見出し画像

スケボーが受け入れられるには

夜の繁華街で騒ぐスケボー少年たちが近所の迷惑になっているというニュースを、先日ワイドショーで視ました。

確かに、駅前の広場などで夜になってスケボーの練習をして騒いでいる人たちを、地元でもたまに見かけます。

昼間にやると怒られるから夜中にやるのでしょうが、すぐ近くに交番があるところでも平気でやっていたりするので、黙認なのでしょうか。

長野の松本駅は、終電を過ぎた時刻でも駅の構内でスケボっている若者がいたなあ。駅員さんも近くにいたのだけど、遊ぶところが近所にあそこくらいしかないということで、やっぱり黙認なのだろうか。

昨年に開かれた東京オリンピックでは、解説者の瀬尻稜せじりりょうさんの「ヤベぇー」「カッケぇー」という、解説者っぽくないフランクな言葉遣いが人気を博し、スケボーが盛り上がっていました。

その関連記事で、日本は外国のようにスケボー専用の公園がない、という内容のものを読みました。

確かに、スケボーOKの公園というのは非常に少ないようで、かなり大規模な公園でも禁止されていることが多いらしい。

周りの人に当たったら危険であるという理由の他に、スケボーのタイヤはかなり強く地面に摩擦するのか、石畳が剥げてしまうなどの問題もあるそうです。

では、夜な夜なボードを自由自在に操る彼らは一体どこで鍛えたんだ?とはいつも思うのですが……。

コケまくっているヘタクソなスケボー少年、見たことがないもんなあ。

家で練習できるのは、よっぽど壁が高くて広い庭を持っている子供だけだろうし。

やっぱり最初は有料の施設でトレーナーに教えてもらって、あとは独学で……という人が多いのだろうか。それとも、幼少時からすでに夜の繁華街で……?知り合いにボーダーがいないからわからない。

日本だとどうにも、スケボーはヤンキー文化という印象があるように感じます。やっぱり、夜中に騒いでいる連中だと思ってしまうからですかね。

そういえば、オタクでスケボーをやっている事例は聞いたことがないなあ。アニメTシャツを着て滑走するプロボーダーとか出てこないかなあ。いや、すでにいらっしゃるのかもしれませんが……。

ヤンキーという単語は、もともとはアメリカかぶれという意味です。

現在は素行不良な人たちを指す言葉として用いられることが多いですが、これは大阪のアメリカ村にたむろしていた若者をそう呼んでいたのが由来なのだそうです。

アメリカ村には古着屋がたくさんあるのですが、それこそアメリカンなシャツやジーンズがやたらと揃っていて、陽気なギャングスターを気取りたい人には打ってつけ。

自分も20代の頃に、何かを血迷って迷彩柄のダボダボなズボンを買いました。

そんな自分の痛い過去はどうでもいいのですが、本来はスケボーはオリンピックの競技に抜擢されるくらいにれっきとしたスポーツ。

バイクだって、スピード違反で公道を爆走しているのと、モトクロスを目指して走りの練習をしているのとは違いますからね。

そのあたりの線引きをきちんとするべきだと思うのですが、やっぱり根本的な原因は、日本の人口密度が高過ぎることなのかなあ。

無音のボードを開発するとか……。それはそれで危険か。


サウナはたのしい。