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【うつ】鬱くしき日記10/19・休職1日目

正式に休職が開始した。

なぜか心は張り切っている感じがする。
言うならば、いつも学校の日は起きるのが遅いのに
休日は早く起きる私の子供みたいだ。

休職に関して罪悪感は無い。
前回の休職時は罪悪感でいっぱいだったが
今回に関しては、きちんとしたプランを用意しているからだ。

・休む事に専念する。
・好きなことをやる。
・仕事の事は考えない。
・【人の目を気にしない】

これらをプランの中に入れた事で正直
かなり気楽に構える事が出来るようになった。
つまり、オンとオフの切り替えが出来ている感じだ。

そして自分の感情をきちんとアウトプットして
今自分はどんな気持ちなのか?を整理する事で
今日一日をどう過ごしていこうか?という
指標に出来るからだ。

まだまだこのプランは自分の中では
ベータ版だ。つまり未完成のプランに近い。
今後生活していく中でアップデートしていって
完成版として、今後の人生に使えるようにしていけば
いいのかと思う。

本日の私の行動では
・朝、子供達のバス停まで一緒に歩いていく。
(半ば強制的ではあるが【朝散歩】としての習慣をつけるために必要)
・学校の行事に参加する
(今までは完全なる仕事人間だった為、そういった事には興味が無かった)

この2つを行っただけでも、自分の中でドクンと胸を打つものがあった。
私の子供はまだ小学1年生。
今日は持久走記録会があったのだが
400mを走る。
とても考えられない距離だったと思う。
HSPの私としては、自分が走るわけでもないのにスタート前から
ドキドキしていた。
職場の方のお子さんも学年が近い為、近くにいてくれた。

私はビデオカメラや三脚なども持って行っていない事に気付いた。
今までそんなに行事に参加していなかったので、ただ見ればいいものだと
考えていたが、よくよく思えば記録機器が欲しい。そりゃそうだ。
どんな親でも、我が子の有志を残しておきたいと思うのが性だと思う。

私はそんな事も準備せず体一つで来てしまった。

まあしかしここでも【人の目を気にしない】
この言葉が頭をよぎった。

そうだ、別に高級なビデオカメラなんか無くたって記録機器なんて
ポケットの中に入っているじゃないか。
私はおもむろに、iPhoneを取り出しすぐに録画モードにして
我が子の走る姿を撮る事にした。

「よーい・・・スタート」
コーナーを回って子供達が走ってくる。
私は自分の子供がどこにいるか必死に探そうと思ったが
そんな心配をよそに3番手あたりで走っていた。
「すごい。頑張れ!」
別にトップなんて取らなくていい。
ただ走り切って、ゴールするだけで偉い!それでいいんだよ!と
自分の胸に言い聞かせながら、グラウンドを2周する我が子を見て思った。

結果は最後に失速して6~8位だった。人数は15名程度いた事を考えると
丁度中間くらい。

それでも一生懸命走る姿を見て涙が止まらなかった。
仕事が大切と考えて子供の行事はほったらかしにしてきた私が
初めてと言ってもいい位に真剣に目に焼き付けた。
トップじゃなくていい。
完走すればそれでいいんだよ。
よく頑張ったね。
心の中で我が子にそう伝え涙ながらに、駐車場へ戻り
車の中でiPhoneで撮影した姿を見てまた目頭が熱くなった。

なんだかすごく元気をもらえた。
運命とかそんなんは全く信じていなかった私だが
これは今の状況に必要な事だったのか。と運命的なものを感じた。

そしてその中で我が子に胸の中で送ったエールを思い出した瞬間
自分の胸が温かくなってくるのを感じた。

【トップじゃなくていい】
【完走すればそれでいいんだよ】
【よく頑張ったね】
【ただ走り切ってゴールするだけで偉い】


そうだ。
まさに自分へのエールでもあった。

社会人になり、それなりの役職も頂いて
仕事をして、ストレス発散方法もろくに無く
パニック障害に恐れ、気分が落ち込み
出社出来なくなって、自分のキャリアダウンを恐れ
それでいて無理して鬱になった自分は全くの真逆だった。

トップでいなくてはいけないし、与えられた仕事をこなすのが当たり前
それ以上の成果を出す必要が自分は出来なきゃダメだと感じていた。

もちろんトップは凄い。
ただし必ずしもトップじゃなくてはいけない場面なんて限られている。
それまでは、目の前の事をやるだけでも偉いんだ。

我が子に送った言葉が自分に返ってきてこんなに胸を揺さぶられるとは思わなかった。

ちなみにiPhoneで撮ったデータは使い物になりませんでした。
私が肉眼で子供を見てた事でブレブレでした。
今度は三脚とかちゃんと用意しないとな。

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