでしょう。「岩頭ぷるる」
なのに今回は、布カレンダー4月で図案をアレンジしたり、針の号数変更を思いつくなんて。
ちょっとだけ、刺しゅうのレベルが上がった気がしました。
6ヶ月前のスタート時より、刺しゅうと仲良くなれたかなって。
刺しゅうともっと自由に遊べるぞって。
そうであることを願いつつ、布カレンダー6月にトライしたいと思います。
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