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いま、何を食べるのがいいのか!から健康を考える会社 株式会社 ぷろぷろ

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最近の記事

ビタミンBだけがビタミンB群と集められているのはなぜ?

ビタミンの中でビタミンBだけはビタミンB群として、それぞれがナンバリングされていたり、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ナイアシンとビタミンBのくくりとして集められています。 今日はこのビタミンB群を見て行きたいと思います。 画像は、主なビタミンB群の食材です。ビタミンB群の特徴は、水溶性で生体内で主に補酵素として働くことです。3大栄養素の代謝、エネルギー生成には欠かせない栄養素になります。 ビタミンB群の働きは、食べたものがエネルギーになるまでの過程が異なり、役割も違いま

    • ビタミンCを摂取すると美肌になれるのか?

      昨日までのコラムでは脂溶性ビタミンについて見てきました。ビタミンD、ビタミンK、ビタミンA、そしてビタミンEの4種類です。 今日からは、水溶性ビタミンを見て行こうと思いますが、まずはビタミンと言えばというくらいメジャーなビタミンCですね!これは子供の時から、ビタミンの代名詞と思われるくらいの知名度!?です。 すべてのビタミン自体のイメージがビタミンCというのはありますし、画像のようにレモンのイメージもあります。 これは、ビタミンCを含んだ商品開発の商品イメージから影響を

      • くるみを食べてビタミンEを摂取し、長生きしましょう!

        脂溶性ビタミンをここまで見てきましたが、ビタミンD、ビタミンK、ビタミンAと来て、残るはビタミンEとなりました。今日は、ビタミンEを取り上げたいと思います。 画像はくるみです。まさにビタミンEが豊富に含まれている食材です。 薬膳でもくるみなどの種子類は薬効があり生薬として重宝されています。 うるおぼえなのですが、中国の偉人でくるみを毎日食することで100歳くらいまで生きた方がおられました。大昔の話しです。それだけ健康には欠かせない食材だということでしょう。 では、その

        • 美味しそうな‟うなぎ”といえば、ビタミンAですね!

          いきなり、美味しそうな‟うなぎ”の画像から今日はスタートします。 ‟うなぎのかば焼き‟の画像を探していて、一番美味しそうなのをピックアップしました。写真的にはいまいちなのですが、今日は美味しそうなものを選びました。このうなぎは画像から見て、蒸して焼く関東風のうなぎですね。関西風はパリパリに焼く料理法です。私は、関西出身ですが、うなぎは関東風が好きです。皆さんはどちらがお好きですか? と、うなぎの話しで今日は終わりそうですが、うなぎに多く含まれるビタミンAの話しをさせていた

        ビタミンBだけがビタミンB群と集められているのはなぜ?

          ビタミンは体内にどうやって吸収されていくのか?

          ビタミンには油になじみやすい脂溶性のビタミンと、水になじみやすい水溶性のビタミンがあることは、昨日のコラムでお伝えしました。 そのビタミンがどうやって体内に吸収されるのか?ですが、水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンでは、まったく吸収される仕組みが違います。今日は、そのメカニズムを見て行きます。少し難しい用語が出て参ります。私も完全に理解しているわけではございません(笑)。よって、Newtonより引用いたします。←最初から他人に全振りモード!?(笑) 水溶性ビタミンは、栄養素を

          ビタミンは体内にどうやって吸収されていくのか?

          腸内細菌(Bacteroides、大腸菌)も産生するビタミンKとは?

          体内ではほとんど合成できないビタミンですが、例外もあり、その例外の1つビタミンDについて昨日は見てきました。今日は同じく例外の1つ、ビタミンKについて見て行きたいと思います。 ビタミンKについては、どうやら腸内細菌によっても作られるとのこと、非常に興味深いです。 そもそもビタミンは油になじみやすい脂溶性ビタミンと、水になじみやすい水溶性ビタミンに大別されます。ビタミンDとビタミンKはいずれも脂溶性です。 ビタミンKの由来が、血液凝固を意味する「Koagulation」に

          腸内細菌(Bacteroides、大腸菌)も産生するビタミンKとは?

          ビタミンDをつくるために、毎日、太陽を浴びていますか?

          昨日のコラムでビタミンは、体内ではほとんど合成できない有機化合物だという話しをしていたかと思います。 世の中、何でも例外と言うのはありまして、ビタミンDやビタミンKは例外で、体内でも合成できるビタミンであります。ビタミンKについては腸内細菌が力を発揮しているようで、明日のコラムで詳しく書きたいと思います。 それで、ビタミンDですが、よく日光にあたるとビタミンDが生成されると、ご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか? 少し難しくなりますが、皮膚が太陽光のウルトラバイ

          ビタミンDをつくるために、毎日、太陽を浴びていますか?

          ビタミンは体のなかでは、どんな役割を担っているのか?

          最近ちょくちょく、酵素の話しが出て参ります。体にとって生命を維持する上でも非常に重要な働きをしている酵素、この酵素の話しは、後日詳しくお話しするとして、今日はこの酵素を補助するビタミンについて書いてみたいと思います。 これまでのコラムで、3大栄養素(炭水化物、たんぱく質、脂質)については見てきました。今日はこの続き、5大栄養素に含まれるビタミンです。 ビタミンは、3大栄養素の炭水化物、たんぱく質、脂質ほど多くの量は必要としないものの、ビタミンが欠乏すると体の調節機能が著し

          ビタミンは体のなかでは、どんな役割を担っているのか?

          唾液をいっぱい出して健康に!?

          今日の画像は、いきなり酸っぱそうな梅干しです! 梅干しを見ただけで、唾液が口に広がりますよね!? 唾液は消化酵素を含んでいて、口腔内で最初の消化活動を行う重要な液体です。 消化酵素のことは、何度かコラムでも書きましたが、唾液に含まれる糖質を分解するアミラーゼ、そして脂質を分解するリパーゼは、口の中の食べ物を何度も咀嚼することで、唾液そのものをつくっている「耳下腺」「顎下腺」「舌下腺」から分泌されています。 小さいころから親によく言われましたよね?「よく噛んで食べなさい

          唾液をいっぱい出して健康に!?

          ブラウティア菌と血糖値上昇について・・・

          昨日のコラムで、「腸内細菌の世界へようこそ!」の動画配信の経過報告をさせていただきました。この中で、ブラウティア菌が第一話の主役と申しておりましたが、このブラウティア菌について、今日は少し触れていきたいと思います。 このブラウティア菌ですが、一言で言って人間様にはとてもいい菌となります。いわゆる善玉器に属するものです。 ブラウティア菌は麴菌に含まれるグリコシルセラミドの摂取で増えます。偏性嫌気性菌で酸素があると生きていけない菌で、酸素の存在しない大腸に棲息しています。

          ブラウティア菌と血糖値上昇について・・・

          「腸内細菌の世界へようこそ!」の経過報告!

          先月末にYouTube動画「腸内細菌の世界へようこそ!」の試し撮りを神戸で行いました。 初めての撮影で修正点が多々あり、原稿も一部修正し、本日第一話の原稿が完成しました! 少し内容を説明しますと、これまでのコラムでずっと話しをしてきました腸内細菌ですが、人それぞれ、その構成比は違います。腸内細菌には、いい菌もいれば、悪い菌もいます。ここで言う、いい菌とは人の健康に貢献する菌、悪い菌とは、人の健康に悪影響を及ぼす菌としておきましょう。 それぞれ、個々人がどのような構成比な

          「腸内細菌の世界へようこそ!」の経過報告!

          プレバイオティクスの定義から人間様と腸内細菌様のエサを考える!?

          昨日までは、プロバイオティクスの定義や発酵食品について見てきました。今日からは、改めて腸内細菌のエサになるプレバイオティクスの定義からおさらいしたいと思います。 「宿主に有益な微生物を生体外から積極的に取り入れる」というプロバイオティクスの概念に対し、プレバイオティクスの定義は、「経口摂取したときに生体に有益な作用が期待される、腸内細菌を選択的に増やしたり活性化したりすることのできる難消化性食品成分」とあります。 ここで言う、‟選択的な” は悪玉菌に作用するのではなく、善

          プレバイオティクスの定義から人間様と腸内細菌様のエサを考える!?

          プロバイオティクスを満たす7つの条件と‟自分自身の腸内細菌叢”を把握すること!

          昨日は、プロバイオティクスの定義と発酵食品についてでした。 今日は、プロバイオティクスとなりうる条件を7つあげて考えていきたいと思います(本日も食品免疫学事典を参考にさせていただきます)。 まず、1つ目が「安全性の保証」が上げられています。これは言うまでもなく、人体に悪影響を及ぼす菌種では困りますね。安全性の確保は優先事項かと思います。 2つ目が、「元来より該当宿主の腸内細菌叢の一員であること」とあります。投与する菌種が元来から根付いているもののみがプロバイオティクスと

          プロバイオティクスを満たす7つの条件と‟自分自身の腸内細菌叢”を把握すること!

          プロバイオティクスの定義とやっぱりすごい発酵食品!!

          これまでのコラムでプロバイオティクスとプレバイオティクスについては、何回も触れて参りました。ここで改めて、この2つの定義を確認する意味で、何回かにわたり書いていきたいと思います。参考にさせていただくのは、「食品免疫学事典」という、とてもわかりやく解説されている事典です。 まず、プロバイオティクス(probiotics)についてですが、1989年にイギリスの微生物学者 R.Fullerにより以下のように定義されました。 「腸内細菌叢のバランスを改善することにより、動物に有益

          プロバイオティクスの定義とやっぱりすごい発酵食品!!

          難消化性デキストリンもプレバイオティクスとして活用されている

          昨日はプレバイオティクスとなるフラクトオリゴ糖について見てきました。 食品中に含まれるフラクトオリゴ糖の含有量が多いものとして、ヤーコンを取り上げました。そして、粉末状にしたフラクトオリゴ糖も市販されていて、手軽に自分にあった一日の摂取量を摂れるということを考えると、利用するのもありかと思います。 そう言う意味では、難消化性のフラクトオリゴ糖だけでなく、他の食品成分として活用されている「難消化性デキストリン」も自分自身の胃腸の調子に合わせて摂取することもできますね。 こ

          難消化性デキストリンもプレバイオティクスとして活用されている

          腸内細菌のエサが効率的に摂れる食材!?ヤーコン!!

          今日は、フラクトオリゴ糖について少し突っ込んでいきたいと思います。 まず、オリゴ糖が一般的には三糖類以上のものを言われるものが多く、小腸で消化吸収されずに大腸まで届き、腸内細菌のエサになると昨日のコラムでお伝えしました。 具体的に言うと、フラクトオリゴ糖の構造そのものは、砂糖の主成分であるショ糖が核になっています。ショ糖はブドウ糖と果糖が1つずつ結合した二糖ですが、フラクトオリゴ糖はこのショ糖にもう一つ果糖が結合したものです。 フラクトオリゴ糖の由来は、果糖(フルクトー

          腸内細菌のエサが効率的に摂れる食材!?ヤーコン!!