環境設定が出来る理学療法士 最強説

『環境設定』
この言葉、よく聞きませんか?

理学療法士であれば、患者さんに対しての環境設定。

もちろん、一般的にもよく聞く言葉ですよね。


『環境設定』。。。


実は、奥が深いモノなのです。
しかも、ふかーーーくアセスメントして、
評価して、設定出来れば、

どんな手技よりあなた(理学療法士)の武器になると考えています。



今回は、僕が仕事の中でもトップ3ぐらいに重きを置いている『環境設定』についてまとめてみました!



○なぜ環境設定が大切か?

入院患者さん、在宅の患者さん、
それぞれ、いろんな環境があると思いますが、
例えばベッド周囲の環境設定。

ベッドの高さ
頭の向き
角度
マットの固さ
柵の位置
ベッドからの動線

などなど、いろんな環境があって、
どれか1つを変えるだけでもその人の生活スタイルにまで影響を与える事が出来るのが最大のポイントです!

これは、
良くも悪くも。です!!

活動性の低い方であればあるほど、
ベッド周囲の環境次第で、その方の身体機能にまで影響を与える可能性が大きくなります。

もし、これをしっかりと評価出来て居なかったら、、、、

出来る事も出来ないままで終わってしまう。

そんな残念な結果になってしまうのです。

常に、そんな考えを持って1人の患者さんを見れていますか?
これを読まれた方は、是非、明日からでも
患者さんのベッド周囲などをよく観察してみて下さい!!


○パラダイムシフト

では、なぜ
『環境設定』に重きを置くのか?

先程、『環境設定』の大切さを書きましたが、
患者さんの生活、身体機能まで影響を与えると。


ここで、パラダイムシフト(見方を変えて)してみましょう!


あなた(理学療法士)が1人の患者さんに
直接、影響を与える事が出来る時間は1日のうちにどれくらいですか?


外来リハビリであれば、
一回40分程度の週ニ、三回ぐらいですよね?

回復期リハビリであっても、
一日最大、三時間ですよね?


では、
『環境設定』が患者さんに影響を与える事が出来る時間は1日のうちにどれくらいですか?


これが、僕が『環境設定』に重きを置く理由です。


例えば、患者さんの承諾を得られて、
ベッドの高さを起立可能なギリギリに設定出来れば?

そこから、立って歩く、立ってトイレに行く。

その毎回が下肢筋力訓練になって、起立訓練になって、、、


そんなアセスメントが出来れば、
あなた(理学療法士)が介入しなくとも、
勝手に身体機能の改善が見込めますし、
患者さん自身で良くなっていく事が出来ます。


だから、


『環境設定』は大切なんです!


○脱 リハビリ依存!

最後になりますが、

リハビリをしなければ良い身体機能を保てない。
この状態にしてしまっては理学療法士が理学療法士である意味はなくなってしまいます。

常に見据えるモノは、
1人の患者さんの生活そのものです!


リハビリ介入なしでも、
満足のいく生活が出来る。

この状態を作るために、今日の介入があるのです。


この事を忘れずに、
明日からの臨床も元気に頑張りましょう◎

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