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こむら返りにならないようにする

こむら返りは、非常にありふれた疾患です。年齢が上がるごとに発生頻度が高くなり、50歳までに誰もが一度は経験し、50歳以上の最大33%もの方がこむら返りで困っているという報告もあります

こむら返り(足のつり)の原因は?

活動のすくない高齢者の筋肉の長さが短くなっているため

妊娠

脱水

電解質異常:マグネシウムやカルシウムの欠乏など

慢性腎不全(透析されている方など)

末梢の血管疾患(静脈・動脈):静脈瘤や動脈硬化など

末梢の神経障害: 腰椎椎間板ヘルニア・糖尿病など

甲状腺機能異常

慢性肝不全

そこに加えて、急に体を動かしたり、栄養不足や水分不足・筋疲労・寒暖差・冷えなどが加わり起こりやすくなります。また、コレステロールを下げる薬や利尿薬などの特定の種類の薬も原因になることもあります。

こむら返り(足のつり)の治し方は?

筋肉を和らげる薬(筋弛緩薬)

マグネシウム: 特に妊婦に対する有効性を評価した論文が多いが、有効性が高いとはいえない(詳細はこちら)

キニーネ:アンデス山脈に自生する植物「キナノキ」に含まれるアルカノイドの1種。抗マラリア薬でも知られる。

ストレッチ体操・マッサージ

ビタミンE

カルシウム拮抗薬

カルシウム塩

マルチビタミン

こうした点もあり、日本では漢方薬治療が主流です。その中で最も代表的な漢方薬は「芍薬甘草湯®」という漢方薬です。「芍薬」と「甘草」の2つの生薬が筋肉の急激な緊張をゆるめ、痛みをやわらげる作用があります。即効性も高く、内服して30分以内には有効性を発揮します。

ただし、入っている「甘草」の量が他の漢方薬よりも多いため、長期連用を避ける必要があります。そのほか甘草が入っていない漢方薬の中でもこむら返りに有効性を示す漢方薬も知られています。

痛みを起こさない体づくりについてまとめたのでみてみて下さい↓




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