見出し画像

promenadeのはじまり

彩りに満ちあふれた発見の連続である人生を、
まるでお散歩を楽しむように生きていきたい。
わたしたち promenade(プロムナード)はそんな願いを胸に、
大切な人とともにかろやかに歩んでいく人生へとお誘いをしていきます。

promenade 主宰の中野陽子です。今回は、わたしとパートナーである綱嶋航平のふたりで活動するユニット ”promenade” のはじまりをお届けします。

promenade が生まれたストーリーを通じて、わたしたちのことを知っていただけたら……そんな想いで自己紹介の筆を執りました。お読みいただけたらうれしいです。

○はじまりのきっかけ

まだ東京の立川に住んでいた時のこと。わたしたちふうふの毎朝のお散歩コースである ”GREEN SPRINGS” という素敵な商業施設でのふとした会話がはじまりでした。

陽子「なんかさぁ。パートナーシップに関することがやりたいんだよねぇ。」
航平「お〜、いいねぇ。」
陽子「なんかさぁ。(ワークショップとかはまだ先だと思うんだけど…)読書会とかやりたいかも。」
航平「いいじゃん!やろうよ!
陽子「(えっ!一緒にやってくれるの!?)」

わたしは、ふとした呟きのような声をきちんと受け止めてくれたパートナーの温かさに感動しつつ、初めての読書会の開催に向けて準備を進めました。

勢いそのままに企画したものの、最初の読書会はなかなか人が集まらず、参加希望者はたったの1名。参加してくださることへの感謝を抱くと同時に、この活動の未来を想うと少し肩を落とす気持ちもありました。

しかし、実際に会を開いてみると、参加してくださった方からはとてもうれしい感想をいただきました。この声のおかげで「これは本当に意義のある活動だ!もっと広げていきたい!」という確信が、ふたりの中に芽生えたのです。

パートナーシップを育むことは、ふうふ・カップル間の関係性を豊かにするだけでなく、その好循環はさまざまな関係性に影響を与える。それはきっと、人生全体を豊かにすることにもつながる。そしてわたしたちふうふも学びながら、豊かな関係性を育んでいきたい。そうした想いがより強くなる経験をさせていただきました。

この階段をのぼりながらのふとした会話がきっかけに

○”promenade”の誕生

読書会を経て「これからふたりでさまざまな活動を一緒にしていきたいね。そしてそれはパートナーシップに関わらず、その時々に立ち現れるテーマを扱えるしなやかさも大切にしたいね。」そんな話をするようになりました。

これから活動していくふたりに名前をつけよう。

そうして、いつものお散歩コースでふたりのユニット名を考え始めたのですが、お互いの真面目さが顔を出し始めて、少しの停滞感が生まれてしまいました。そんなときに、こんなやりとりが起きたのです。

陽子「なんかさ〜。堅いよね。もうちょっと遊び心というか、なんか欲しいよね。」
航平「例えばどんな?」
陽子「う〜ん。マザーハウスみたいな?(たまたま目に入ったショップ名を言ってみる笑)」
航平「なにそれ笑。」
陽子「ははは。なんか散歩みたいなさ、もっと道端に咲く花に目を向けたり、寄り道したりさ、なんかそんな感じのことが表現できるといいよね。」
航平「あ〜。なんかふたりがよく聴く音楽からヒントないかなぁ。」
(ふたりでSpotifyのリストを見てみる・・・)
陽子「この、"promenade" ってどういう意味かな?」
(Google検索をする・・・)
ふたり「”散歩道”じゃん!!!」

なんと、ふたりの大好きな習慣である ”お散歩” に関連するキーワードが立ち現れてきました。思いもよらぬ偶然に興奮しつつ、パートナーシップに限らないさまざまなことを試しながら、まるでお散歩をするように歩んでいきたいという願いを込めて、ふたりのユニットを ”promenade” と名付けました。

このシーンが、今でも印象深く心に残っています。真剣さだけではなく遊び心を大切にする。そんなやりとりがあったからこそ創造性が増し、立ち現れてきた感覚。パートナーシップを育むプロセスもこんな風に歩んでいけたら。そんなことを感じるやりとりでした。

promenade誕生の地

○これからのpromenade

ふうふやカップルのパートナーシップを育むためのワークショップ、読書会、コミュニティなどの場づくりをしていきたいと思っています。

関係性を育んでいくために助けとなる知識を学べるだけでなく、参加者同士の対話も大切に扱っていきます。そして、実際のパートナーであるわたしたちふたりが場を創っていくことにも大きな価値があるのではないかと感じているので、実体験も活かしながらパートナーシップを育んでいきたいみなさまにプラスとなる機会を提供していきたいと考えています。

今はパートナーシップに関することを企画していますが、将来はさまざまなことにチャレンジしていきたいです。お散歩をするように脇道にそれてもいい、自分たちのペースで歩んでいけるといい。ふたりがそのときに心が動くものが組み合わさって進められるといいね、と話しています。

○きっかけとなったわたしの想い

最後に、promenade発足のきっかけとなったわたしの想いを言葉にしておきたいと思います。

パートナーとともに暮らしはじめたのは、2021年の秋。それまでのわたしは、パートナーシップに限らず他者との関係性を育み続けることの難しさを感じたり、「関係性を育み続けることは、自分には向いていないかもしれない。」とさえ思うこともありました。しかし、パートナーと生活をともにする中で、自分の中に ”あたたかな安心感” が芽生えていることに気づきました。その体験は、わたしにも関係性を育み続けることができるのかもしれない、と思わせてくれるものでした。

この経験を通して、ふうふ・カップルのパートナーシップが豊かで安心できる状態をつくることは、家族や仕事など他の関係性にも良い影響を与えるのではないかと感じるようになったのです。だからこそ、みなさまにパートナーシップについて学びあえる機会をお届けしたいと思っています。

「関係性」というテーマは、幼少期からこれまでを振り返ってみると、ずっと通底しているテーマなのかもしれません。promenade の活動を通して、パートナーシップというテーマにやわらかな好奇心を向けながら、自分自身も健全に関係性を育めるようになりたいし、関わってくださるみなさまとも知見を分かちあえることを願っています。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?