見出し画像

MOVIE OF THE YEAR 2021 洋画編

続いて2021年の記憶に残った映画の洋画編をお送りします!
洋画というか外国映画といった方が正しいのかもしれませんね。


「ノマドランド」

画像1

ジェシカ・ブルーダーのノンフィクション「ノマド:漂流する高齢労働者たち」をクロエ・ジャオ監督が映画化。リーマンショックと夫の死を機に、キャンピングカーで移動しながら短期の仕事を繰り返す生活を始めた初老の女性が、厳しい社会の中を生き抜く姿と同じくノマド生活をしている人々との交流を描く。不条理な状況に憤るでも絶望するでもなく、一つの生き方としてのノマドを選択する姿は、まさに現在に求められる姿勢の一つかもしれません。物を持たないシンプルな生活をしつつ働く先が消費社会の代名詞とも言えるAmazonだったり、元々は遊牧民を指し示すノマドという言葉が現在ではフリーランスで場所を選ばずに仕事をする人を指すように、不自由さの中で自由を謳歌しているようにも映っているのが印象的。フランシス・マクドーマンドはさすがの演技ですが、実際にノマドライフを送っている人々がキャストとして参加していて映画内外での交流とも言える構成になっている。物語のまとめ方もよくアカデミー賞も頷ける一作。


「燃ゆる女の肖像」

画像2

セリーヌ・シアマ監督が18世紀の抑圧された女性たちの愛と葛藤を描いた作品。女流画家のマリアンヌは、伯爵夫人の娘エロイーズの肖像画を書くことを依頼される。その肖像画は縁談のためのもので、結婚したくないエロイーズがモデルになることを頑なに拒んでいるため、マリアンヌは画家であることを伝えずにエロイーズと親しくなるが・・・。
本編のほとんどがマリアンヌ、エロイーズとその女中をしているソフィーとの会話で成り立っているが、三者三様の立ち位置と境遇がこの時代の女性性、置かれている境遇を巧みに表現しています。静の映像とは対照的に心が躍動している様も伝わってきて、まさに美術品のような嗜好性の高い作品に仕上がっています。目線による表現、オルフェウスの神話とのリンクなど細部へのこだわりも素晴らしい。


「ウルフウォーカー」

画像3

アイルランドのアニメスタジオ“カートゥーン・サルーン”がケルトの伝説をモチーフに描く「ブレンダンとケルズの秘密」「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」に続く3部作の最終作。
イングランドから中世アイルランドの町キルケニーにやってきたハンターの娘ロビンと彼女が森で出会ったオオカミ少女メーヴとの不思議な友情を描く。まさに童話のような世界観ながら少女の目線での当時の世界の描き方、そしてオオカミ少女との出会い、成長と軸たる物語が楽しめる。切り絵の絵本のような独特のタッチのビジュアル、造形もよく、総合的に完成度の高いアニメ作品と言えるでしょう。


「どん底作家の人生に幸あれ!」

画像4

チャールズ・ディケンズの半自伝的小説「デイヴィッド・コパフィールド」の映画化。幸せな家庭に生まれながら母親の再婚相手に工場に売られ、その工場を脱走し裕福な伯母の元に引き取られるも・・・。ととにかく二転三転する主人公の境遇で、それも特にひどい時の状況はかなり劣悪なのですが、それでもひたむきに生きていく様が素晴らしいです。またその過程で出会った奇妙な人たちがその後の作品に登場するキャラクターにつながっていくというのもまとまりを感じられて良いですね。ちなみに稀代のマジシャンとして有名なデビッド・カッパーフィールドは、この小説から芸名をつけたそうです。


「スイング・ステート」

画像5

小さな町の町長選挙が、やがて民主・共和両党の大本営が加担し、大統領選をも見据えた代理戦争として話題になっていく様を描いた政治コメディー。政治モノといっても全く堅苦しさはなく、主演がスティーヴ・カレルとあってコメディーの色合いもかなり強い。それでいてトランプが政権を握るのに一役買ったラストベルトの存在、そしてその失敗を繰り返したくないという民主党の思惑などもテイストとして盛り込まれている。都会と田舎、保守と革新、そういった構図の対比も描かれ、政治風刺としても内容十分の作品に仕上がっています。


「返校 言葉が消えた日」

画像6

台湾の人気ゲームの実写映画化。1962年、戒厳令下の台湾で、政府の厳しい弾圧の元に国民の相互監視が求められていた時代、学校でうたた寝をしてしまい、誰もいない教室で目覚めた少女フアンの体験する奇妙な出来事を描く。
原作がゲームだと知らずに見に行ったのでイメージや世界観などの違いはわかりませんが、むしろ何も知らずに見たほうが楽しめる作品。予告編の作りもうまかったので自分も予備知識ゼロで見たのですが、映像的な見せ方、徐々に明らかになる真実と構成も素晴らしいので、とにかく見てほしい、それだけです。ゲームもその後買いました。


「悪なき殺人」

画像7

東京国際映画祭で観客賞と最優秀女優賞に輝いたフランス製群像ミステリー。それぞれに秘密を抱えた5人が、偶然のいたずらによって思いもよらぬ運命をたどるさまを描く。フランスの田舎村でエヴリーヌという女性が失踪する。その容疑者として疑われている農夫のジョゼフ、彼と不倫関係にあるアリス、アリスの夫はネットで知り合ったアマンティーヌに夢中で・・・と、各人にそれぞれ後ろめたい部分があるサスペンスで、主要な登場人物をメインにした章立てのように構成されていて、最後にすべての真相が明らかになるというのはミステリー小説を読んでいるかのようなドキドキ感があります。現代的なテイストも取り入れながらも運命の皮肉という古典的な要素も持っているという美味しいとこ取りな作品です。邦題はちょっと微妙な気もしますけど・・・。


「ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男」

画像8

マーク・ラファロ製作・主演の社会派サスペンス。環境汚染に苦しむ住民のためたった一人で大企業を相手に立ち向かった弁護士の姿を描く。テフロン加工のフライパンという今やどの家庭でも当たり前に使われているものの開発を担ったデュポン社が、その背景で環境汚染をしていたのではないか、ある農夫の訴えに端を発し、真相が徐々に明らかになっていく過程には戦慄するものがあります。主人公は企業弁護士なので本来は"大企業"側につくべき存在、そして環境汚染が問題になってはいてもそれ以上に地域貢献もしている大企業ということで、この訴えを支持してくれるどころか真っ向から対立してしまう人も多いというのがなんとも印象的。フィクションながらドラマとしてもサスペンスとしても見応え十分の作品に仕上がっています。フライパンを使うのがちょっと怖くなります。


「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」

画像9

ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる5作目にして最終作。歴代ジェームズ・ボンドシリーズとしては通算25作目になります。スペクターとの戦いのあと、現役を引退しマドレーヌと平穏な生活を送っていたが、そこにスペクターの影が迫る。程なくして旧知の仲間からロシア人の細菌学者の救出というミッションを依頼されるが・・・。
ニヒルでプレーボーイでも凄腕といったこれまでのジェームズ・ボンド像からなんとも人間臭さの残るダニエル・クレイグ版のボンドでしたが、長いことやっていた印象だったのに5作だけだったのかと思うぐらいに板についてきた印象でした。本作は前作「スペクター」はもちろん、それまでの4作やさらには過去シリーズへのオマージュもあり、まさに一つの集大成と言える作品に仕上がっています。ド派手なアクションも健在で、ダニエル・クレイグ版007の金字塔とも言えるでしょう。新キャラクターとしてアナ・デ・アルマス扮するCIA諜報員のパロマが魅力的ですし、何よりあのラスト。今後のシリーズがどうなっていくかを見守りたいです。


「偽りの隣人 ある諜報員の告白」

画像10

軍事政権下の韓国を舞台に、自宅軟禁されているリベラルで民主主義の次期大統領候補ウィシクの盗聴をすべく隣家に潜伏する諜報員が、その情報収集の過程でウィシクの人となりに触れていき、次第に自分たちの行動や国家の考えに疑問を抱くようになり・・・。
ソウル・オリンピック直前までこういう状況だったということが衝撃ですが、社会派ヒューマン・サスペンスとして完成度の高い作品。社会派ヒューマン・サスペンスというと堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、ぜひそのままのイメージでご覧頂きたい作品です。社会派ヒューマン・サスペンスですけどね(これまた予告編が秀逸)。

10本上げてみて気がついたのが、製作年が2019年、2020年のものが多かったということですね。
もちろん製作年=公開年とは限りませんし、一般的には製作国での公開→東京での公開→北海道での公開ということが多いのでずれ込むことはありますが、ここまでずれているのはやはり新型コロナウィルスの影響でしょうねえ。

 選外の作品としては、ここ数年来、信頼できるアカデミー賞関連では、Netflix製作で作品賞にもノミネートされた「シカゴ7裁判」はベトナム戦争に反対するデモの首謀者として逮捕された7人の裁判を描いた作品ですが、裁判モノとしてだけでなく群像劇としてぐいぐい引き込まれます。これまたNetflix映画の「Mank/マンク」は、「セブン」「ソーシャル・ネットワーク」のデヴィッド・フィンチャー監督が「市民ケーン」の脚本家として知られるハーマン・J・マンキウィッツの姿を数々の名作映画へのオマージュとともに描いた作品になっています。「ミナリ」は農業で生計を立てるためアーカンソーの原野に移住してきた韓国人家族の姿を描いていますが、とにかくおばあちゃんが強烈で、アカデミー賞の助演女優賞を受賞してます。「プロミシング・ヤング・ウーマン」は元医大生のキャシーが夜ごとバーに繰り出してはふしだらな男たちに制裁を食らわせるという衝撃のサスペンスで、サスペンスとしてのインパクトもさながら主演のキャリー・マリガンの迫力が見事でした。キャストで言えばアンソニー・ホプキンスが主演男優賞を受賞した「ファーザー」は、認知症になってしまった父親の姿を主観で描くという手法がインパクト大でした。

 アニメ作品としてはやはりディズニー作品が安定のクオリティーでした。「ラーヤと龍の王国」では、バラバラになってしまった王国を一つにするため"最後の龍"を探し求めるヒロインの大冒険を描いていますが、主人公と旅をともにするファニーな龍のシスーが魅力的。「ミラベルと魔法だらけの家」では、魔法使い一家に生まれながら唯一魔法が使えない少女ミラベルが、家族と街の人々の危機に立ち向かう姿を描いています。2作とも第94回アカデミー賞で長編アニメーション賞にノミネートされています。イギリスのCGアニメーションスタジオ、ロックスミス・アニメーションによる初の長編アニメ「ロン 僕のポンコツ・ボット」では、子どもたちは友だちがわりの相棒ロボットを持つのが当たり前になっている近未来を舞台に、冴えない少年とポンコツロボットの友情を描いています。

 音楽映画/ミュージカルでは、スパイク・リー監督による「アメリカン・ユートピア」は、トーキング・ヘッズのフロントマン、デヴィッド・バーンの伝説的なライブを映像化しています。「ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド」では、アメリカの片田舎を舞台にイギリスのバンド、ザ・スミスの解散にショックを受けた若者たちの一夜を描く青春ドラマの体で、バンドの音楽の素晴らしさを伝えてくれます。「イン・ザ・ハイツ」は、トニー賞4冠のブロードウェイ・ミュージカルの映画化でニューヨークのワシントン・ハイツと呼ばれる地域で暮らす移民の貧しいながらも夢と希望を失わずに生きていく人々の姿を描いています。「ディア・エヴァン・ハンセン」は孤独な高校生がついた小さな嘘が大勢を巻き込んだ思わぬ騒動になっていく様を描いています。

 インターナショナル部門では、まずはミカ・カウリスマキ監督がフィンランドのラップランド地方にある小さな村を舞台に、中国人の料理人親子が村の人々との不器用ながらも心温まる交流を描いた「世界で一番しあわせな食堂」をチョイス。ポーランドで仮釈放中の少年が田舎の村の司祭になりすましてそこでの人々との交流と奇跡を描いた「聖なる犯罪者」はまさかの実際の事件をベースとしている作品でした。デンマークの「アナザーラウンド」は、冴えない日々を過ごす中年男性4人が、"血中アルコール濃度を0.05%に保つと仕事の効率が上がる"という仮説を日々の生活の中で実証しようとする一風変わったコメディーで、アカデミー賞の国際長編映画賞を受賞しています。曽根圭介の同名小説が韓国で映画化された「藁にもすがる獣たち」は夫のDVに悩まされる女、認知症の親と妻の板挟みで仕事もうまくいかない男、失踪した妻の借金の返済を迫られる男など崖っぷちの人たちが大金を巡って争うさまを描いています。同じく韓国映画の「ただ悪よりすくいたまえ」は、引退を決意した暗殺者と彼の命を狙う殺し屋の壮絶な戦いが日本、タイを舞台に繰り広げられています。中国の貧困、受験戦争、いじめなどの社会問題を内包した青春ドラマ「少年の君」も出色の出来だったと思います。「MINAMATA -ミナマタ-」は、写真家ユージン・スミスが水俣病で苦しむ人々や企業との戦いを映し出した作品となっています。

 ドキュメンタリー作品もインパクトのあるものが勢揃いしていた印象でした。「レンブラントは誰の手に」では、レンブラントの作品を巡るアムステルダム国立美術館とルーヴル美術館の争いを作品の真贋の判断なども交えて捉えています。「SNS 少女たちの10日間」ではSNSを媒介とした性犯罪、性的虐待の問題を浮き彫りにするべく、童顔な女優を12歳の少女としてSNSに登録しそこでのやり取りを追うという衝撃の実験的ドキュメンタリーになっています。「コレクティブ 国家の嘘」はルーマニアのライブハウス“コレクティブ”で起きた火災をきっかけとして医療現場の汚職と権力の腐敗を暴き出していくという構成で、一生分ぐらいの"腐敗"という言葉を聞いた気がします。そして、「THE MOLE ザ・モール」ではデンマーク人の元料理人が北朝鮮に潜入し武器や麻薬の取引の実態に迫るという鬼気迫る衝撃作でした。

 ホラー・スリラー系の作品もかなり濃いラインナップでした。
女子校生と連続殺人鬼が入れ替わってしまう「ザ・スイッチ」は設定だけでも十分面白いのですが、「13日の金曜日」オマージュの演出などもありホラーファンは必見の作品になっています。
「ゲット・アウト」「アス」のジョーダン・ピールが製作・脚本を務めた「キャンディマン」では都市伝説にうまく人種問題を織り交ぜて一介のホラー作品の範疇には収まらないクオリティーになっています。みんな大好き死霊館シリーズでは「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」がリリース。無罪判決のために悪魔の存在を法廷で証明するべくウォーレン夫妻が真相究明&悪魔祓いに乗り出すのですが、夫妻の若かりし頃のエピソードなんかもあって新鮮でした。絶対に何一つ予備知識を入れずに見てほしい「アンテベラム」、そして「ソウ」「死霊館」のジェームズ・ワン監督の新作「マリグナント 狂暴な悪夢」はジャンルを超越した作品とも言えます。

 設定だけで食指が動くのは、結婚式で出会った2人の男女が謎のタイムループで同じ1日をずっと繰り返すコメディーの「パーム・スプリングス」、友人の結婚式のため乗っていた小型飛行機(セスナではない)のパイロットが心臓発作で急死してしまい、残された元恋人同士の決死のサバイバルを描いた「元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件」は、タイトルはともかくソリッド・シチュエーションのサスペンスとして完成度が高くなっています。ライアン・レイノルズ主演の「フリーガイ」はもしもゲームの世界のモブキャラが主人公になったら?というifの世界の中のさらなるifを実現しています。「皮膚を売った男」では、シリア難民の男が自由を手に入れるため、自分の背中を芸術家に提供し、"アート作品"として自由に世界を移動できる権利を手に入れるという奇想天外な作品になっています。「ベイビー・ドライバー」のエドガー・ライト監督がデザイナーを夢見てロンドンにやってきた少女が夢の中で見ていた60年代のロンドンが悪夢としてやがて現実と交錯していくさまを描いた「ラストナイト・イン・ソーホー」はストーリーもさることながら、ファッション、ビジュアル、音楽のセンスの良さ、そして現実と夢の世界を行き来するダンスシーンは映画史に残ると言っても過言ではないでしょう。

 大作系で言えば、ディズニーの「101匹わんちゃん」のヴィランとして知られるクルエラの誕生秘話を描いた「クルエラ」は、エマ・ストーンの憑依っぷりもすごいですが70年代のイギリスのファッションも魅力的です。ヒュー・ジャックマン主演の「レミニセンス」は海底に沈みつつある近未来を舞台に、顧客に過去の記憶を追体験させるサービスを生業としている主人公が最愛の女性を探すため記憶潜入を繰り返すというサスペンス・アクションで、世界観やビジュアルが圧巻でした。「ノマドランド」のクロエ・ジャオ監督の最新作は「アベンジャーズ/エンドゲーム」のその後の世界を描いた「エターナルズ」だというのも驚きでしたが、これまでのシリーズとは一線を画すドラマ性の高い作品になっていたと思います。そしてVFXアクションとして革命を起こしたとも言える「マトリックス」シリーズの18年ぶりの続編「マトリックス レザレクションズ」は、シリーズへのセルフオマージュといってもいい作品に仕上がっていました。

 その他にも、人魚姫をモチーフとした「マーメイド・イン・パリ」、難病の少女と不良少年の切ない恋模様を描いた「ベイビーティース」、かつて名を馳せたベテラン調香師と、彼女のドライバーながら天才的な嗅覚を持つ男が、最高の香りを求めるさまを描いた「パリの調香師 幸せの香りを求めて」、ケイト・ウィンスレットとシアーシャ・ローナンの共演で古生物学者と収集家の妻の禁断の関係を描いた「アンモナイトの目覚め」、同居することになった祖父とそのせいで子ども部屋を奪われた少年の争いを描いたコメディー「グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告」、そして麻薬ビジネスの跡取りを狙うロンドンの裏社会のくせ者たちの壮絶な争いを描いた「ジェントルメン」も、ガイ・リッチー監督の「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」「スナッチ」といった初期の作品を彷彿とさせる作品で印象的でした。

以上、2021年の外国映画振り返りでしたー!

2022年も素敵な映画に出会えることを願って・・・。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?