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ベーシック発達心理学を読んで


開 一夫・齋藤慈子 編 「ベーシック発達心理学」を読んで思うことを書いていきたいと思います。

みてみると、Amazonのレビュー内容も評価が高いですね。

この本はタイトルの通り、発達心理学の基礎を網羅できる一冊となっています。

人は生まれ、育ちそして老いて亡くなります。発達とは、その過程における心身の変化と捉えることができるという視点から、幅広い心理学の理論や、研究が多くの図と共に書かれています。

学校臨床をしている中でも、発達や愛着について考える場面はよくあります。

臨床心理士、または公認心理師となれば、様々な技法や学派の中から自分のオリエンテーションを明確にし、極めていかねばならない。そういう雰囲気ってあると思うんですよね。このことは別に一本投稿したいと思っています。

で、その全てのオリエンテーションに合わせて基礎となるものが発達心理学だということはやはり明確に示さねばならないと私は思います。

発達障害に合わせて、愛着障害という言葉も最近は一人歩きしつつありますよね、発達とは、愛着とは何か、その基礎をしっかり理解する上でこの本は良い役割を担っていると思います。

この本は、発達心理学の基礎を振り返る一冊として素晴らしいことに合わせ、さらに深く学びたい場合は章ごとに、さらに学びたい人のためにと、引用文献以外にも数冊の本が紹介されているのも魅力ですね。


私自身も、今後何度も読み返すと思う一冊です。

心理士だけでなく、保育や教育、人の発達に携わる多くの方の必携の書でしょう。

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