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引いてみるとよくわかる|ぼんやりノート

「身近な人を撮る」の一言に惹かれて手に取った、アサヒカメラ2019年8月号。
子どもが生まれて以来、写真をよく撮っているけど、なんだかピンとこない写真が多い。
そんな悩みを解決できるかしら、と読んでみた。

「あえて引いて撮ってみる」
写真家・濱田英明さんの文章に出てきた言葉。
子どもがどういう環境や状況にいるかがわかる写真。
忘れていく風景をちゃんと撮っておく。こんな家に住んでいたとか。こういう場所で育てられたとか。

この言葉で、自分の子どもの頃の写真を見たときを思い出した。
自分の表情も見るけれど、うしろに写ってるタンスとかソファとか絨毯とかを見て、ああなつかしいな、と思うことがよくある。
写真を見るまですっかり忘れてたのに、見ればなつかしくて、ちょっとあたたかくなる。

自分の子どもにも、そういう気持ちになってもらえたらうれしい。

今までは表情をはっきりと写したい一心だった。
顔を追いかけて、寄って、ばかりだった。
この記事を読んだあと、引いて撮ってみた。
子どもの表情がわかるし、家の様子もよくわかる写真になった。
子どもが大きくなったとき、この写真を見れば、なつかしいと思ってもらえるかもしれない。

それにしても、写真の中の、部屋が汚い。


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