インターン日記 #8【半年で西語は一体どのくらい話せるようになるの?】

私は2022年4月からスペイン語を0から始めて、
8月の頭に渡航し、今3か月目が終わろうとしています。

半年もスペイン語に触れていればさすがにしゃべれるだろう!と思っていたのですが、結果はいかに・・・?


勉強してきたこと

フランス語は少しかじったことはありましたが、 スペイン語はñを初めてみるようなレベルで何も分かりませんでした。

4月から7月末まで毎日オンラインでスペイン語のレッスンをうけていました。
2時間45分文法、1時間40分会話でしたが、途中で飽きてしまってSNSを見たり、ぼーっとしたり過ごしていたこともあり、
現在形の活用すらままならないという状態で終えました。

8月
勉強する・・・と思いきや、仕事が始まるまでベッドの上でごろごろしている日が多く、全くはかどりませんでした。

研修前日になって、
「あれ?empezar(始まる)の現在形活用ってどうやるんだっけ?」くらいすっかり忘れてしまい、さすがに焦ってDuolingoを始めました。


8月19日から毎日、すこしずつ・・・

9月
やはりスペイン語ができないと話にならないということで、
通勤時間(往復で2時間弱)はDuolingoに捧げました。
たまに飽きてしまうときは、Podcastを流しっぱなしにしていました。

仕事が終わった後は、週に2回ほど言語交換会に行き(ただ自己紹介をしているだけですが)スペイン語を1時間くらい話していました。
それ以外の日も、文法書をやってみたり、Duolingoを引き続きやってみたりしてなるべくスペイン語に触れることを意識しました。

10月
旅行に行くことを言い訳にして、なかなか家でもだらだらと過ごす日が多くなりました。
技術のいらない仕事でも単純なミスを連発するし、
これってスペインでやることかな、なんでスペイン来ているんだろう、スペイン語ってなんのために勉強しているんだっけ、このまま話せなくてもいいかな…なんて思っていました。

そんなとき、いつも大変お世話になっている上司の方からこんなメッセージが。

(意訳)同僚に確認したほうがいいと思うけれど、se ha hecho(it has been done)は単独で使うと思う。だから受動態のya esta hechoとか、he hecho el informeの方がいいよ。
自信ないけど、でもあんまりよく聞く表現じゃない。
レポートよくやってくれているから、違うことを教えないとね!

私はレポートができた時に
El report se ha hecho.
と言って送るのですが、レポートのミスではなく
まさかスペイン語を指摘されるとは(^-^;

それでも、私のスペイン語を直してくれるような人は職場にはいないので、
愛のある指導を受けられて単純に嬉しかったのと、モチベーションが上がりました。

そのことを含めてお礼を言うと、

このあとまたがっつり仕事のミスを指摘されるわけですが


なんか、最近うまくいかないなあ(スペイン来てからそんなことばっかり思っています)と伸び悩んでいましたが、
それでも私のことを思ってメッセージをくれる人がいることで
元気が出ました。

この間noteに書いた最近去ってしまった上司たちも、また今日アドバイスをくれた上司も
スペイン人ではなく、完璧なスペイン語を話すわけではないので
彼らと話すときはすこしだけリラックスできます。


結局、どのくらい理解できるの?

4月
Soy Minori, estudiante. 終わり。
先生がVale(はい、とかそうだね、という相槌)というのも、何を言っているんだろう?どんなスペルなんだろう?というくらいでした。

7月終わり
「今日は~~時に起きました。これをしました。明日はこれをします。」
という日記みたいな文章は言えるようになりました。
動詞の活用はぼろぼろで、書くのはまだまだできませんでしたが、
文構造を理解して、辞書を引きながら読むことはだいぶ慣れてきました。

8月
だらだらしていて1,2カ月分くらい退化したのでは・・・?動詞の活用形は見たらわかるけれど、口からでてこない。街で目にするものの単語は、ほとんどわからない。

9月
スペイン語に毎日強制的に触れることになり、
「これはどういう意味ですか?」「どうしてこれは~~~なのですか?」「これはどういう風につくるのですか?」などの質問はでてくるようになりました。
相手からの質問は何回も聞き直すし、英語で言ってもらわないとわからないような状態でした。同時に、分からなくてもなんとなく笑ってしまう、うなずいてしまう悪い癖が出始めてしまいました。


書くのは少しずつできるようになりました。DeepLを駆使してコミュニケーションをとっていましたが、

これくらいの簡単な文章であれば何も見ずに出てくるようになりました。
冠詞やpor, paraの違い、á,í,é,ó,úは抜けていたり、コロケーションが間違っていることも多いですが。

10月
まったく会話には参加しませんでしたが、こんなことを話しているのかな、
ということがぼんやりわかってきました。


ふとした瞬間に、「あれ、スペイン語話せるかも」と思ったことも増えてきました。

オランダから帰ってきて、駅のスペイン語を久しぶりに聞いて安心した時とか、

空港に着いたのがオンラインチェックインしていない状態で一時間前で、とっさにスペイン語で色々質問して、相手の言っていることが分かったときとか、

ネイティブじゃない人とスペイン語を話すときには、会話が続くようになったときとか、

急激な成長は見られませんでしたが、少しずつ、進歩してきているのが分かりました。


インターンも折り返しが近くなり、おそらくもうあと半年後には使わなくなるだろう言語をどうして一生懸命勉強しているんだろう、と思うこともあります。
それでも、英語以外の言語で言いたいことが伝わってうれしかったこと、文字通り世界が広がる経験をしたことは、スペイン語を勉強してきたからこそ得られた、大切なものです。

同僚が、「これからのインターン期間で、何か予想もしなかったことが起こるかもしれないよ」と言ってくれたのですが、
その可能性を高めるために、もうすこし頑張ってみようと思います。

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