【843目】多様な心地よい空間

こんばんは。

昨日の地域ケア会議がとても楽しかった。

僕のOT人生で一番だったかもしれない。

会議の中身は想像していたよりも堅苦しくなく、参加された方々が各々の立場から実際に感じている問題点などを出し合い共有しながら進められました。

みなさん、相槌が上手でした。

話を広げるために質問した時のリアクションも良かった。

みんなで話しやすい雰囲気が出来ておりました。

地域課題のテーマは、いわゆる孤立について。

色々な現状と課題の共有とアイデアが出て盛り上がりました。

今後はその内容をもとに、政策形成に向けての会議や議論や予算検討などが行われていくようです。

皆さんのお話を聞いていてすごく良いと思ったのは「外に出る用事」を作るということ。

用事というのは単に介護予防体操とか交流会みたいなイベントを企画するというものではなく、買い物に行くとか銭湯に行くとか、喫茶店でゆったり過ごすといったようなもの。

そういった自分が好きなものや関心のあるもの、心地よさを感じられる活動や空間があるということ。

そういったものがあれば、人は自然と外に出ると思うんです。

ただ、孤立してしまい援助が必要と見込まれている方は、そこに何らかの障壁がある。

そもそも人付き合いや人混みが苦手な人もいるだろうし、身体的な障害があって外に出られない人もいる。

関心のあるものがニッチであるがために、社会に浸透している通いの場がその人にとってはわざわざ足を運ぼうと思える場所ではないといった可能性もあると思います。

僕はスタバが大好きで出かける時はスタバがあるかどうかを常に探しますし、バスケが好きだからバスケが出来るサークルや場所を探します。

そこには大勢の人がいて心地良さそうに過ごしたり活動しております。

僕も同じようにそれがいいものだと感じますが、そういった場所に足を運ばない人たちにとってはそこは心地よい空間ではないんですよね。

だから、多様な心地よい空間が必要なんじゃないかと思います。

多くの人に受け入れられているサードプレイスであるスタバを増やすことや、介護予防のために運動してもらいたいから体操教室を増やすといったものとは別で。

それらは大衆のQOLは向上させるけど、地域課題に挙がるような孤立している人達にはリーチしない。

なんでもかんでも全員が外に出て人と繋がるのがいいとも思いません。

国としてはその方が楽でしょうけど、そういったことが逆効果になる人たちも絶対いると思います。

ただ、みんな「作業」はした方がいい。

家の外に出て人や空間と繋がれることはもちろん大事で、そのための多様な心地よい空間があるのは大事なことで、それによって外に出れる人が増えるようになることも大事。

でも、そういったものがどうしても合わない人は、家の中で1人でもいいから料理や家庭菜園や読書とか、もっとマニアックなものでも何でもいいのですが、何かしらの生産的な作業活動が行えているといいと思います。

家の中で何もせずに孤立しているのは、それだけは絶対にだめ。

孤立していてもいいから自分の好きなこと、自分にとって意味のあること。

そこにだけは従事していないとだめです。

強制はできませんが。

すると今度はどうしたらそういった人達が作業に従事できるかを考えないといけません。

強制はできないけど、絶対に作業に従事していないとだめだと思います。

作業療法士として、そこは譲れないところ。

まとめる。

まず、外に出るきっかけとしての多様な心地よい空間づくりがされている地域であること。

加えて、そこにアクセスできる環境であること。

また一方で、家の中で孤立した状態であっても作業に従事している状況が保証されていること。

その3つが社会問題である孤立に対しての理想的な対策、地域づくりに必要なことかと考えます。

全然まとまってないな。

支離滅裂。

それだけ気づきが多く、考えの深まる経験でした。

こういうこと考えるの、やっぱり好き。

今回の経験は大事な気がするから、ちょっと時間多めに使って色々考え込んでみよう。


〜 YWTでまとめ 〜
Y:地域ケア会議の振り返り。所感のまとめ。
W:多様な心地よい空間があれば自然と外に出て孤立の人は減らせると思う。
T:もっとこのテーマについて考える。


本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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それでは、また明日。

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