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【特集5月号】一人で宮古島を旅した記録

#連休に行きたいおでかけスポット
もうGWも終わってしまうが、特集に沿って私の思い出を書いてみよう。

 コロナ禍前でもある数年前の五月、私は一週間ほどの連休をいただけることになった。そこで、私は三泊四日の一人旅を計画。
 行き先はずっと前から行きたかった沖縄の離島、宮古島だ。

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 さて、私は飛行機を一人で乗った事のない初心者だった。
 色々と不安を抱えながらも、空港まで高速バスに乗り、右往左往しながらキャリーケースを預けてGWで混みあう空港内で昼食を摂り、いざ搭乗。
 那覇空港を経由してやって来た宮古島空港、そこには私一人のためにレンタカー屋のお兄さんが待ってくれていた。
 フィッツを借りて、いざ出発。ちなみに私はできるだけカーナビを使いたくないタイプである。

宮古島に到着

宮古群島は、北東から南西へ弓状に連なる琉球弧(りゅうきゅうこ)のほぼ中間にあって、北緯24度~25度、東経125度~126度を結ぶ網目の中に位置しています。沖縄本島(那覇市)の南西方およそ300km、石垣島の東北東およそ130kmの距離にあり、島全体がおおむね平坦で低い台地をなし、 最も高い横竹山地で114mです。

宮古島観光協会HPより引用

 そんなわけで、地形としては初めて訪れる私にとっても優しい為、頭に叩き込んだ地図を頼りに運転すること十数分、途中でおばあさんがのん気に横断する光景にも遭遇しながら到着したのは、繁華街ど真ん中にあるビジネスホテルだ。
 沖縄諸島への旅行にはビューホテルが必須かもしれない。しかし今回の私は一人旅で、とにかく一人で飲み歩こうと考えていたため、敢えてキャバクラの目の前にあるホテルを予約していた。
 ホテルをチェックインした後、繁華街である平良ひららに出向き、居酒屋を探した。
 平日を挟むとはいえ、世はGW、沖縄グルメを扱う居酒屋はどこも混んでおり、私が辿り着いたのは地元の方が行くような焼き鳥屋だった。
 そこで出会ったお客さんとお話ができ、その方に二軒目に連れて行ってもらった。

これもひとつの運命の出会いだ

 そこでも新たな出会いに恵まれ、地元民とは言えお客さん同士も初対面なのにこのガッツである。酔っていたのであまり覚えてはいない。
 ここで出会ったJ君とMちゃんと、翌日に遊ぶことを約束した(ちなみにJ君とMちゃんもここが初対面である)

2日目

 ホテルには無料の朝食サービスがあり、私はレンタカー屋でもらったガイドブックを持って食堂に行き、食堂のおばさんに挨拶をしていくつかパンを頬張った。丸太をそのまま使用したようなテーブルと椅子がお洒落な食堂内でブラックコーヒーを飲むひと時、なんとも優雅な朝である。しかし少々二日酔いではあった。
 その日、J君とMちゃんと三人で遊ぶ予定だったのに、さっそくMちゃんはひどい二日酔いだというので、J君と二人で観光船に乗ることになった。待ち合わせ場所でJ君をピックアップし、宮古島南部にある水中観光船乗り場までドライブである。

水中観光船からの景色

 水中観光船に乗る事がずっと憧れだったので、嬉しかった。
 しかし落とし穴がひとつ。三半規管の弱い私は、船酔いをしたのだ。
 しばらくしてからは甲板に出て、海風を浴びながら景色を眺めた。

 その後、J君と宮古そばを食べ、Mちゃんも合流。
 私の運転で三人で宮古島を一周し、さらに伊良部大橋を渡って伊良部島へ。

南国仕様のファッションの私(撮影:J君)
調子ノリノリである(撮影:J君)

 その後、バイトがあるというJ君とは別れ、Mちゃんと二人で居酒屋+スナックへ。
 女子トークを繰り広げ、またもや酔っ払って就寝。
 とても楽しい一日を過ごせたのは、地元民の二人のおかげだ。今では連絡をとることもなくなったけれど、とても感謝している。一生忘れない。

3日目

 私は海が好きだ。本州にいても常に海を求めている。
 三日目はオールフリーな一日、飽きもせずにドライブをして海を眺める時間を堪能。

エメラルドグリーン
どの橋なのか忘れてしまった…
かに

 宮古島には三つの橋がある。池間大橋、伊良部大橋、来間大橋だ。
 三日目、私はこの三つの橋を渡った。旅行中で一番いいお天気で、空も海もとても綺麗だった。
 運転中のため景色を撮影できなかったのが惜しいが、スポットがあればそこで車を停め、私は海の景色を思う存分楽しんだ。一人旅の醍醐味だ。

宮古そば

 ドライブ途中で見つけた古民家風のお店で宮古そばを食べ、夕方には予約していたマッサージ屋に行き、夜には偶然入れた沖縄料理の居酒屋で一人飲みをした。
 カウンターで隣の席だった男性が関西出身とのことで、いろいろなお話を聞かせていただき、さらには私の食事をごちそうしてくださった。連絡先も聞いておらず、改めてお礼をできないのが悔やまれる。相変わらず私は酔っ払っていた。

4日目

 最終日はホテルの近くで雑貨屋を見たり、Mちゃんに教わった通りスーパーで宮古島土産を探し(土産屋よりもスーパーの方がが安いとおすすめされたのだ)、空港へ向かった。
 沖縄にしかないハンバーガー屋a&wで食事を摂り、宮古島を後にした。
 4日目は雨が降る直前の天気で、五月上旬だというのにひどく蒸し暑く、不快指数が増していた。
 しかし、その暑さも沖縄諸島ならではの思い出だ。

さいごに

 当時、私はシリアス満載の二次小説を書いていたのだが、あまりにも気分をリフレッシュしすぎたせいで筆が進まなくなったのも思い出のひとつだ。
 それほど、旅は人の心を浄化する。
(そして創作は負の部分から作られる事が大半なのだろう、少なくとも私の場合は)
 一人旅自体が初めてだったのだが、行ってよかったと思う。
 友人や家族との旅行も素晴らしいが、一人には一人のよさがある。
 沖縄の離島、機会があれば次はさらなる島へと挑戦したい。

私の小説サイトのこの画像も、宮古島(池間大橋付近)で撮影したものだ


【5/17追記】
note公式「ゴールデンウィークに行ってよかったところ」で紹介していただきました!ありがとうございます!
また、マガジン追加もありがとうございました。


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