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ハウ・スーン・イズ・ナウ/愛されない理由

How Soon Is Now? - The Smiths

I am the son
僕は息子であり
And the heir
そして相続人
Of a shyness that is criminally vulgar
犯罪的なほど低俗な羞恥心の
I am the son and heir
僕は息子であり相続人である
Of nothing in particular
特別なものは何もないことの

You shut your mouth
黙れ
How can you say
よくもそんなことが言えるな
I go about things the wrong way?
僕のやり方は間違っているのか?
I am human and I need to be loved
僕は人間で愛される必要があるんだ
Just like everybody else does
他の人たちと同じように

I am the son
僕は息子であり 
And the heir
そして相続人
Of a shyness that is criminally vulgar
犯罪的なほど低俗な羞恥心の
I am the son and heir
僕は息子であり相続人である
Of nothing in particular
特別なものは何もないことの

You shut your mouth
黙れ
How can you say
よくもそんなことが言えるな
I go about things the wrong way?
僕のやり方は間違っているのか?
I am human and I need to be loved
僕は人間で愛される必要があるんだ
Just like everybody else does
他の人たちと同じように

There's a club if you'd like to go
クラブがあるよ、行きたいならね
You could meet somebody who really loves you
君を本当に愛してくれる誰かに会えるかもしれない
So you go and you stand on your own
君は出かけて行ってひとりで立っていればいい
And you leave on your own
そしてひとりで家に帰り
And you go home and you cry
そして泣くんだ
And you want to die
そして死にたくなるのさ

When you say it's gonna happen now
今に叶うと君は言うけれど
When exactly do you mean?
正確にはいつなの?
See I've already waited too long
僕はもう待ちくたびれたよ
And all my hope is gone
希望はすっかり消えてしまった

You shut your mouth
黙れ
How can you say
よくもそんなことが言えるな
I go about things the wrong way?
僕のやり方は間違っているのか?
I am human and I need to be loved
僕は人間で愛される必要があるんだ
Just like everybody else does
他の人たちと同じように

ソングライター: Johnny Marr / Steven Patrick Morrissey
How Soon Is Now? 歌詞 © Warner Chappell Music, Inc, Universal Music Publishing Group

★★★

昔知人に言われたことがある。
「あなたって一匹狼だよね」

そんなつもりは全くなかった。ひとりでいるのは嫌いではないが、特に好きというわけでもない。

ただ人と付き合うのが苦手だった。自分に合う人というのはそんなに多くないし合わない人といるのは苦痛でしかないから必然とひとりでいることが多くなる。表面的にはクールに見えたんだろうね。

本当はわたしだっていろんな人と仲良くなりたかった。でも仕事で日本人のコミュニティに顔を出すようになって知り合いは増えても友人と呼べる人はほとんどできなかった。親しくつきあっている人たちを見ると羨ましく思ったりもした。

一番キツかったのは仕事を辞めた後だ。それまで仕事で繋がりがあった人たちが皆わたしになんか目もくれなくなった。職場で仲良くしていた人たちともなんとなく疎遠になる。寂しかった。孤独感がどんどん膨れ上がる。

この頃から他の原因も含めて自己否定の感情を強く持つようになる。自分の事が本当に嫌いだった。どうして人とうまくつきあえない?どうして他の人のようにできないんだろう?わたしだけどうして?

多分自分を他の人と比べ過ぎていた。他の人が自分をどう思っているのか気になりすぎて自分を出せなくなっていた。うまくできないことがあると自分を責めてばかりいた。

自己肯定感がどんどん低くなり表面上は淡々と日々を過ごしているように見えても心の奥底では正直生きるのがしんどくてたまらなかった。

でもある時ふと思った。自分にこんなに嫌われているわたしって何だろう?なんだかわたし、可哀想過ぎない??何のために生まれてきたの?

それから少しでも自分を好きになれるように努力をした。初めて自分と向き合って内面を見つめるという作業をした。そこでやっと気がついた。

自分でさえ愛せない人間が他人から見て魅力的であるはず無いだろ?

★★★

久々に聴いたザ・スミスの”How Soon Is Now?”が沁みた。愛が欲しくとも誰も振り向いてくれない自己卑下たっぷりな主人公。これは少し前までの自分みたいだ。

そして最近突如ハマったサイケデリック・ファーズ。自分に新たな気づきをもたらしてくれている。(詳しくはコチラ)

色々聴いていくうちにヴォーカルのリチャード・バトラーがサイケデリックファーズ休止中に結成したバンド、ラブ・スピット・ラブがザ・スミスの”How Soon Is Now?”をカヴァーしていたと知った。

なんだか意外で驚いたと同時に嬉しかった。思いがけないところで繋がり、やはり音楽との出会いは何かあるな、と思わせる。

あの頃の寂しくてたまらなかった自分に言ってあげたい。今も相変わらず友達はいないけど(笑)大丈夫だよって。

「それはどれくらいすぐのことなの?(How soon is now?)」

自分を愛せる時が来たらね。

先ずは、自分を許す。


Love Spit Love、 リチャード・バトラーのカヴァー、渋くて格好いい。こちらもかなり好き。


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