見出し画像

ちょっぴり読書感想vol.5

まちづくり幻想
木下斉

今回は、木下斉さんのまちづくり幻想を読みました。
将来の夢を追いかけるにあたって、非常に参考になり、頭が柔らかくなるような本でした。

この本は、大学で地域創生やまちづくりを学んでいた私にとって、自然と魅力的に感じて、自然と手が伸びていました。
なんとなく、面白そうだからと決めて学んだまちづくり。いざ、就職活動となると、その時までなりたい職業や夢がなかった私は、様々な業種の企業説明会を片っ端から受けてみた大学3年生。そのまま明確にやりたいことが決まらないまま、内定をもらった会社の中から1番惹かれた、アパレル業界、セレクトショップに就職しました。勤めて1年が過ぎた現在、私のなかで「まちづくり」が頭に居続けていました。将来の夢というものがやっと定まり始めた現在、そんな現在、読んでみたかった本です。

この本は、まちづくりにおける陥りがちな幻想や、前提とされている事象が実は違うということを、①官の意思決定者、②民の意思決定者、③官の集団、④民の集団、⑤外の人、という5つの視点から書いています。
もちろん、当たり前だと思っていたことが実は幻想だったということに驚きましたが、その幻想から脱却し、どう行動するべきかという筆者の意見にもなるほどと思わされました。

個人的に心に残った言葉が2点あります。
1点目は、「何をやるかももちろん大事だが、誰とやるかが1番大事」ということです。策も大事だが、その前提の誰とやるか、どういうチームビルディングをするかで決まると受け取りました。
2点目は、「場所を問わない手に職をつける」ということです。地域で何かをやるという時に、強みを活かすということは非常に大事だと思いました。
ゼネラリストとしての働きももちろん大事ですが、自分の強み、スキルなど何かしらのスペシャリストとして、地域に何かできることがあるというのは非常に良いと感じました。私も何か武器を作るべきだと思った次第です。

この本を読んだことで、まちづくりにおける考え方が柔らかくなりました。また、将来の夢という目標に向け、やるべきことの整理ができた良い機会となりました。

最後まで読んでくださりありがとうございました。
また次回。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?