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ドびっくりイギリス英語プチ講座vol.9<知らないとリアルで困るイギリス式時計の読み方>

イギリスに来た当初、違和感を覚えたもののひとつに時間の言い表し方があります。人との約束ごとや病院などで予約を入れるとき、自然と時間の話になるものですが、時計の読み方なんて世界共通で違いなどあるはずもなかろう、と思い込んでいたので「なんだかよくわからない、なことを言ってるな」という感じはしていましたが、特に気にもとめていませんでした。

イギリス式読み方は古風?

どのように「妙」かと言えば、イギリスでの時計の読み方は

Ten past ten 10時10分過ぎ(10:10)
Half past ten 10時を半分過ぎたところ(10時半)
Ten to Ten 10時まであと10分(10時10分前)

といった感じ。初めて聞いた時はまったく理解できませんでした・・。わかるような、でもそれって結局何時?と、計算が追いつかない感じ。

でもたしかに、10時10分もten tenよりかはイギリス式に「過ぎ= past 」を使い、ten past ten の方が音的に自然な気もしますね。

実際に起きた不都合〜やっぱり知ってないと困る!〜

と、いまでこそ悠長に分析できていますが、当時はこのイギリス独特の呼び方に四苦八苦させられており、実際問題、生活に支障をきたすほどでした。 その代表格が病院の予約を電話でとる場合。

こちらの受診は予約するのがなかなかに大変で、無事予約できても10分刻みでほかの予約も受け入れているようなので、予約時間に遅れたらもはやアウトです。

とある日も10時20分の受診に遅れまいと早めに到着したにも関わらず、受付で「もうとっくに予約時間過ぎてるじゃない。自分が悪いんでしょ」ぐらいの雰囲気で突っぱねられてしまったことがありました。

訳がわからず驚いて食い下がると、なんとそれは

twenty to ten 10時20分前= 9時40分

のことだったんです!たしかに・・それは大幅に過ぎてるな。そして、実際電話ごしで耳にした際、なんでten twentyじゃないんだろう、普通じゃない?

オカシイ

とは一瞬思ったのですが、ただでさえ苦手な英語で、それを日本語でももどかしい、自動音声でやっとの末に取りつけた予約なので、数字ばかりに気がいってしまい、理解する余裕がありませんでした。

というより、まだその頃は正確なイギリス式時計の読み方をまったく理解どころか、違いがあることにも気づいていない段階でした。ちなみに、この日予約時間を間違えて呆然としている私に同情してくれた病院スタッフは、nine fortyだとfourteen(14分)とまぎらわしいからだと親切に説明してくれました。

同情がてらこのときは特別に配慮をしてもらえましたが、電車や飛行機の出発時刻などで変更があった場合のアナウンスなど、これを知っていないと痛い目に合う確率が高まるので注意が必要です。

子供と一緒に時計の読み方のお勉強

こういった日常生活の無用なトラブルを避けるためにも、私は子供と一緒に5歳児向けの英語教材でなんとか覚えました。

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それでも、ボーっとしてるときなんかにひょいと質問などされた場合、5時45分だったりしますと、いまだにforty fiveと咄嗟に言ってしまい慌てて

quarter to five

言い直します。

子供用の教材と言えば、こちらで手に入れたディズニーの教材は音声で読み上げてくれたりと、とっても使い勝手がよいのですが、あいにくアメリカ・ブランドなのでイギリス式には読み上げてくれず、子供に教えるにはちょっと難儀しています。

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