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コミュニケーションに差をつける『VAKタイプ』の理解

コミュニケーションに関する話題が絶えることはない。

しかし、どれも目的はよりコミュニケーションを円滑にし、人間関係を良くすることにある。

その『ハウツー』たるものが山ほど溢れている。

今回はその内の一つだと思っていただきたい。

NLPに『優位感覚』というものがあり、その優位感覚を分類するものとして『VAKタイプ』というものが存在する。

まず、優位感覚とは、五感のどの感覚から得た情報に頭と心が反応しやすいかは、人によって異なるということである。

五感なので視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚であるが、『VAKタイプ』はその中でも『視覚』『聴覚』『身体感覚(触覚)』の分類である。

つまり、

・V(Visual)視覚
・A(Auditory)聴覚
・K(Kinesthesis)身体感覚

の3つである。

この分類は何が違うかというと、同じ景色を見たり、同じ経験をしたとしても記憶に残る身体感覚が異なるということである。

例えば、『今までで一番楽しかった出来事はなんですか?』と聞かれた時に、視覚優位で答える人もいれば聴覚優位で応える人もいるだろう。

例えば、家族で海水浴に行った話をするにしても、『真っ青で綺麗な海を見ながらドライブしてたのが最高で、しかも快晴で日光が水面に反射してキラキラしてすごく綺麗だったんだよ』というのは視覚優位である。

その一方で、『海に近づくにつれて波の音が聞こえてきて、それと同時にビーチで遊ぶ人たちの楽しそうな声もしてテンションが上がっていったんだ。海の上では鳥も鳴いていて『海に来たぞ〜!』って感じがしたんだ』というのは聴覚優位の人の話し方である。

また、もしかすると『潮の香り』とか『潮風が当たる感じが気持ちいい』という風に触覚から伝わる情報をメインに伝える人は『身体感覚優位』である。

というように、人によって心が反応する五感が異なり、人に伝えるときもそれが顕著に現れる。

そして、人は自分に似ている人に好意を抱きやすい。

なので、コミュニケーションを取るときは相手のタイプに合わせて話ができれば好意を抱いてもらいやすくなるし、コミュニケーションはより円滑になるだろう。

例えば、視覚優位で話す人に対しては視覚優位の相槌を打つのが効果的だし、聴覚優位の人の話を聞くときは聴覚優位な受け答えをすれば良い。

相手の話から全く同じような景色を思い浮かべたとしても意識を向けるところを少しだけ変えてみれば良い。

例えば、先ほどの海水浴の例で言えば、海沿いの道を車で走っている映像が浮かんでいるかもしれない。

その場合も、その景色にフォーカスするのか、聞こえてくる音に意識を向けるか、もしくは体で感じる感覚に注意を向けるかは相手によって変えれば良い。

ただ、自分と同じ優位感覚を持つ人の話を聞いて共感することは簡単だが、自分とは異なる優位感覚を持つ人の話を聞くのは少し難しい。

なので、まずは自分がどのタイプかを知ろう。

僕はおそらく視覚タイプだ。だから、聴覚優位な人や身体感覚優位な人の話を聞くときは少し集中しないといけない。

というように、まずは自分の優位感覚をきちんと理解するところから始めてみるといいのではないだろうか?

コミュニケーションに差をつける『VAKタイプ』の理解。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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