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回りくどい話し方は嫌われる

考えなしに発言することは、大人になるとあまりなくなる。

意識的に考えているわけではないが、過去の経験や会話のパターンなどが頭にあるから、基本的にはそれに沿った話し方をするだろう。

育った環境での周囲の話し方の影響は大きい。

話ぶりだけでその人らしいと分かるのだから、普段の話し方の癖はあなどれない。

前提を固めて話す

そう言いながら、自分の話し方はあんまりよくないなと思っている。

言い方自体は回りくどくないのだが、さまざまに自分の中で検討した結果を伝えようとするので、前提条件が多くなる。

言いたいことの結果を言う前に前提条件の認識を合わせようとするので、相手からすると脈絡のない質問をされていると感じていることだろう。

例えば、友人と旅行の予定を立てる時。

自分の中である程度のプランができてしまっているとき、それを素直に口にしない。

「犬って好きだっけ」「翌日って仕事早いよね」という必要条件を先に集めて、

「◯◯ってとこにおしゃれなカフェがあって、ここって看板犬がいるらしいんだよね。ただ、ここ行こうと思ったら結構早めに帰りの駅に着いちゃうんだけどどうかな?翌日早いし早めに帰る感じでいい?」と長い長い提案をする。

脈絡のなかった質問がここでやっとつながるわけなのだが、意図の分からない質問をされる側としては少々嫌な感じがするよねと思っている。

遠回りの話し方

そもそも回りくどい言い方というのはまどろっこしくて嫌われがちだ。

これは「どういう意味だろうか」と相手に考えを巡らせるという労働を強いてしまっているからである。

また、話者の意図にもよる。

相手が反対するであろうことをいいように表現するのは少々気持ちが悪い。

言いくるめてしまおうという意志を感じると誰だって反発するだろう。

誠実にまっすぐ「ここは私の意見を通したいです」といえばいいのに、姑息さが嫌悪の対象となる。

素直に話す

素直に言いたいことを言うのは、老若男女問わず魅力となる能力だ。

思ったことをただ言うのではなくて、思慮して思っている伝えるべきことを言うのが素直と言うこと。

回りくどくならずに利他的な話し方をするのが、社会的にスムーズに生きるための簡単な方法である。


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