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いま、何を食べるのがいいのか!から健康を考える会社 株式会社 ぷろぷろ

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しいたけの栄養価を最大限享受するには‟天日干し”でないとね!

キノコ類に豊富に含まれる不溶性食物繊維のβグルカンですが、キノコ類と言っても種類は様々です。 今日は、そのキノコ類の中でも代表格と言っていい、‟しいたけ”について見て行きます。 いきなり科学的な見方をすると、しいたけには、抗腫瘍活性を示す多糖「レンチナン(β1.3/1.6-グルカン)」が含まれており、フコマンノガラクタが抗炎症作用を示すと言われています。(食品免疫学事典より) 抗腫瘍活性と難しい用語が出て参りましたが、要するにレンチナンががん免疫を増強する働きを有してい

    • 不溶性食物繊維のβグルカンが免疫調節作用を行っているとは!?キノコ食べなきゃ!?

      今日も引き続き、食物繊維をもっと掘り下げるシリーズ!でいきます!第5弾です! 不溶性食物繊維できのこ類に豊富なβグルカンです。 画像は今の時期は旬は外していますが高級食材の松茸。「香り松茸味しめじ」で‟物事にはそれぞれ長所がある!”という意味のことわざがありますが、きのこ類は総じてそれぞれの長所がある食材です。 特に免疫調節成分であるβグルカンは多糖類で、β-1,3/1,6-グルカンには、抗腫瘍作用や抗炎症作用が見いだされています(食品免疫学事典より引用) もう少しβ

      • ルミノコッカス菌のエサになる不溶性食物繊維のセルロースとは!?

        今日も食物繊維をもっと掘り下げるシリーズ!の第4弾で、セルロースを取り上げるのですが、このセルロースをエサにしている腸内細菌のルミノコッカス菌についても触れたいと思います。 セルロースは不溶性食物繊維で、栄養学の本には、玄米やライ麦など穀類の外皮に多く含まれる食物繊維とあります。食物繊維ですから小腸で消化吸収されずに大腸まで運ばれ、その間に有害物質を吸収し、便を増やし、腸内を刺激することで排便を促すと記載されています。 この大腸でルミノコッカス菌がエサにすると言うわけです

        • アルギン酸がメタボリックシンドロームを抑制する!その働きには腸内細菌が仲介しているとは!?

          食物繊維をもっと掘り下げるシリーズの今日は第3弾で、アルギン酸です。 アルギン酸と言えば、わかめや昆布など、海藻のヌルヌルした部分に含まれる天然の水溶性食物繊維です。 血圧の上昇を抑制したり、コレステロール値を下げる働きがあります。そしてなんといっても、腸内細菌のエサになるっていうことですね。 2021年のプレスリリースによると、慶応義塾大学とカイゲンファーマ(株)の研究により、海藻に含まれる食物繊維アルギン酸ナトリウム(以下SA)が腸内細菌を介してメタボリックシンドロ

        しいたけの栄養価を最大限享受するには‟天日干し”でないとね!

        • 不溶性食物繊維のβグルカンが免疫調節作用を行っているとは!?キノコ食べなきゃ!?

        • ルミノコッカス菌のエサになる不溶性食物繊維のセルロースとは!?

        • アルギン酸がメタボリックシンドロームを抑制する!その働きには腸内細菌が仲介しているとは!?

          水溶性食物繊維のグルコマンナンを含むこんにゃくが、実は不溶性食物繊維だったとは!?

          食物繊維をもっと掘り下げるシリーズです!?今日は第2弾で、グルコマンナンです。 栄養学の本を見ると、こんにゃくに豊富な食物繊維と記載があります。それも、水溶性食物繊維の代表選手のような扱いです。 でも、ここで注意が必要なのです!グルコマンナン自体は紛れもなく、水溶性食物繊維なのですが、こんにゃくの製造過程で、こんにゃくを凝固させるために用いる水酸化カルシウムが水溶性食物繊維のグルコマンナンを不溶性にしてしまうというのです。 某こんにゃくを取り扱うメーカーのホームページに

          水溶性食物繊維のグルコマンナンを含むこんにゃくが、実は不溶性食物繊維だったとは!?

          果物から食物繊維のペクチンを摂りましょう!

          今日からは、食物繊維をもっと掘り下げるシリーズです!? 今日は、食物繊維のペクチンを取り上げます。ペクチンはりんごやみかん、苺などの果物に多く含まれています。腸内細菌のエサになり、有害物質を排出する作用があります。 また、ジャムなどの加工食品をつくるときの添加物にも使われています。 D-ガラツクロン酸により構成されいて、非デンプン性多糖に分類されています。 水溶性のものと不溶性のものの2種類あり、不溶性のペクチンは、植物の構造をつくる成分で細胞壁にセルロースを包む層と

          果物から食物繊維のペクチンを摂りましょう!

          食物繊維が腸内を移動する際に不要物をかすめ取る効果の是非!?

          腸内細菌のエサになる食物繊維ですが、今日はもう少し掘り下げて見て行きたいと思います。 栄養学の本を見ていると、食物繊維を摂取する効果として、腸内を移動しながら不要物をからめとり、腸内をきれいにするという物質的なものとして捉えた効果が書かれています。 その結果、便秘の予防や、大腸がんの予防効果も期待できると。この大腸がん予防については、腸内に便が長時間とどまることを防ぎ、腐敗するまえに排便するということだと思いますが、これも物質的なものの効果ですね。 合わせて、乳酸菌のエ

          食物繊維が腸内を移動する際に不要物をかすめ取る効果の是非!?

          食物繊維の摂取基準が来年度から1日25~29gと上がりました

          「腸内細菌の世界へようこそ!」の動画でも、腸内細菌のエサとして食物繊維を取り上げてきています。 健康診断で、食物繊維を摂りなさいと栄養指導された方がほとんどだと思います。動画の中でも、そこからストーリー展開させています。 来年度の食物繊維摂取基準は1日25ℊ~29gと、これまでから1g最低摂取基準が上がっています。 水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の割合など、細かなところは示されてはいませんし、水溶性食物繊維などは腸内細菌のエサとして摂取すべきとは、言われておりません。

          食物繊維の摂取基準が来年度から1日25~29gと上がりました

          「腸内細菌の世界へようこそ!」で第5話で選んだビフィズス菌のエサになる食材とは?

          昨日のコラムで「腸内細菌の世界へようこそ!」の第5話の撮影をしましたと、ご報告いたしました。 昨日の主となる腸内細菌はビフィズス菌でしたが、ビフィズス菌のエサと言えば、水溶性食物繊維ですね。撮影では、水溶性食物繊維の中でもイヌリンに焦点をあてています。 イヌリンを多く含む食材としては、菊芋(画像)があります。その菊芋ですが、秋から冬にかけて旬を迎える食材ですから、通販で購入することになり、1キロ2800円致しました。そこそこなお値段でございました(笑)。 ただ、私自身、

          「腸内細菌の世界へようこそ!」で第5話で選んだビフィズス菌のエサになる食材とは?

          本日、腸内細菌の世界へようこそ!の第5話を撮影しました!予告編は近々YouTubeにて公開予定です!

          今日は、「腸内細菌の世界へようこそ!」の第5話の撮影でした! 5月1日に第1話を撮り終え、5月6月で5話まで撮り終えました。編集の方は2話の途中まで進んでいまして、1分30秒の予告編を近々YouTubeにて公開予定でございます。 その予告編に続き、本編をYouTubeにて配信していきます。 それぞれの回で、主となる腸内細菌が出て参ります。第1話はブラウティア菌、第2話はフィーカリバクテリウムと乳酸菌、第3話はアッカーマンシア、第4話はプレボテラ菌です。そして今日撮影した

          本日、腸内細菌の世界へようこそ!の第5話を撮影しました!予告編は近々YouTubeにて公開予定です!

          抗酸化に働くセレンは、マイナーだけど重要なミネラルです!

          食品摂取基準に定められている13種類のミネラルを追っかけるシリーズもいよいよ11番目になりました。 今日は、セレンです。もうここまで来ると、体内の必須元素とは言うものの、ごくわずかしか体内に存在せず、その働きなど、よくわかっていないのも実情です。 とは言うものの、酵素の構成成分ということは間違いなく、抗酸化作用があるようです。抗酸化と言えば、老化や動脈硬化の予防とイメージできますね。 詳しく見てみると、いわゆる活性酸素の元となる、過酸化水素やヒドロペルオキシドを、酵素の

          抗酸化に働くセレンは、マイナーだけど重要なミネラルです!

          ヨウ素と言えば、まずは甲状腺が思い浮かびます!

          今日もミネラルを一つずつ追いかけるシリーズです。今日はヨウ素です。 もうヨウ素と言えば、甲状腺が真っ先に思い浮かびます。甲状腺ホルモンをつくる材料として甲状腺にほとんどが存在しています。 甲状腺とはのどのところにある指先程度の臓器です。 食事から摂取したヨウ素は胃と腸で吸収され、吸収率はほぼ100%だと言われています。そして、血液から甲状腺に取り込まれます。 海藻類に多く含まれているため、日本人は海藻類の摂取が多いため、欠乏することはないと言われています。腸内細菌も海

          ヨウ素と言えば、まずは甲状腺が思い浮かびます!

          マンガンに多く含まれる松の実は、不老長寿の仙人食だって?!

          ミネラルを一つずつ追いかけるシリーズですが、今日はマンガンです。 メジャーなミネラルの場合は、食と言う視点からの影響力はかなり大きかったのですが、マンガンくらいになると、人の体内で12~20㎎と生体内の組織に一様に存在しているとは言え、微量ではあります。 また、酵素の構成成分として、骨の代謝や糖質脂質の代謝に関わっているのですが、具体的な働きが示しにくい成分のようです。 植物性食品に多く含まれているため欠乏することはなく、摂取しすぎても健康被害はこれと言ってないとのこと

          マンガンに多く含まれる松の実は、不老長寿の仙人食だって?!

          活性酸素の除去など老化を防止する銅の働きとは?!

          ミネラルをひとつずつ追いかけるシリーズ!?の今日は銅です。 銅も昨日の亜鉛と同じく、酵素の構成成分として、赤血球の形成などを行っています。銅も体内には欠かせない必須元素になりますが、その半分が骨や筋肉に、1割が肝臓に存在します。 血液中の銅のほとんどがたんぱく質と結合していて、血液中ではおもにセルロプラスミンという酵素たんぱく質の構成成分として存在しています。 鉄のところで見てきましたが、酸素を全身に運搬するヘモグロビン合成には鉄が必要でした。その際、ヘモグロビンをセル

          活性酸素の除去など老化を防止する銅の働きとは?!

          亜鉛と言えば、やっぱり牡蠣でしょうね・・・

          昨日の鉄に続いて今日もミネラルの中では欠かすことの出来ない、亜鉛を取り上げます。 一言で亜鉛は200種以上の酵素の構成成分として様々な働きをしています。 成人の体内には2gほど含まれ、血液や皮膚に多く存在します。臓器では、腎臓、肝臓、脳に多いとされていて、細胞外液より細胞内に多く存在しています。また、男性の場合、前立腺に高濃度に含まれていて、余談ですが、男性の人気のサプリメントの一つだそうです。性ホルモンの合成など性的な機能にも深くかかわりがあるようですね。 その具体的

          亜鉛と言えば、やっぱり牡蠣でしょうね・・・

          鉄と言えば血液、貧血、ヘモグロビンとイメージ出来るのですが・・・

          今日も人の身体にとって必須のミネラル、鉄を取り上げます。 鉄と聞くと、血液が思い浮かび、鉄分が不足すると貧血になるというイメージですね。そして、ヘモグロビンという言葉も浮かびます。 詳しく言うと、鉄は赤血球の成分であるヘモグロビンを構成していて、肺から取り込んだ酸素を全身の細胞に送り届けています。また、ヘモグロビンだけでなく、ミオグロビンの成分として血液中の酸素を筋肉に取り込む役割をしています。 これら酸素を利用するために働いている鉄を機能鉄と呼び、肝臓や脾臓、骨髄に存

          鉄と言えば血液、貧血、ヘモグロビンとイメージ出来るのですが・・・