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【リサーチ】コンビニコスメに関する意識調査

コンビニで販売されている化粧品は、普段使いよりも“間に合わせ”や“緊急”用途メインというイメージを抱いている人も多いのではないでしょうか? しかし最近は、ハイクオリティで見た目にもこだわったコンビニ限定ブランドやアイテムも続々登場。たちまちSNSで話題となり、即完売になったアイテムもあるほどです。そこで、コンビニコスメの使用状況や人気のブランドについて、Z世代の女性にアンケートを行いました。

<調査対象>
15~34歳の未婚・既婚女性444人
<調査実施期間>
2022年12月2日~5日
<調査方法>
インターネット調査


若年層ほどコンビニコスメに興味あり!

Q1 “コンビニコスメ”に興味はありますか?

全体では、コンビニコスメの購入経験の有無は問わず「興味がある」が46.2%、「興味がない」が43.5%をわずかに上回る結果となりました。年代別で見ると、最も「興味がある」が多かったのは15~19歳で54.0%、その次が20~24歳で47.7%と、若年層ほど興味を持っていることがわかります。20~24歳は「買ったことがあり、興味もある(23.4%)」の回答率も高くなりました。

一方、25~29歳、30~34歳は、「買ったこともないし、興味もない」の回答が最も高くなりましたが、次点には「買ったことがあり、興味もある」や「買ったことはないが、興味はある」がランクインしているところを見ると、コンビニコスメの存在感はやはり高いということができるでしょう。

次に、購入経験がある人を対象に、どんなブランドの商品を選んでいるのかを質問しました。

Q2 コンビニで商品を買ったことがあるブランドを、全てお選びください。

15~19歳、20~24歳で第1位、25~29歳、30~34歳で第3位にランクインし、最も支持を集めたのは「無印良品」。ローソンで展開されています。コンビニ限定商品などはないものの、抜群の知名度と安定の人気を誇り、化粧品の品質にも定評があるので、初めてコンビニでコスメを購入する人にも抵抗感が低いのだと思われます。

次に多かったのは「パラドゥ」。30~34歳で第1位、15~19歳、25~29歳で第2位、20~24歳で第3位となりました。こちらはセブン-イレブンでしか購入できないコンビニコスメブランドです。2000年に生まれたブランドで長い歴史を持ちますが、近年は特にトレンドをしっかり押さえたパッケージデザインや豊富なカラーバリエーションのアイテムが揃っています。パラドゥのブランドコンセプトは、[「あってよかった」から、「想像以上のキレイ」を叶えるコスメへ]。実際に普段使いのコスメとして購入している人も多いことが伺え、コンビニコスメブームを下支えしているといえるでしょう。

3番目に多かったのは、「Media」。Mediaはカネボウのプチプラコスメブランドで、スーパーやドラッグストアなどでも販売されていますが、コンビニだとファミリーマートのみで購入できます。ファミリーマートは近年Mediaのみならずコンビニコスメに注力しており、トレンド感を盛り込みSNSで話題となった「SOPO」や、コスメキッチンと協業したオーガニックコスメ「Mitea organic」といったブランドも展開しています。Mediaはこの2つと比べると価格の安さが特徴なので、プチプラ需要で多く購入されているのでしょう。

Q3 そのブランドの商品を買うことを目的として、コンビニに行ったことがありますか?

多くの人が「ある」という結果となりました。全体では「2,3回ある」がトップで45.6%ですが、特に若年層の15~19歳と30~34歳は、20%以上が「4回以上ある」と回答しており、日常使いしていることも伺えます。仮に間に合わせ需要だとしても、そのブランドを目当てに行くという行動をとる人がここまで多いということから、Z世代にはコンビニコスメのブランドの認知度は定着していると考えることができます。

価格・見た目・品質で選ばれるスキンケアアイテム

では、どのようなアイテムが購入されているのでしょうか?
Q4 コンビニで買ったことがあるアイテムを全てお選びください

圧倒的にスキンケアアイテムが上位を占めています。メイク落としや洗顔料の回答の多さから、やはり間に合わせ需要なのかと思いきや、そうとも限らない模様。なぜなら急な外泊で役立つトラベルキットやオールインワンクリームの回答は低くなっているからです。そこで、その商品を買った決め手を聞いてみました。

Q5 その商品を買った決め手として、当てはまるものを全てお選びください。

全体の順位は上から順に「価格(52.5%)」「デザイン(47.7%)」「効果・効能/品質(44.4%)」となりました。デザインがここまで重視されているというのは少し意外ですが、たしかに最近のコンビニコスメのデザインはおしゃれでかわいいものが増えており、それがSNSで話題になる一因となっているのは事実です。購入の決め手としてこの3つが挙がることから、コンビニコスメは手軽さだけではなく、価格、見た目、品質のバランスが抜群なアイテムとして認識されていることがわかります。

しかし、コンビニコスメを買ったことがない人にはその魅力を伝え切れていないのかもしれないということが、次の質問から浮き彫りになりました。

Q6 買ったことがない人にお聞きします。コンビニコスメを買わない理由を教えてください。

買わない理由は、購入の決め手とは真逆で「価格が高い・コスパが悪い」が首位でした。「質が悪そう」という回答も少なからずあり、こちらも購入の決め手と逆の結果です。実際に購入したことがないからこそ、こうしたイメージが刷新されないとも考えられますが、イメージが変われば購入しようという人は増えるかもしれません。

コンビニコスメのポイント


① 若年層ほどコンビニコスメに「興味あり」
② 売れ筋ラインはスキンケアアイテム。購入の決め手は価格・デザイン・品質
③ 品質が高いのにプチプラ、という強みをアピールできれば、購買層をより拡大できる余地あり!

需要が“間に合わせ”から“日常使い”へと拡大しつつあるコンビニコスメから目が離せませんね!

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