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【読書日記】10/30(約800字)

こんばんは。今日も家の近くの公民館図書室に行って、本を借りました。司書の方々とも顔見知りになっていて、ときどき世間話をすることもあります。

『すてきな三にんぐみ』は子供の頃から好きな絵本で、何度も読んでいます。夜道で会いたくない三人の悪漢たちが、無邪気なティファニーちゃんに出会って、心を入れ替えます。無垢な子供の心が、大人を変えるという展開が凄く好きです。

実際の社会でもこんなことが起こらないものか、と思います。原色を大胆に使った色鮮やかな絵も好きで、読んでいると心が温かくなります。

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ランボオの『地獄の季節』は初めて読んだときは、訳が分からず何だこれはと思いました。でも今回読んだら、内容がすうっと心に入ってきました。自伝的な散文詩です。読んでいたら、はっとするような美しい表現が散りばめられています。

港、海、船、夏といった言葉が繰り返し出てきます。この作品はランボオの10代の作品です。ここではないどこかへ行こうとしている若者の胸の内を、ぶちまけた感があります。焦りばかり感じて、何もできなかった自分の10代の頃をほろ苦く思い出しながら、読みました。

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「ドラえもん名言集」は表紙の丸っこいドラえもんの絵に一目ぼれして、図書館で借りました。本当に可愛い絵です。名言になる『ドラえもん』の漫画のセリフを抜き出して、イラストや漫画の一部が添えられた内容です。

ほろりとしたり、くすくす笑ったり、昔を思い出したりと感情を揺さぶれる本でした。おばあちゃん子だった私は、のび太のおばあちゃんの「強い子になってね」の言葉にじーんとしました。

112ページに、「ドラえもんともいつかは別れの時が来る、いつまでも子供じゃいられない」とあります。それは当たり前のことですが、ドラえもんの世界には、繰り返し帰ってもいいのではないかと思います。大人になった今でもコミックを読みます。私の心のふるさとの一つです。そんなふるさとを持つことができて、幸せです。

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