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近い将来、日本でもミドルエイジの学び直しが当たり前になるかもしれない

エディンバラに来て約2週間が経ちましたが、毎日やることが多くて部屋にいる時間が日に日に増えているからか、随分と長く住んでいるような感覚になります。カメラロールの写真も増えなくり・・・日常になるってこういうことなのかと思う今日この頃。


さて、私は34歳でイギリスの大学院に進学しました。日本では(アジアでも?)30代で単身海外に飛び出す人はまだそう多くないんじゃないかなと思います。特に女性は。Camblyで欧米の人たちと話していると「年齢なんて関係ないよ!」と言われますが、実際こちらで会う大学院生は学部を卒業したばかりの人や20代半ばの人が多いです。


が、しかし! 思ったよりも30代以上がいる!!!!!すでに同い年の日本人の方に2人も出会いました。(しかもお二人とも同じ年な上に地元も近くてウルトラハッピー)さらに、私の所属しているスクールにはオンラインでも参加できるコースがあるので、社会人の方が多く、私よりも年上だろうなという方がたくさんいました。


私が海外で学び直すことを選んだのは、自分の心にあるモヤモヤとした気持ちを昇華しないと、どうやら前には進めないと気づいたからです。そのモヤモヤは、昔抱いた「海外に住んで英語を話してグローバルな仕事をしている自分」という理想像です。


中学生の頃から外の世界に興味を持ち始め、高校生になってNOVAに通い(途中で倒産した!)大学生でアメリカに1年留学に行きました。グローバルな仕事がしたいと思って就職活動をしていたのですが、広告代理店という謎だけど面白そうな会社の存在を知って、グローバルなイベントもたくさん企画しているということで入社し、コピーライター配属になりました。企画職を希望はしていたのですがまさかコピーライターという職人の世界に足を踏み入れるなんて・・・そこからはグローバルどころか日本語との戦いでした。


コピーライターといっても、コピーだけを書くよりもCM企画の仕事の方が多くって、ディレクターやカメラマンやエディターや音楽プロデューサーとも交流して・・・クリエイティブの世界の人たちとの仕事は難しいけど刺激的で、10年間、悩みながらも踏ん張って楽しめるまでになりました。



すっかり中堅になった私は、30代になり、この先どう進めばいいんだろうということを考えるようになりました。ちょうどコロナの頃です。


仕事に没頭しているとあっという間に時間が過ぎるのですが、コロナになって仕事が落ち着き、自分と向き合う時間が増えました。以前のnoteにも書いたのですが、社会人になると区切りがなくなります。4月は新生活!なんて全く思いません(悲)
特に私の会社は部署移動も頻繁ではなく、10年20年と同じクライアントに向き合うのが当たり前です。仕事は楽しいと思えることも多いけど、1日を仕事だけで終える日が多く、昇進しても責任も増えて仕事は減らないし・・・「このままだとこのままだ」という考えがドーンと頭を占拠しました。


そして仕事だけじゃなくってプライベートも多様化するのが30代。20代の頃は、割とみんな同じ方向を見ていて「30代までに結婚しなきゃ」っていう空気感がありました。ところが30代になると、各々のライフステージがバラつき始め、結婚だけが全てじゃないということを悟り、その上で自分はどう生きるのかと考えさせられる機会が増えました。


「広告クリエイターを極めるの? 」
「昇進したいの?」
「海外で働きたいの?」
「婚活しなくていいの?」
「そもそも結婚したいの?」
「子供は欲しいの?」


自分への質問は湧くのに答えが出ません。そんな時に見つけたのが「適職の地図」という本でした。


(つづく)

自分のことを書き始めるとどうしても文章が長くなっちゃいますね・・・疲。そろそろ勉強に戻らないといけないので今日はここまで。

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