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海外生活で「不安」や「孤独」とどう向き合って、行動を起こすかについて


今日の夜は「カルテンベルクの中世騎士祭り」にいきます!
世界最大の中世騎士祭りと名高く、騎士たちのショーが見どころ。
色々撮影してきます!
今回は、ドイツをエンジョイしすぎてる私の、
「ドイツで不安で孤独だった過去」を遡ります。

中世騎士ショーのチケット

不安とどう付き合う?

そんなこんなで、現在はドイツ生活をエンジョイしています。
これまで一人でドイツ生活を乗り切ってきましたが、現地人の夫がいることで色々な不安が消えたのは確かです。
一人の時はもっとハラハラすることが多かったけど、でも振り返ってみて、全体としては楽しかったです。いずれにせよ、日本にいても「不安」はいつも付きまといますよね。

世の中に厳しい海外生活についての情報が出回ってますが、「楽しく海外生活を送る知恵」というコンテンツもあってもいいよね。

「不安」という得体の知れないエネルギーの取り扱いが一番難しいです。
振り返ってみると、ほとんどの不安は、杞憂で終わるのですが、それでもこの不安はいつでも大きな存在感があります。

過去を振り返る:何が安心材料になったか

一人ドイツで生活していたことをふりかえります。まだ夫と出会ってないので、ドイツで結婚生活を送るとは思っていませんでした。

一番の心配は、家とお金です。

最初のドイツ留学は、全て第3者に揃えてもらいました。だからその時には「語学」のレベルのことばかり考えていました。ドイツ語ができなすぎて困っていました。

その後、長期滞在や短期滞在を繰り返すことになりますが、全て自分でアレンジする必要がありました。現地の恋人がいつもいるわけではなかったので、ほぼ一人で行いました。

ドイツ語のレベルの心配は当然のことながら、いつも怖くて仕方なかったです。
ビザ、家、お金、人間関係、学業(仕事)、将来のこと、英語力(時に必要)、締め切り関係…
ドイツに住める喜びと一緒に、ずっとずっと不安でした。

ある時、「もしいつでも暮らせる家と困らないお金があれば、ほとんどの不安が消えること」に気がつきました。

というのも、家が定まらなかった時が一番怖かったです。なかなか長期滞在させてくれて格安で気に入る物件は見つかりませんでした。

ホームステイやシェアハウスは、当時ドイツ語ができなかったしドイツの国民性もよくわからなかったので、失敗しました。

その後、家が見つからなさすぎて、困って交渉に出ることに。
結局、最初の大学留学で使わせてもらっていたアパートに交渉して、例外でその後もいつでも学生価格で使って良いということになりました。管理人さんありがとう!
簡素で綺麗な一人暮らし用アパートで、その1棟は大学生用でした。

決まったのは、前の家の契約終了の数日前のことでした。本当にギリギリでした。
ビザ申請もギリギリで、不安で不安で死にそうでした。この時まだ20代前半です。若さってすごい。今なら面倒で億劫でやれないかもしれないです。

ちなみに、今はビザ取得も何もかも余裕すぎて笑えます♪ 何があんなに怖かったのか今では全く分かりません。

この頃の願いは、
「永住権取得」(ビザの心配したくない)と「家を買うこと」(家探しはこりごり)です。
自分のオフィスが欲しいとも願っていました。(男ではなくw)

その願いが、今不思議なルートで叶えられるのは面白い。
夫が、2階を私の仕事用オフィスに改造しようと提案してくれて、丸ごとスペースいただきました。
つまり、オフィスまで手に入れる形です。

だからこそ、願いのエネルギーの強さを侮ってはいけないのです。
欲しいものを願うことは尊いことですよね。
あの時願っていた「ドイツ語力」も手に入れました。
手に入れるときは、アッサリ、思ってもみない形で叶います。
大体忘れているので、案外「こんなもんか」という感じです。

「不安」は何も生み出さない

振り返ってみると、「不安」から何かができるわけではないです。結局は、知恵と勇気が必要です。そして、とにかく何とかなっているのが面白いです。
つまり、不安で動けなくなるよりも、冷静に手足を動かすことが大事なのです。
もちろん、不安は消えないので、「付き合い方の工夫」が必要で、この不安との付き合い方も少しずつシェアしていきます。

「家」が不安の中核をなすのは今話したことでおわかりいただけたと思いますが、「お金」の不安が最大のキーポイントになります。
なんだかんだいっても、やはり「お金」との関係は重要です。「お金」との関係性や使い方は当然、海外生活に重要なファクターです。
一人海外サバイバルでは、「愛情」「友情」よりも「お金」が優先されます。
もちろん誰かに頼ってもいいと思いますが、結局は、頼るという能力が必要なのです。
お金についてもまた書きたいと思っています。

孤独との戦い

さて、何もかも揃ったところで、安心するのも束の間。襲ってくるのが孤独感
ドイツ語も、ドイツ文化も慣れてないし、気の合う友達もいなかったら当然ですよね。友達はいないわけではない。カジュアルな彼氏もいることもある。でも孤独感はずっと消えません。

しかも、生きていくために学業や仕事をやらないといけない。そっちもうまくいかない。当然そうなる。ドイツ語力がそもそもないのですから。

その時私の心を救ったのは、旅です。
恋愛ではなく、ヨーロッパの旅。
美しい風景が私を救いました。

本来ならばやることがいっぱいあって、何もかも放り出していくのは良くないとわかっていても、鬱になって帰国するよりはマシだと思って、英断しました。
格安飛行機や電車のチケットを買ってフランス、イタリア、スペイン、チェコ…と旅しました。
だから今でもやたらに「ニース」が好きなのです。私が辛くなったら救ってくれる「ニース」「エズ」「モナコ」となりました。*ここは電車ですぐにアクセスできるので旅の時には全部回って欲しいな。

今辛い方には、旅をお勧めしたいです。

あの「孤独感」がなんだったのか今も見当がつきません。
当時も、友達や恋人がいましたが、疎外感がありました。誰も私を拒否していなかったはずです。でもそういう拒否感を感じていました。
うまくマッチしていない感覚。

このコントラストが面白くて、
ある時あたりから徐々に「孤独感」を感じなくなりました。

それもそうなのは、私らしい仕事が確立され始め、気の合う友人や知り合いができ始め、ドイツ語力もぐんぐんあがったからでしょう。ドイツの国民性も骨の髄からわかり始めました。

今は孤独感はないです。孤独感がゼロなのは、夫がいるのも大きいかも知れないですね。むしろ、夫が出張の時には一人をエンジョイ!

不安や孤独感が大きい方へ

昔の私と今の状態が同じ人もいるはずです。でも、過去を振り返ると、その不安を増大させている原因がなんとなく分かりますよね。そこを、冷静に少しずつ解決していく必要があると思います。
時には、思い切って旅に出てもいいですね。何もかも放り出して旅に出て、結局何もお咎めがありませんでした。全部なんとかなりました。(ケースバイケースではありますが…)

不安や孤独な時には、大きな計画や夢を立てがちです。それは私もいつも気をつけていることです。
孤独な時には「超理想のパートナー」を妄想しがちで、不安によって「大きな計画」を頭で立てすぎて、結局何も進まないものです。とにかく体が動かなくて、焦り、自分を責めがちです。でも、不安や自責は何も解決しません。

だからこそ、もっともっと小さな計画や小さな理想を描きませんか。
もっともっと今できることに区切ってみるのです。

急にドイツ語力も上がらないし、お金が急に増えることは残念ながら難しい。

大きな大きな理想をたてても今すぐに無理です。
20代前半に願った「永住権」「家」「オフィス」「最高の友達や恋人」は、後から手に入れることができるものでした。
でもその時には不思議なことに、こういう「超理想」に目が行きます。願ってもいいけど、これを叶える行動は何も起きません。
このような超理想は、心にしまっておいて、ニヤニヤして未来に任せるものです。
いつの間にか、想像もつかないルートでいつか叶うものです。

むしろその時にできることは、「本当に欲しいものを買うための節約」や「友達にメールをすること」「今借りることのできそうな家に交渉してみること」などの現実的なことです。

そして、義務で鬱になって全てが終わるよりは、「旅をすること」でした。

不安な時に抱きがちな壮大な計画を、
理想につながる「小さな目標」や「今日できること」に計画を立て直すことができます。

プチワーク

<不安/孤独感/疎外感を見てみる >

「不安」「孤独感」「疎外感」はずっとそこにあります。これ多分消せないです。
消せないものを消そうとすると、これはもっと大きくなります。

いつかこれらは消えます。きっと忘れた頃に自然に。
私はそうでした。不思議なくらいなくなります。
多分ドイツは何も変わってないはずですw でも、ドイツ人もドイツも私をウエルカムしていて親切にしか見えません。本当に不思議です。

「不安」は仕事面であります。
とても充実していた仕事を一旦終わりにして、夫についてきたので、またキャリアを再形成する必要があります。仕事の本質は変わらないので、大きな不安はないですが、不安は不安ですよね。やっぱりいつでもあがってくるのが不安です。
でも、不安に気を取られている時には、やはり計画が壮大になりがち。
これ今回自分のケースでハッと気がついたので、シェアすることにしたのです。

<壮大な計画や夢に気がつく>
だからまずは、持っているであろう壮大な計画や夢に気がついてください。すでに「理想」を持ってるはずです。それは大事に温めておくもの。行動に使うものではないです。いつか叶いますので、安心しましょう!

<もっと小さな目標を立てる>
そこを背景に、小さな目標を考えてみましょう。
すごく小さくていいです。どんなことでもいいです。無数にあります。

例えを書いてみます。
私は、自分のホームページを壮大なものにしようと考えています。素敵なイメージはあります。
一気にやろうとすると無理なので、結局行動できません。
逆に「私にはできないんじゃないか」と不安が増大します。
だから、その素敵なイメージは未来の私に譲ることにしました。

壮大なイメージに行く前に、ちょっとずつ形にしたいので、シンブルなものに作り替えました。今必要のないものは、思い切って「非公開」にして、今できるシンブルなホームページにあえて作り直し。

今週は「ミュンヘンのカフェ」をテーマにして、Goproで撮った動画をキャンバのフォルダーに整理して、NoteやTwitterでも小出しにしています。
旅ブックを隅々まで読んで、ニヤニヤしています。

また、自分のテーマをはっきりさせようと思って、ノートを買ってきました。
そのノートにメモをしながらアイデアが溜まってきたところで、
まずは夫に「こんなビジョンのビジネスを計画しているから協力して欲しいな」と言ってみました。だんだん固まってきました。
これで、私の仕事を心配する夫のエネルギーを消すこともできました。安心したので、「そんなに早く具体的に決める必要ない」とまで言ってきました。
私の確固たる未来に安心したようです。

ビジネスの壮大な計画の一部を細かくしてみると、めちゃくちゃ今できることがいっぱいあります。このNoteも私のビジネスの一環として使っています。
何もかもが「行動」になります。

こんな感じで、「不安」もそれに伴う「壮大な理想」もちょっと脇に置いて、行動することができます。

やり方は無数にあります。
ポイントはただ一つ。「時間の中で肯定的な気分で行動を起こすこと。」このルールさえ守っていれば、色々な偶然によって、夢にどんどん近づきます。よかったらこのワークをもとに、実践してみてください。自分でアレンジしてもいいですね。

効果があったら教えてね。これは私のコーチングの一部の技術をシェアしています。またいろいろ書きます。

残念ながら、魔法はありません。「肯定的な行動」が未来を作ります。
でも、矛盾してるんだけど、その行動が「魔法のようなもの」を起こします。

2023年7月21日 ドイツ


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