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しいたけの栄養価を最大限享受するには‟天日干し”でないとね!

キノコ類に豊富に含まれる不溶性食物繊維のβグルカンですが、キノコ類と言っても種類は様々です。

今日は、そのキノコ類の中でも代表格と言っていい、‟しいたけ”について見て行きます。

いきなり科学的な見方をすると、しいたけには、抗腫瘍活性を示す多糖「レンチナン(β1.3/1.6-グルカン)」が含まれており、フコマンノガラクタが抗炎症作用を示すと言われています。(食品免疫学事典より)

抗腫瘍活性と難しい用語が出て参りましたが、要するにレンチナンががん免疫を増強する働きを有しているということですね。

栄養素という面でも、食物繊維はもちろんのこと、たんぱく質や各種ビタミン、ミネラルも豊富です。

食物繊維に至っては、干ししいたけの場合、100g中46.7gですから、かなりの量を一度に摂取できる計算になります。またビタミンDも豊富で、やはり干ししいたけが含有量としては多いです。

ビタミンDは骨を丈夫にするため、妊娠中の方や育ち盛りの子どもに、また高齢の方の骨粗鬆症の予防にも効果的ですね。

ダイエット効果や便秘予防などとも言われていますが、もうここまで来ると、百薬の長的な立ち位置でもいいのではと言う勢いです。

キノコ類は確かに漢方薬の生薬にもよく使われています。そういう意味では、キノコ類(菌類)の食材は、百薬の長なのかも知れません。

画像は干ししいたけです。生しいたけよりも栄養価が高いことは述べましたが、最近の干ししいたけは機械乾燥のものが多く、栄養価にそれほどの差異はないようです。出来ることなら天日干しのものがベストです!

天気のいい乾燥した日に、しいたけをざるに並べて半日ほど日光に当てるだけで、栄養価は見違えるほど豊富に!試してみてください!