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「それって難しいでしょ?」が口癖の人が見落としている真実
「それって難しいでしょ?」
が口癖になっている人の特徴について考えてみます。
どうやってできるようになったの?
何気ない世間話の中で、友人が習得したいタスクについて、
「まこさんはどうやったら〇〇できるようになったの?」
と質問されることがあります。
その際、私は「〇〇したらできるようになったよ」
と、真摯に答えます。
すると、友人は、
「それって難しいんでしょ?」
と、再質問がきます。
この質問の回答は、
YESでも、NOでも、どちらでもいいんです。
「それって難しいでしょ?」という質問は、私にとって難しいか、難しくないかを尋ねているわけではないようです。質問者本人が難しいと既に判断しているときに発せられるセリフなんです。
「難しいことはできなくて当然だから仕方ないよね」と自分自身に対して慰め、できない自分を責めないようにしているように聞こえます。
難しいとは?
さて、そもそも難しいとは何でしょうか?
難しいか簡単かの基準は、タスクの種類と人のスキルに応じて主観的に判断されるものです。客観的に10人中1人しかできないから難しいとか、10人中10人ができるから簡単です、といった統計データはほとんど存在しません。
私には簡単で、あなたには難しいこともあれば、その逆もあります。それぞれの取り組むタスクとその人のこれまでに習得したスキルによって、難易度は主観的に判断するものと考えます。
私が過去に習得したスキルの多くは、自分の意思でやりたかったことです。達成するための方法や手段がわかっていたので、実行すればOKなんです。ただ、行動するだけです。
難しいか簡単かはこの際関係がなくて、実現可能性があるかどうかだけを問うことが必要です。
実現可能性があるかどうか
実現可能性とは、ある計画やアイデアが実際に実現できるかどうかを評価することを指します。達成する目処があるかないかをあらかじめ見ておくことは必要だと考えています。
4つの例を取り上げてみます。
下記4つは、実現可能性がありますか?
例1:プロ球選手になりたい
例2:外資系企業に転職したい
例3:英語が話せるようになりたい
例4:資産形成をしたい
例1:プロ野球選手になりたい
プロ野球選手になりたいと夢を持っている男の子がいます。小学校の少年野球チームに所属している男の子は実現可能性があります。
難易度が高いか低いか、この際関係がありません。進むべき道があるかどうかだけです。努力の量も人に応じて違うものですから、これも関係ありません。本人の努力によってスキルがプロ野球に入団できる基準を満たせば夢は叶います。
「それって難しいんでしょ?」と思いませんでしたか?
それは、あなたが思っただけで、野球少年は思ってないから目指すんですよ。だって可能性があるのですから。
一方、小学校の時に少年野球チームに女の子も所属しています。この女の子にプロ野球選手になりたい夢は叶うのでしょうか? この場合は、実現可能性がありません。難しいとか、簡単とかの前に、進むべき道がないのです。
例2:外資系企業に転職したい
外資系企業に転職したいと希望している会社員の場合、実現可能性はありますか?
人によるってみんな思うでしょ!
私はアメリカ資本の会社で勤務していました。ホワイトでやりがいもあり、給料も高かったので、転職による年収アップしたい人には勧めています。アメリカに限らず、日系以外の製薬会社の給与水準は高いです。
こんな話をすると、
「それって難しいでしょ?」
でた〜このセリフ。
まこさん心の声:
「努力をしようとしないあなたには難しいですよ。」
実現可能性はどう思いましたか? もちろんありますよね。せっかく実現可能性があるのに、自らの意思でみすみす棒に振ってしまう人に多く出会います。
例3:英語が話せるようになりたい
ある方が英語を話せるようになりたい願望を抱いた時、実現可能性はありますか? ここまで読んできたのですから、そうです、もちろんありますね。
そもそも、一般的な日本人は高校あるいは、大学まで英語を学んで卒業しています。基礎の文法を学んでいるので、難易度が低く、実現できそうです。
「それって難しいでしょ?」
と思った方は、もちろん、あなたが自身のレベルを知っているからそう思っただけですから自由ですよ。
ただ、意欲満々の学習者、特に息子や娘たちに「難しいんでしょ?」を連発して、実現可能性があるのに、実現できないという印象を植え付けないでくださいね。
無限の未来がある子どもたちを、親のちっぽけな世界に押し込めないでください。
例4:資産形成をしたい
この願望は、ボランティアとしてお金の相談を受ける私は、頻繁に聞いている願望です。
資産形成には方法があります。マニュアルに従って行動することで誰でもできます。難易度が高いか低いかは人によりますが、実現可能性はもちろんあります。
相談に乗ってアドバイスをする時に、
「それって難しいでしょ?」
このセリフが相談者さんから出ると、
まこさん心の声:
「あなたはやる気がないんですね」
と言いたくなります。
勝ち抜く必要はあるのか?
勝ち残る必要があるもの
例1:プロ野球選手になりたい
例2:外資系企業に転職したい
は、勝ち残る必要があります。
プロ野球選手になるには、プロ野球球団に所属できる選手人数はルールで決まっています。その枠の中に入る必要があります。自分がどれほど優秀な選手でも、それ以上のレベルの選手多ければ、その枠に入ることはできません。つまり、勝ち抜く必要があります。
外資系企業への就職、転職も、企業が求人募集をする人数に制限があります。ジョブインタビューにより選定されますので、勝ち残る必要があります。
大学入試なども同様ですね。例えば東京大学に入学するには、◯人の枠の中に入る必要があります。限られた枠の入るには勝ち抜かなければいけません。
勝ち残らなくてもいいもの
一方、
例3:英語が話せるようになりたい
例4:資産形成をしたい
これは勝ち抜く必要ありません。一定の基準をクリアした人は、全員が達成者となります。努力を積み重ねれば、実現可能性があり、達成可能なものです。
◇ ◇ ◇
難易度を論じるとき、枠があり勝ち抜く必要があるものは難しく、一定基準をクリアすればいいものは、難しくないと判断できそうです。
個人の技量ややる気に左右されて、難しい、簡単を判断しないで、ちょっとちがった判断基準に入れることで、いつもと違った見え方ができるのではないかと考えました。
自分だけの努力だけで達成できるものは頑張り次第で夢が叶います。相手側からの審査や枠の制限がないのだから、言い訳しないで行動するだけですよ。
それって難しいでしょ? が口癖になっている人の特徴
実現可能性があるものを「それって難しいでしょ?」と発することで、自分ができなくても仕方ない納得させてはいませんか?
「それって難しいでしょ?」と質問して、
相手が「難しいけど頑張ればできたよ」と答えると、難しいなら私には無理ねと納得したり、
相手が「簡単だよ、行動さえすれば大丈夫だよ」と答えてくれたのに、その人にとって簡単で、私には難しいと決めつけたりしていませんか?
「それって難しいでしょ?」が口癖になっている人の特徴は、行動したくない自分を隠しておきたいので、根拠のない”難しい烙印を押す” 他責思考の成せる技なのでしょう。
自分は悪くない、難しいから仕方ないじゃんと、自分以外の何かに責任をなすりつけて、自分を正当化しているようですね。
人それぞれの生き方があるので、個人の自由ですが、一度、立ち止まって「本当に自分がしたいことは何か」を冷静に書き出してみることがお勧めします。
実現可能性さえあれば、難しいとどうかは関係なく、行動に移すことだけです。
だって、それはあなたが本当にしたいことなんでしょ!
すればいいじゃん!
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フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com