𝐻𝑜𝑙𝑑𝑒𝑛 𝑆𝑜𝑛𝑔𝑠 ① 10番街の殺人

どうも、パジーです。

今回はサリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」の中で出てくる曲を紹介していきます。

前回ははじめてだったのもあってテンションがおかしかったので、今回は真面目にやろうと思います。と言ってもこの集中力がどこまで続くか...

𝘏𝘦𝘭𝘭𝘰! 𝘐’𝘮 𝘗𝘶𝘥𝘨𝘺. 𝘚𝘪𝘯𝘤𝘦 𝘵𝘩𝘦 𝘊𝘢𝘵𝘤𝘩𝘦𝘳 𝘪𝘯 𝘵𝘩𝘦 𝘙𝘺𝘦 𝘪𝘴 𝘵𝘩𝘦 𝘧𝘪𝘳𝘴𝘵 𝘣𝘰𝘰𝘬 𝘵𝘩𝘢𝘵 𝘐 𝘳𝘦𝘢𝘥 𝘪𝘯 𝘌𝘯𝘨𝘭𝘪𝘴𝘩, 𝘐’𝘮 𝘷𝘦𝘳𝘺 𝘧𝘰𝘯𝘥 𝘰𝘧 𝘪𝘵. 𝘓𝘦𝘵 𝘮𝘦 𝘪𝘯𝘵𝘳𝘰𝘥𝘶𝘤𝘦 𝘴𝘰𝘮𝘦 𝘰𝘧 𝘵𝘩𝘦 𝘴𝘰𝘯𝘨𝘴 𝘮𝘦𝘯𝘵𝘪𝘰𝘯𝘦𝘥 𝘪𝘯 𝘵𝘩𝘦 𝘣𝘰𝘰𝘬.

雑談　(翻訳について)

本題に入る前に雑談。

僕は野崎さんのホールデンが好きなんだけど(一応村上春樹のも途中までは読んだ)、
野崎さんはStradlaterのことを「ストラドレーター」って書いてて、村上春樹は「ストラドレイター」って書いていたはず。でも原文の朗読を聞いてみたら「ストラドラター」って言ってた。
ちなみに「ジェーン・ギャラガー」って言ってた。とくにGallagher は地域だとかそういういろいろで違うみたいだけど、まあ参考にしてみてください。

曲「10番街の殺人」紹介します♪

今回は、「10番街の殺人」を紹介します！
（ちなみに野崎さんバージョンだと「十番街の虐殺」だったと思います。）

Chapter 4
Slaughter on Tenth Avenue
This is one of the songs Holden mentioned in the book when his roommate Stradlater was whistling. He said, ‘He always picked out some song that’s hard to whistle even if you’re a good whistler, like “Song of India” or “ Slaughter on Tenth Avenue.” He could really mess a song up.’

Ventures の曲の方が有名ですが、ホールデンが言っているのは1936年のミュージカル“On Your Toes” の中の曲。このミュージカルは、見たくて何回もYouTubeで検索してるんだけど、全部は載ってないんだよね〜。リメイクとかもされているのに。
詳しい内容は、こちらをご覧ください。
Please read this synopsis.

On Your Toes - Synopsis - Rodgers & Hammerstein

シーンのあらすじ&動画

僕もウィキペディアをなんとなく読んだだけだし、すごく複雑だから、「10番街の殺人」のシーンだけ簡単に話す。

主人公・JuniorがSlaughter on Tenth Avenue という劇に出ます。その中でJunior はVera というすごくきれいな女性と共演するんだけど、二人は実際に好き同士になっている。
でも実はVeraにはひどい彼氏(Morrosine)がいて、その彼氏は嫉妬から暴走してディレクターにノックアウトされたらしい。本当はその人が劇に出るはずだった。だからJunior は代役なんだ。

劇中劇“Slaughter on Tenth Avenue "の内容は、ストリップクラブ(？)のダンサー(Vera)と相思相愛な客(Junior)、その二人を邪魔するオーナー。
二人がキスしようとしたところをオーナーが目撃して、オーナーは男を殺そうとするがそれをかばった女を殺してしまう。
怒った男はオーナーを殺す。
でも、ああ、もう彼女は死んでしまったんだ...
男は絶望し、自らも死を選ぶ...

という話なんだけど、実はMorrosine がヤクザの友達に、最後Junior が自殺するシーンでJunior を殺すように頼んでいた。計画を伝えられたJunior は、警察が来るまで、必死に最後のタップ・ダンスを踊り続ける...！

その動画がこれ！

カシオペイア注：
1939年、ハリウッド黄金時代の映画、「On your toes」のクリップです。
作曲者は「サウンドオブミュージック」で有名なリチャード・ロジャースさん。本動画中に登場されているのは、バレエダンサーであり女優でもあったヴェラ・ゾリーナさんと、「ローマの休日」でカメラマン役をされていたエディ・アルバートさんです。

長文失礼いたしました。

いや、これめちゃくちゃいいです。
なんかもう感想にもなってないけど、僕はこれ、好きです。Boy, is it terrific!

で、話は戻るけど、たぶんStradlaterが口笛吹いたのはタップ・ダンスのところだよね。たしかに音程もすごく飛んでいて、すごく難しそう。まあ、〈コールフィールド式〉で一つ言えるのは、口笛が下手ならこんな難しい曲吹きなさんな、ということだな。(All I can say is, don’t whistle this song if you are a lousy whistler like him.)

まとめ

今回は真面目に書けました！よかったぁ！途中すごく分かりにくいところもあったと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございます。